ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2992】 丸幸 (東京・武蔵境) ラーメン 国産そば粉入り中華麺 〜三鷹・武蔵野エリアならではのローカル中華麺

<「サカイ」の定番ラーメンスポット! 週末の憩い〜>


 珍しく日曜日はどこにも行かずゆっくりと過ごそう。家族は外出しているのだから、なーんてたまには昼から自宅の居間でビールでもあおろう。そんな気持ちにはなっていたんだが、飽きっぽい性格だから困るね。本も読み飽きたし、お気に入りの音楽も聞き飽きた。やってるテレビもつまらんし、だからと言ってやたら酒が進むわけにもいかんし・・・。このままでは泥酔しそうだが、そう言えば腹が減った。やっぱり、ラーメン活動は休もうかなーって思ってたんだけど、無理でした。


 ちょっと遅い昼飯がてら自転車で武蔵境駅界隈まで外出。地元民は、武蔵境のことを「サカイ」って呼ぶことが多いんだけど、サカイと言えばラーメンでは「きら星」が有名ですよね。でもそんなヘビーな気持ちにもなれず、私はどちらかというと「丸幸」がこの数年気に入っているのです。








 この店、結構長い間をこの地で営業されていると思われますが、週末は地元客で溢れかえっております。ヨーカドーの買い物袋を抱えた客も多数。あまりにも客回転が良いので、丼回収と洗うのが間に合わない状況で、厨房内には積み重ねられてる。そう言えば、こちらの大将はたまたまなのか最近見かけんなー。まぁしかし、後継問題は解消されてる感じで、次世代に受け継がれているのがわかります。


 さてこちらの一杯も【ワンコインラーメン@420円】と言う設定です。もう5年以上にもなるか・・・関西転勤から再上京したての頃の私は、ちょこちょこ夜の部にここ通ったけ・・・。瓶ビールあおってから、〆としてラーメンを食らったものです。当時は390円だったっけか・・・・激安価格がまたお小遣い制の身としては助かったっけ。今値上がりしても420円と言うから、やはり驚きの価格設定はさすがです。







<八王子系と言うよりも、八王子風と言うべきか!? 落ち着いた醤油感がナイス!>

 一応説明しとくと「丸幸」は、中央線界隈で立川より東の沿線でちょくちょく見かけるブランド。荻窪から立川あたりは、丸で始まる屋号が少し目に付きます。その中でも「丸長」は別格としても、「丸信」「丸福」もこのエリアでは展開していてちょと紛らわしいかも(丸信も結構古いらしいね)。別にこれらを制覇まではしてませんが、そこそこ食べ比べると楽しい。その中で武蔵境の丸幸は「ラーメンだけが安い」訳で、結果としてよく通っています。








 一応、スタイルは八王子系ですかな・・・。有名な「玉ねぎ微塵のトッピング」もさることながら、「鶏ガラベースの煮出し」と「透き通った醤油ダレ系」、そして「ラードの油膜補強」と言うその特徴は、全部押さえられてると思われます。しかし、なぜか「八王子系」と判断が100%踏み切れないのは、麺の風貌を目にするからかな?。しかし、それ以外に個人的にはタレの甘みが判断を惑わしていると思えてなりません。










 本場八王子のやや明るい系の鶏ガラのエキス広がり、そして醤油感の甘みとは少し違って、やや「落ち着きがある」と思える次第。これは、麺がそば粉入りだからその風合いも滲んでいるためかと思いますが、それ以外にまるでほのかに魚介でも溶けているのかと思うほどに「落ち着きがある」感じがなんともいい・・・。八王子系と言い切っても良いのだけど、八王子風とここでは抑えた表現にしておきましょう。








 レンゲですくって眺めると、深めの琥珀に似た透明なブラウンがピッキーンと広がる。その上澄みを漂うのは鶏ガラエキスであり、さらに上層にはラードの油膜がコーティングしている感覚。食い進めるうちにそれらが撹拌されて細かく厚めの油層に変わるのですが、それもまた深みをまして尚うまし。麺から吐き出されるグルテンの風合いも甘みに転じて余計にうましと思えます。












<汁を吸い込んでプヨプヨとして感触を楽しみたい・・・そば粉入り中華麺>


 何度もこの場で紹介をしておりますが、こちらは麺を選べます。「玉子麺」と「国産そば粉入り」のどちらかです。私は後者が多いのですが、そう言うポイントが八王子系らしくないところですね。風貌は見ての通りの褐色系ですが、それは三鷹の「中華そば みたか」ほどには、蕎麦ライクに突き抜けている訳でもありません。








 割とボコボコとした捩れたフォルムが印象的です、弱い縮れが入りつつ、それよりも捩れが強めに感じらる。だから、ボコボコとした啜り心地がありつつも、割と引っかかりの少ない喉越しと言うイメージ。しかも加水はやや高めな上に柔らかめの茹で上げ。さらに汁を吸い込み易い感覚ですから、物腰がとても素直でしなやかです。ズボボボーーっと勢いよく啜ると口元には若干の抵抗を感じますが、後に続くうち頬を抜けるタッチや、喉奥に感じるシルエットはとても淡い。







 汁をバクバクと吸いこみます。前歯で千切るとスパスパととても安易に小気味好くちぎれてゆき、奥歯でプレスすると短いタップを踏んでクチリとあっけなく潰れます。この時に別にそば粉の味わいを感じることもないのですが、見た目で感じる味わいというやつか・・・・脳が勝手に蕎麦ライクと解釈してくれてるようで、そんな満足感は確かにあるかも。







<蕩ける豚バラ肉スライスチャーシュー! メンマの深い醤油感もイイネ!>


 シンボルマークの玉ねぎ微塵はさておいて、実はメンマもうまそうです。メンマラーメンもよく注文に出ているようすですし、またメンマをアテにして瓶ビールをあおる客もなかなかいい感じ・・・・いかにも、週末のラーメン屋風景です。深く醤油ダレが染み込んでいるようですが、それほど塩っぱーでもなく程よい味わい。醤油の風味が染み込んだって感じで、ゆるい歯ごたえが独特です。トッピングとしてもボリュームはいい感じかも・・・。








 そしてチャーシューですが、ティピカルなバラ肉ロールタイプでして、脂身が蕩けるほどに甘みが芳醇。醤油ダレの味わいと相まってとても食が進みます。サイズは中々のものでとても420円とは思えない・・・・と言いたいところですが、まあ想像通りに厚さはそれなりではあります。質感は申し分ないので文句を言うとバチが当たりそうですが。他客のチャーシュー麺をチラ見してみると、どうもバラ肉とロース肉は好みで選べるみたい!麺といい、肉といい、なかなか個性を通せる店だったなんて今更ながら知りました。












 総じまして、三鷹・武蔵野エリアならではのローカル中華麺」と言ったところでしょうか。三鷹駅には、「みたか」、武蔵境駅には「丸幸」と言う感じで、私なりに定番スポットなのですが、今後はもう少し落ち着いて通いたいかと思っています。ラーメン遠征もいいけれど、地元にもちゃんといい一杯があるわけですから、もう少し腰を据えたいかなと・・・(本気か?オレ・・・・)。

 なーんて気分良く腹を満たして自宅へ帰って、のんびり野球中継でも観てみたら、嗚呼・・・巨人が負けとる。CS諦めざるを得ません(号泣)。関西人なのに巨人ファンなオレ。しかも当然、実家親族はみな全員阪神ファンなのだが、へそ曲がり根性まるだしな少年時代だったっけ・・・。夕方、やけを起こすように、コンビニへ行ってしこたまビールを買い込み、涙酒をあおる晩飯となりました(再び号泣・・・嫁さんは巨人ファンで救われてる)。どうもオレはストレスを自ら抱え込みやすいタイプなんですねー。なんとか平日モードに頭が切り替わったとことで、自身の反省も兼ねて、ちょろっと詠って、さっさと頭を切り替え、今週も乗り切りますー。。



   週末に
   たまの留守番
   抜け出して



   そぞろ食いたし
   素朴なそば麺



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






JR中央線あるある

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読売巨人マニア

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