ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3213】 麺庵ちとせ (東京・曙橋) 醤油チャーシュー + 冷酒特別純米伯楽星 〜レアチャーシューの行き着く先はこれ!?東京一級品の完成度高きチャーシュー麺!

<翌日から仕事が修羅場何で、ちとせで肉祭りしてみた結果〜>
 
 憂鬱な日曜日。よりによって朝から雨。そして月曜日からちょっとした仕事上の修羅場の連続が予定されており、いつにも増してますます憂鬱なのであります。平日と変わらない時間に起きて、ちょこっと仕事の準備をして、さてさて一区切りつけて何をしようか(どこのラーメン屋へ向かおうか)。とりあえず、あてもなく中央線に飛び乗って、揺られながら考えてみよう。
 

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 などとぼけっとしてたら、あっという間に新宿に着いてしまいとりあえず、のどぐろそばを狙ってみた。ところが大行列・・・そして退散。そこで濃厚煮干を狙ってみたが、こちらも混んでる。どうせ混むならと、新宿三丁目から曙橋へ移動して・・・・麺庵ちとせでまったりと過ごすこととしました。
 

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「そうだ!ちとせで肉祭りやってみよう!!」
 
 実は高校の頃モテなくて、そんな仲間とある友人によく相談を持ちかけていたっけ。その時のヤツのアドバイスが「そんな時は肉食え肉!肉!!肉!!!」といったいたって不可解なものだったっけ。自分を強く見せよう(女の前で)と思ったら、大胆に目の前で肉を食って見せるのだそう。そんなアホでどうしようもない話をマジで信じ込んでいた私は、大学生にもなってまだそれを信じて実行してしいたのでした。就職で上京してから、同期に注意されてようやく目覚めた・・・。急にそんなつまらないことを思い出してしまうとは、やはり気持ちが凹んで、ヘタれているのでしょう。肉くって活力を得たいと思ったのでありました。
 

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<冷酒特別純米伯楽星:アテ込みでもお得感ありあり!>
 
 しかし私は、酒から逃れられない。いつもの定番でまずは「冷酒」をいただきました。アテに肉がつくのを承知で、あえてまた肉盛りなのを注文するのだから、アホさ加減は今でも変わりませんな・・。しかしくどいのだが、これの肉に300円400円払っても惜しくないね。いつもよりブロック肉に厚みを感じられたが、これはご店主のサービス精神だったのか?。嬉しいことをしてくれます。
 

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 そして冷酒。とっくりに表面張力で溢れんばかりに注いでくれる。溢れるのが勿体無いので、とっくりに口つけて少しすすり、そして猪口へと注いで味わいます。冷えても図太い純米らしい旨味が凛々しく、甘みと感じる味わいの後味に、辛口のさっぱりしたキレが広がる。そこに肉を口の中に放り込むのだ。肉には少しアテ用ににんにく醤油っぽいニュアンスを垂らされており、これがまた酒を誘う。無限ループに入り込んでしまうのですー。
 

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<まさに肉祭り状態であった〜いきなりステーキ!ならぬ、いきなり醤油チャーシュー!>
 
 昼酒は回るのが早いね・・・・。肉が美味すぎてバクバク食ってしまうのと比例して、酒が進んでしまいます。ご店主が「少しラーメンのご提供を後にしますか?」と訊いてくれたが、ほぼ徳利が空きそうだったので、作り始めてくださいと伝えました。そんなやりとりの数分後、私の目の前にやってきたのが・・・この麺顔です。
 

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 おおおお!肉しか見えない!この大胆さ、ゴージャス感。この肉から来る圧迫感は、実に久しぶり!。先日家族で「いきなりステーキ」へ行って、1ポンドのリブロースステーキに対面して以来の肉圧迫感ですよ!!。一枚一枚がとてもでかい。そしてそこそこの分厚さがあり、最新薄型スマホの厚さくらいはゆうにありましょう。ハーウェイP20を、6枚重ねて並べ立てたような凄みですよ。
 

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 これを一枚一枚、剥がしながら食らって、麺をすすって、汁を飲む。そして次の一枚へと・・・剥がしの工程が進みます。肉よりも麺の方が先に減ってゆく(笑)。しかもこの肉の柔らかさが半端ありません。繊維が細かく柔らかい上に、筋っぽい部分がなくて、歯で安易にちぎることができる!。肉を噛み千切る瞬間は、ライオンの気分だね。高校の頃の友人アドバイスは、今になって分かる気がする・・・遅すぎたか。こんないい肉を噛まずに味合わず丸呑みするのはアホだ。それでは爬虫類のすることではないか。そんな肉を食うことの喜びに包まれて妄想を広げていたのですが、昼酒って本当に酔いが深くなるので困ります。
 

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 一番最後の肉は、すでにスープの熱で少しばかり変色してしまいますが、それはそれで良し。ミディアムレアっぽい仕上がりと受け止めて、しっかりと味わい切りました。ひょっとしたら、一番最後のが一番うまかったかもしれません。肉の素材の味わいと、脂身の余さと、薄味に仕込まれたタレの風味が見事に調和。最近はレアチャーシューがラーメンでも隆盛してますが、このスタイルのチャーシューの行き着くところは、この肉かもしれません。
 
 
 
<まさにシルクだ!きめ細かでしなやかさこの上なしなストレート細麺!>
 
 スープにも、肉にも脱帽なテクニック感を発揮しますが、こちらは自家製麺。この麺がまたすごい。ほのかに全粒の打ち込みが感じられますが、表面は極上の漆喰のようにきめ細やかで、風味が豊かです。そこにスープをゆったりと吸い込むところがあって、麺全体がとてもしなやか。麺と麺がひっ付き合うので、スープの持ち上げもすごくよく、汁の旨味と炭水化物の風味が、唾液で分解され、昇華した美味さに再結合されるのが素晴らしいー。
 

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 当然すすりあげもライトで優しいね。口当たりが軽いから、ずぼぼぼぼぼって啜りあげるのがいちいち楽しみ。前歯ではスパスパサクサクと淡白に切れ込み、奥歯へ運び込み力を入れるとクチっと安易に潰れこむ。海苔に巻いて食っても美味そうだけど、こちらにはトッピングにも追加メニューにも海苔がないのが、少し不思議かも・・・・。きっとそれでは厚化粧になってしまうとのご判断なのでしょう。
 

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 そんな途中で、少し遊び心でメンマをくらう。少し分厚くカットされたそれは、繊維がとても細かくて、方向に対して垂直に前歯を立てても引っかかることがない。シャクリとちぎれた感覚が楽しいです。味わいも深いのですが、アッサリとした食べやすいもので、冷酒に絶妙に合います。少し残しておいて良かった良かった。
 

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<これだけ肉肉しいインパクトあっても、和の落ち着き感じる醤油の淡麗さと円やかさ!>
 
 これだけ肉に意識を支配され、肉エキスを染み込まれているスープですが、淡麗さに陰りは見せません。鶏ガラの芳醇さが見事ですが、鶏油がギトつくことはなく、明るさというよりしっとりさを感じる動物感というかな・・・。魚介も染み込んでいると思うけど、それはかなり控えめな印象で、乾物の旨味がじんわりと響きます。節系とか昆布?椎茸のような落ち着く旨味がある一方、野菜類の優しい旨味すら覚えるけど、冷酒で酔いが回っている舌感覚ですから、あてにはなりませんーーー。
 

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 先日塩を食しましたけど、塩よりは落ち着く感じがしますねー。塩の方が明るいかな。ひょっとして香味の違いがあるのでしょうか。また、麺が吐き出す風味が後半に溶けるのが異様に上手く感じるけど、この少し霞がかった麺の風味は、醤油の味の方が相性が良いかも。どちらも塩も醤油も美味いけどー。
 
 ひとしきり、肉、麺、汁と堪能してから、少し残ったスープを味わいつつ・・・・お冷で舌を洗い流して、また残った冷酒をチビチビとやりました。スープをアテに冷酒を飲むアホは私しかおらんと思うけど、お隣の客視線を感じていたのは、きっとそんな目線だったのでありましょう・・・。
 
 
 
 総じまして、「レアチャーシューの行き着く先はこれ!?東京一級品の完成度高きチャーシュー麺!」と言う感覚しか思い付きませぬ。しばらく、この店で汁系を食するとき、この肉祭りの続きをやらかしてしまうかもしれません。チャーシューメン自体がご馳走なんだけど、こちらのチャーシューで埋め尽くされた一杯は、さらにその上をいくご馳走に他ならない!。気持ちが凹んだときとか、気合を入れたいときには、この一杯を激しくオススメしたいと思います。もちろんデートのときにも!!祭りの後は寂しいが、肉祭りなら気持ちが盛り上がりますのでー。ということで肉くって男の野生を取り戻したところで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   逆境を
   肉の祭りで
   乗り切ろう
 
 
   野生で食らう
   極上チャーシュー
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 
 

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