<澄み切る春の空の下、澄み切る醤油らーめんを求めてみた結果>
どこの会社でも重要事項は、起案というのを起こして回付すると思うのだけど、新年度の組織改編などもそれに当たるよね。起案回付は・・・もうしたくない(苦)。偉い人嫌いだから。何だか、新年度なんて来なけりゃいいのにと思ってしまったりするー。春はいい季節なんだが、春なんかこなければいいのだ!なんてマイナス思考の私なのです。
だからなのか、週末夜はどうもお酒が増えてしまい、翌朝がなかなか辛い日が増える。スタートダッシュでラーメン活動も遠征してみよう!と思える晴天に恵まれたのだが、都内の新店舗開拓とさせていただきましょう。今回は、あまり地縁のな小田急沿線にターゲットを絞り、選んだお店がこちら「らーめん MAIKAGURA」さん。有名ブロガーさんや、ラーメンデータベース社長も褒めてたし、ずっと気になっていたのよねー。こういうケースは、行列店になる前に、ささっと訪問しておきたい次第です。
ところが店前に着くと、きっちり開店時間に7人程度の行列ができており、危うく一巡目を取りこぼすところでした。みなさん、こういう情報のアンテナ感度は高いようです。隣は中華屋という競合状態ですな。新規開店間なしなのに、結構幅広いメニュー展開は流石です。ご夫婦オペレーションなのだと思いますが、あたふた感もなく、いきなりキャリア感バリバリな一連動作も流石。本当に最近は、新規でもレベルが高いなー・・・・。
<一口目から広がる鶏コクの透明感覚!醤油の生き生きしつつキリッとまとまる男前なスープ>
先客は、どなたも地元のラーメン好き中年カップル。旦那が醤油で、嫁さんが鶏白湯。後半は丼を交換し、両方の味を楽しむという・・・よくある微笑ましい光景です。私もこういう嫁はんサービスができれば、もっと堂々と活動に勤しめるのですがー。もはや愛想が尽きたと思われてるようで、泣ける。一粒の涙が乾いたところで、ちょうど配膳となります。それがこんな麺顔です。
おおおおお!これはすごいぞ!麺顔にすごく眩しさを覚える!!キレッキレの醤油が、ピカッピカの清湯に溶けて、まるでワックスがかかったような艶やかさが一面に溢れておるではないか。しかも突き抜けるような透明度で、作品といったプレゼンスを感じます。もうこの時点で私自身がラーメンに飲み込まれておる気分です。
レンゲを引き上げると、真円の鶏油系香味油が大きめでゆったりと表面を漂います。醤油の色合いは透けた醤油ブラウンという感じで、濃いオレンジ色みたいな明るさがとても印象的。たまらず味わって見ると、そこには見た目の通りの、透明感溢れる味わいが広がる!。それは俗にいう「スッキリした味わい」というのを最上級にしたような味風景で、磨きがかかったような鶏の本質的味わいが広がるイメージ。雑味がないというのはこのこと。唸る。ただ唸るのみ。もう私のゾーンに入る味ですよ!。
また醤油感がこれまたキレがある。大抵は塩気が効いてシャープに感じるものか、また円やかに感じる甘みを表現するものが多い。しかしこの醤油味から受ける個人的な印象は、「明るさ」「透明感」です。生醤油の軽やかな味わいみたいなもんを感じます(実際に生かは不明)。
また薬味が三つ葉というのも、合ってます。こだわってます。透明感がこの一杯のテーマだとしたら、関東の白ねぎよりも、三つ葉の方が清涼感が高いため似合う。また温度もキッチリと熱く、香りが飛ばないところも好印象です。全体的に男前みたいにスタイリッシュ!(極めて抽象的)。
<程よいクッチリした歯応えに流麗なるフォルムの麺線は大和撫子>
前歯の千切れは、前半はハードめなクッチリとしたもので、スパスパと小気味よく切ってゆくたびに、汁を吸い込みがちなグルテンを感じます。奥歯で潰す時は完璧にスープが入り混じり、グルテン感から一気に旨味へと昇華する・・・。
麺線も見事に綺麗です。箸ですくい上げると自然とまとまるし、スープの持ち上げが良い。全体的なしなやかなまとまり方は、大和撫子の黒髪を連想してしまいますー。もっといい写真撮れたはずなんですが・・・タイミングが合わずピンボケー。
<味玉にハズレなし>
味玉は、最近では珍しく、少し固ゆでタイプでとろみがない。しかし、中心はしっとりとした感じで水分を保ちます。これは、卵黄がゆるいとスープが濁るのを嫌ったのでしょうかね。スープに少し沈めて汁を吸わせてから食らうと、これまた絶品。味玉単独よりも塩気がマイルドに加わって、さらに円やかな味わいになります。白身も薄味がしっかりと深く浸透しており、プルプルと震える。歯ごたえもナイス!。
<モチモチ感に厚みを感じる極上肩ロースチャーシュー!お得意分野!?>
どうもこちらのご店主は、肉の扱いが得意みたいです。ローストポーク、鴨ロースなどもラインナップsれており、他客のそれを見てるとメッサ美味そう。しかし、デフォルトのチャーシューも負けてないです。軽く桜色した肩ロース肉は、薄味の塩気が深く、肉の味がフレッシュな旨味が深い。繊維質がとても柔らかいのか、かなりパフパフしており耳たぶみたいな感じです。しかも、見た目以上に分厚くありがたい。分厚いのを折畳んですら、パフッと一気に噛みちぎれる。これは次回は肉追加で対応したい!。
総じまして、「清らかさとシャープな醤油の真面目なネオ中華蕎麦!」と言う何も捻りのない感想でごめんちゃい。繰り返しになりますが、かなりの透明感を感じる鶏醤油麺ですので、巷に溢れるネオ中華蕎麦とは、少し一線を画したい気分。お隣のマダムが食ってた鶏白湯が異様に美味そうだったので、次回はそれかも!(上にかかったってたオイルがとても気になる)。そんな感じで食い終わったころは、あまりの気持ち良さに、二日酔いも吹っ飛んだ感じでした。ああ、春になってしまったなーと帰り道はフラフラしながら、寄り道して帰宅。今日もありがとう。そんな感謝の気持ちを忘れないうちに、とっとと最後に詠っていつものように締めたいと思います。
春風に
心が緩む
散歩路
澄み切る空に
澄み切る醤油
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
そしてYouTubeにも簡単にまとめてみました↓
ビジネス契約書の起案・検討のしかた―リスク・マネージメントの道具としての
- 作者: 原秋彦
- 出版社/メーカー: 商事法務
- 発売日: 2011/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (1件) を見る