ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3219】 拉麺 冠尾 武蔵小山 (東京・武蔵小山) 鶏清湯 醤油拉麺 ~王道で馴染み易い鶏醤そば!ほっこり気分に最高の一杯!

<ランタイムの孤軍奮闘〜明るく頑張る一人オペ頑張れ>

 朝に現地入り、早々に仕事を終えてその日の一大タスクを終える。あとは事務処理のためにオフィスに戻るだけー・・・。嗚呼、一日いい気分ってな感じです。こういう日こそ、どこか遠回りして良い昼飯としたいところですが、エネルギーを使い果たしそんな気力すら起きないのでした・・・。大人しく都営三田線でゆっくり座りながら戻ることとしました。
 

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 さて今回は武蔵小山で途中下車。狙いは恵比寿の「らぁめん冠尾」の2号店とすぐにわかるその店名。「拉麺 冠尾 武蔵小山」さんです。実は過日、開店日を間違ってしまい、近くのつけ麺屋へ逃れたばかり。今回は、休業日を確認してからやってまいりました。
 

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 店前までやってくると、妙な人だかりがある。かなり老齢なお方たちばかりでして、ラーメン屋の行列としては珍しい。と思っていたらちょうど街が用意した休憩ベンチが置いてあるだけでして、そこで世間話をしているだけでした(笑)。ちょっと焦ってしまった自分が恥ずかしい。今回は、メニュー表筆頭にある、「鶏清湯 醤油拉麺」とさせていただきました。800円也
 

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<オーディナリーな鶏清湯に醤油のキレ明るく!淡麗と清涼感で楽しませる!>

 ランチタイムピークとあって、行列はできない程度に客が出入りする状態。一人オペレーションでした。先客の替え玉コールが頻繁にあったりして、かなり忙しそうな雰囲気がアリアリです。私の食券がいつ回収してくれるのかと居心地わるそうでしたが、接客は明るさと丁寧さそのもの。忙しくても心を忘れているわけではありません。ただ・・・私だけお冷出すのを忘れてるだけですね(別に飲まないからいいけど)。そんな多忙極まるタイミングで配膳されたのが、この麺顔です。
 

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 お!?どこかしら懐かしさに近いほっとする麺顔。いかにも普通の醤油ラーメンという感じで、チャーシューが全体がクラシカルになるのを抑えてる明るさがあります。深く透明感のある醤油感は、いかにもオーディナリーという感じですが、微妙に表面を香味オイルが覆い、かすかなワックス感があるみたい。トッピングのモヤシというのも実に久しぶり。わが青春の醤油系ラーメンには、必ずこういうモヤシがあったために、懐かしさを覚えます。
 

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 しかし見栄えからは、意外にも感じる醤油感のキレがあります。古式にのっとった醤油と魚醤と生醤油の3つをブレンドされているとのこと。確かに醤油らしい発酵系の風味が豊かです。カエシが鋭いが軽やか。シャープなようで優しい。かなり好みな味わいです。香味油の加減か、個人的にはそこに清涼感を感じ、例えばまるで生姜の風味が溶けているのかとも空想してしまう・・・・。しかしそんなジットリ刺激感ではなく、あの軽やかな風味と味は何なのだろうと、今でも不思議に思っています。
 

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 またこちらのブランドは、鶏専門とあってベースの鶏スープも見事な仕上がり。きっとブランド鶏などをいくつか混ぜているのでしょうか。鶏油のような色気すくなくとも、淡麗なるスッキリさがある鶏ガラ感覚がたまりません。醤油タレの感覚よりアシスト側に回ったような味風景。意外にさらっとしている鶏コクです。
 

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 昆布系の旨みも溶けており、また魚介感があるからこそ、落ち着き感が深く出ると勝手に妄想しとります。動物感だけだったら、もっと明るく弾けるはず。全体的に淡麗系に落ち着かせているところに、煮干の効き目があるよう思えてなりません。また後半に少し昆布酢を投入しました。酢が落ちたところから、軽くスープが濁りだす。そして味わうと思ったよりも、酸味が少なく、むしろ甘味が増すかのようです。昆布酢だけだと、酸味が強くて昆布が分からない味だけど、こうやってスープに垂らすと、酸味が反応する部分と、酸味から解放された昆布の風合いが、分解されたような味の広がりがありますよ。これは、醤油系でも酢の投入は、今後いろいろ試してみたくなりますなー。



<程よいクスッとした歯応えの一方で、汁の持ち上げ良く、替え玉誘う良質感!>

 はっきり言って、麺が旨い。替え玉150円だったから、ちょっと50円分だけ躊躇してしまいました。醤油清油によくある、極細系のストレート麺。加水はほどほど中程度。しかし茹で上げのコントロールは、淡く芯を残すようなクスっとした歯応えを感じさせます。当然グルテンの風味も楽しめる。ところが、密度感が高くないからなのか、表面は醤油に確実に染まっているようにも思えます。なので、グルテンの風合い直後に醤油系の旨みがしっかりと伝わるので、麺が余計に味わい深く感じられます。
 

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 またスープの持ち上げもよく、麺と麺とがよく貼りつくし、とても滑らかな口当たりと啜り心地です。単に濡れるだけでなく、やや浸透させて、毛細管現象で汁を吸い上げる・・・。替え玉どうしようかと考えて、悩んでいるうちに、スープをどんどんと飲み込んでしまい、今回は断念しました・・。しかし麺の印象が良かったので、また来たいし、つけ麺なども開発されんだろうかと妄想をしはじめております。
 

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<二種鶏チャーシュー!ローリングもも肉と、パフパフ胸肉旨し!>

 さすが鶏専門の店。和風感ある鶏もも肉のロールと、今や鶏チャーシュー主流の胸肉です。これはテッパンですな!旨し!!!。特に、もも肉の方には軽く焙りが入っているほか、脂の甘味と醤油スープの味わいが一体化して、鶏煮込みに近い旨みもありましたよ!。これなら日本酒と合わせたい味わい。また胸肉は、言わずもがなあっさり塩味で、肉本来の風味もふわっと感じる。ワサビのせたら旨そうだ。これは焼酎に合わせたいね・・・・。昼間から、酒のことばかり考えているオレですー。
 

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 総じまして、「王道で馴染み易い鶏醤そば!ほっこり気分に最高の一杯!」かと。一人オペでは何かと大変でしょうから、早く軌道にのって人を入れたいですね。そうしたらラインナップももっと増えるかと。すぐそばには、「風は南から」さんもあったりして、カニバるのが懸念されますが、全体で盛り上がってほしいもんです。また来ますー。とそんな春の盛りに拉麺を堪能できる幸せを忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。



   薫風が
   昼の気だるさ
   心地よく


   撫でる麺顔
   鶏出汁香る



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


YouTubeでまとめてみました!
 

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