ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3199】 煮干しつけ麺 宮元 (東京・蒲田) 極濃煮干しつけ麺 中盛り ~確かな質感、確かな味わい、確かなコストパフォーマンス!大田区筆頭の濃厚煮干

<一気に汗ばむようになったら・・・・気分はつけ麺だ!>

 少し前に雪と霙が降ったかと思えば、もう晩春か初夏を思わせるような陽気になったりします。多忙な決算期に体調を少し崩したり、花粉症でよく夜に眠れなかったり、毎年春は、体がボロボロでです。それでも何とか生きているのは、「きちっと土日が休めている」ことと、「ラーメン活動というポジティブさ」があるからでしょう。もう地獄の2013年のようなことはしたくない~。

 

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 しかし疲れが蓄積しているのでしょうね。京浜東北線で座って移動してたらエアコンの涼風がとても気持ちよく・・・品川乗り過ごして蒲田まで来てしまいました。昼飯ピークをずらして品達で食うつもりが、計画台無しです。でも蒲田も悪くない。蒲田と言えば、店はいろいろあるけれど、まず頭に浮かぶのが「宮元」。時間帯からして行列が予想されます。そこで一応、混み具合を確認だけするか・・・と訪問してみたら、なんと待ちなしですぐ入って食える状態!。これはラッキー!!!ということで、速攻入店。その後続々と客がやってきた。寝過ごしてアンラッキーだったけど、実は超ラッキーでありました。

 

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 いらっしゃいませ!という出迎える声で、眠気が覚めますな。今回もスタフ一同は、体育会系のノリで大声をかけあってます。実は、この店「煮干しつけ麺 宮元」と言うのに「つけ麺」をまだ一度も食ってない私。それでは申し訳ないし、じつは暑さでつけ麺気分でありまして、「濃厚煮干しつけ麺」とさせていただきましょう!。味玉も追加しようかと思ったんだけど、麺中盛り+50円というのが魅力的に見えて、今回はそれにさせてもらいました。

 

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<ご遠慮無用のニボニボ煮干し感覚は、動物系重厚さを相まって攻めてくるのだ!>

 つけ麺待ってて、後客のラーメン(汁系)が先に配膳されても、それはそういうもんだろうと思うし、別に気にしない。しかし、とても店側が気を使ってくれて、私の顔、私の目を見て「つけ麺の方、順番前後して申し訳ないです」と丁寧だ~。たまたまじゃなく、他客のケースでもみな同様の対応だわ。やるね!。そういう丁寧さの拘りって好き。その丁寧さは配膳にも表れており、「大変熱いですからお運びいたします」と高台に置かずに、カウンターの目の前に配してくれたのが、この麺顔です。

 

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 ううう・・・いかにも一燈系譜の落ち着いたダークブラウンつけダレと、濃ゆめのアイボリー太麺のコンビネーション。もう何度も見てきたような風景ですが、これが実に飽きません。チャーシューがデデン!と大きな態度。つけダレには、何がゴツゴツとした物体がある雰囲気で、期待のハードルが自然と上がります。

 

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 まずは定番でつけダレから、一口味わってみることに。ドロドロとしている中にいろいろな欠片が入っていて、玉ねぎの微塵切りとか、ゆず皮の欠片とか、薬味ネギやら煮干しの欠片など。メンマが底に沈んでいるのが印象的でした。なかなかニボニボ感が上品です。もっとニボ苦みでワイルドかと思っていたのですが、苦みもありつつ重くない、緩やかな甘味も感じます。醤油ダレに似たような香ばしさも溶けている感じもしたような気がします。確かに「煮干し」系食ってるという満足度は高い。

 

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 しかし、想像していたよりも動物感も濃ゆめでした。甘味と塩気は、かなり動物系のコラーゲン感に寄り添う感覚で、旨み自体がこれによりかなり増幅したようなイメージ。個人的には、つけダレが口の周りに付いたときの、張り付き感に鶏系コラーゲンの存在を感じました。モミジも投入されているような感じです。濃厚にして、苦味も効いた味わいでしたが、胃袋にずっしりと重くなくスルスルと食い切ってしまいました。

 

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<全粒混じりで風味を感じつつ、ヌチヌチした密度感ある弾力!中盛りで大満足感!>

 美しく整った麺線。小麦のナチュラルなアイボリーに全粒粉の打ち込みが感じられます。かつて10年程度前に隆盛した低加水極太麺を連想させますが、こちらは随分と肩の力が抜けたような自然体の気楽さが感じられるようです。歯ざわりもヌチヌチと密度感と湿り気を感じさせ、つけダレとの絡みもいい感じ。スベリというより、にゅるにゅると滑らせながら啜り食う感覚です。

 

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 前歯を立てるとヌチヌチとした引き締まった反発があり、奥歯へ運ぶとヌッツリとした低反発。そのあとですり潰すとクチリと弾けて、グルテンの風合いとタレの重厚なエキスと一体結合して旨みを発する。この隙間に玉ねぎの欠片が混じりこんだりして、ゆるいクランチ感も競演します。捩れてた部分は気を付けてすすり上げましょう。意外と汁ハネがしやすい。

 

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<デフォルトでもかなりの質感とボリューム感!肩ロースとばら肉の競演!>

 これも低温を意識して手間がかかってる二種豚肉です。肩ロース3枚、大ばら肉1枚。バラ肉は焙りの部分も確認できます。どちらも味付け自体は薄味タイプ。しかし周囲の部分はまるで燻製のように香ばしく、中は脂の甘味と赤身の本質的味わいが、しっかりと味わえましょう。ライスよりも酒にあうタイプ。それにしても、デフォルトでこの質感と大きさ厚さ、そして枚数ボリューム感は、さすがですな!。中途半端な特製ラーメンよりは、肉の質も量も凌駕しているような感覚。この肉で、全体のコストパフォーマンスに違いを見せつける感じです。

 

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<セルフポット形式の割スープ・・・・気楽に好き勝手に味わう>

 最後は、割スープ。カウンターのあちこちに備わっているポットから、自分で注ぎ入れます。そのまま飲むには薄味で淡い魚介スープ。濃厚つけダレに相当注いでも、味がぼやけるようなリスクは低そうです。苦味一歩手前の煮干しの甘エキスが溶けている・・・。当然、ほとんどの客が残ったつけダレをこれで割ってすべて飲み干す。中には、旨すぎて空になったつけダレ器に、割スープを入れ、素で味わっている方もおられたりしてます(笑)。

 

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 総じまして、「確かな質感、確かな味わい、確かなコストパフォーマンス!大田区筆頭の濃厚煮干」という感覚かしら。いやー、本当に今回はラッキーなタイミングでサクッと食えることができまして感動してます。やはり、蒲田に来たら、どうせ混んでると諦めずに確認するようにしますー。濃厚煮干しでも、一日中ゲップまで煮干し臭くならないのもいいね。また来ます!。この感動を忘れないうちに、とっとと最後に詠って、いつもの通りに締めたいと思います!。



   決算期   
   眠り浅くて
   寝過ごして


   眠気払拭
   濃厚煮干



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

 

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煮干しつけ麺 宮元 〜ラーメン食べて詠います

 

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