ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3078】 麺屋 一龍 (京都・出町柳) 王道中華そば 〜都らしき洗練さの中で古さに縛られないネオ王道中華そば!

明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!
<そうだ、京都行こう! 思い出の出町柳へラーメン求めて>
 
 「そうだ」も何もない・・・帰省で実家に帰って来ただけですー。どうせこれから御節や雑煮三昧になるので、今のうちに飽きないようにラーメンを食ってから戻ろうという算段ですが、ラーメンはなぜ飽きないのか?と言われると返す言葉がありません。そんな感じで「出町柳」まで出かけてゆきました。
 

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「そうだ京都、行こう。」の20年

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そうだ、京都に住もう。 (小学館文庫)

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そうだ京都、行こう。 (淡交ムック)

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 昔学生やってた頃、実はこの辺りの美味い漬物屋でバイトしておったことがありまして、漬物嫌いが一転して漬物好きになって今に至ります。その懐かしいバイト先は・・・今や整地されて、全く見覚えのないビルが建っておりまして寂しい限り。そんな思いを抱えつつ・・・今回も鴨川デルタ(京都府立鴨川公園)で腰をかけて、風に吹かれておりましたー。なんだかんだ言ってたら体が冷えて来て、早速今回のターゲット店「麺屋 一龍」さんへと移動です。
 

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連れて行きたくなる京都。

連れて行きたくなる京都。

  • 作者: リーフ・パブリケーションズ
  • 出版社/メーカー: リーフ・パブリケーションズ
  • 発売日: 2017/09/15
  • メディア: ムック
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 大晦日まで営業とTwitterで情報知っておったのが幸い。この年末にラヲタは居ないだろうと訪問して見たら、結構混雑してました。年末は店主一人のオペレーションで大変そう。メニューも「王道中華そば」だけに絞ってまして、まあそれはそれでラッキーだったわけで、通常より50円引き。王道中華そばというと、信州系を連想させますが、こちらは「比内地鶏」出汁がウリの店でございます。
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比内地鶏の艶やかな動物系の甘味コクに、生醤油のような緩やかな塩気が芳醇に混じりいる!>
 
 ご店主一人オペだから、客も協力体制・・・・というか、常連さんばかりが占めておりました。ご店主と客のやりとりでも「一人だからメニュー絞んなきゃ出来ない」などとぼやいておいででしたが、この一杯には自信あり気でいい感じです。完成品を受け取る私も「おおきにー、いただきますー」などと久しぶりに京都弁がクチをつく(笑)。
 

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 さてその麺顔。京都系という感じはあまりしませんでして、どちらかと言うと東京にいるようなデジャブな感覚。そういえば、今年の夏も京都に帰省してましたが、「とうしち」など関東系醤油もぼちぼちと京都ラーメン界にも現れ出してますね。少し清湯醤油系の地殻変動を起こしているかもしれません。そんなスープは、いかにも「比内地鶏」と言うエキスと自信の表れが滲み出てます。動物系のコクが分厚いのにクリアーなんですよね!。サラリとしているのにしっかりした味わいが印象的で、そこに醤油の円やかさが浸透してゆきます。醤油も塩気でバリバリとエッジを効かせるタイプとは真逆で、とっても角が丸いタイプ。どちらかと言うと、鶏コクと結びついて甘みすら感じる。神奈川系のようなお化粧系の鶏油はありませんが、かなりハイセンスな鶏醤油といえましょう。醤油は生醤油なのかは不明ですが、円やかさがピカイチ。
 

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<適度に引き締まりを感じつつ、しなやかな極細系多加水ストレート麺>
 
 麺は加水が高めなストレート麺。極細タイプに近くて割と密度が高い感じです。茹であげに芯を持たせることはしませんが、角麺みたいに流れが舌触りで感じられます。汁を吸い込む部分も若干感じますが、麺同士が張り付いて、スープを毛細管現象のように持ち上げるのが優れているようです。表面はツルツルで抵抗感なくライトなクチ当たり。ズボボボボボーーっと啜り上げるににはもってこいです。
 

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 前歯ではスパスパと小気味よく切れ込むし、とても箸で扱いやすいのも印象的。そして奥歯では束になってもクチリクチリクチクチクチと割と安易に潰れこみまして、スープの旨味と麺の甘みが一体化した旨味へと昇華する感じです。麺を食った方が、醤油の凛とした風合いを感じるのは、私だけでしょうか・・・スープを引き立てるような麺ですね。
 
 
<関東流儀のような、うす塩でしっかり肉味のチャーシューに極太材木メンマ!>
 
 私がまだ10年前転勤してた頃の関西には、まだ材木メンマは珍しく、ましてや穂先きメンマなんて出て来たら感動してたもんです。糸唐辛子が載せてあったりすると私はよく喜んだものです。しかし、今では割と関西エリアのどこでも当たり前のように出てくるようになりましたね・・こう言う立派な材木メンマ。いやーうまかったですよ!よくダシが染み込んでいて、繊維質を意地悪に垂直方向に前歯を立てて千切ろうとしても、抵抗感少なくてシャクリシャクリと小気味よく切れ込みます。見た目以上に薄味で、やや後味に酸味がある程度。

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 またバラ肉もいい感じ。余計な脂が抜けて居て、塩加減が控えめで肉本来の味わいが生き生きと伝わるタイプ。わざとスープに沈め浸してスポンジのようにして食っても美味いし、そのまま薬味を載せて食っても酒のアテとして十分に伝わります。味玉もハーフといえどもデフォルトで入っているのが嬉しいし、海苔は小さいながらも風味もよく感じさせました。
 

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 総じまして、「都らしき洗練さの中で古さに縛られないネオ王道中華そば!」と言う何だかいつも捻りない感想でごめんちゃい。京都に来たら京都系ってイメージありますが、それだけじゃ寂しい気もしますし、こう言った新しさを感じる王道系醤油清湯も、斬新でいいですね!。こちらは肉そばや味噌、そして汁無し系なども人気と聞いてますし、出町柳に足伸ばすことあればまた伺いたいと思う次第。ごちそうさまでした。帰りにまた「おおきにーごちそうさんですぅー」と声をかけると、「おおきにー!」と背中で店主の声を受けました。またその後に気持ちよく、鴨川デルタで一休みして・・・・実家に帰ることとしたとさ。残り一日で大掃除だ!そんな感じで年末の京都のラーメン活動でしたー。とりあえず最後に詠っておきますー。
 
 
   冬曇り
   加茂の流れは
   穏やかに
 
 
   洗い流せよ
   憂き世の呵責
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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