<懐かしの野猿街道でラーメン (´ω`) >
何度かレビューの枕話で述べておりますが、昔「聖蹟桜ヶ丘」に住んでいたことがありまして、鎌倉街道と野猿街道は、いわば庭みたいなもの。車でよく流したものでして、その当時よりは道路開発も整って走ると気持ちよいー。久しぶりにエンジンオイルを交換したもので、ちょっとその後フラフラっと昔を思い出しながら走って見ましたー。すると、目立たない場所でラーメン屋があり、そして行列が発生しておるのを発見。それが今回の「中華ソバ 煉虎」でして、駐車スペースも近隣に確保されていることから、ピットインしてみました。
昼飯時とは言い難い遅い時間なのに、店内待ちまで発生。客層は近隣住人なのか、大学生カップルやコンビ、そして家族連れなどばかり。中には6人家族がカウンターで犇めくとう展開でして仕方ない。暇だったので、待つしかないねー。子供はゲームしながらラーメン啜ると言うのもあって親が注意してました。こう言う時に限って、私の番が回って来て、6人家族のカウンターど真ん中に着席。結果的に6人家族をごぼう抜きして早々に食い切り、退店しましたー(笑)。
<鶏出汁のテクニシャン!?鶏旨味芳醇にしてこれほどスッキリ食わせるとは!!>
全く予習なく入店したのですが、一番手堅いと思われる「中華ソバ」をチョイスさせていただきました。「そば」ではなく「ソバ」と書かれると、妙に煮干しの雰囲気を勝手に想像してしまうのですが、実物味わうまで「鶏出汁のお店」だとは気づきませんでした。鶏白湯も得意らしく、トータルで鶏出汁テクニシャンだとわかります。
その一杯ですが、実に鶏の旨味が芳醇!しかし明るさや色気一辺倒と言う訳でもなく、落ち着き感のある後味がとても印象的で、神奈川淡麗系とは少し一線を画すると思います。鶏油の華やかさよりも、微妙に魚介で落ち着きを与えていないか?と推察してしまうほど。濃厚な鶏コク!と思わせておいて、実は重くなくすっきりと食わせてくれます。
醤油ダレもキリキリとエッジングを立てるタイプではなく、塩気よりも香り・・・もしくは甘みを引き立てるカエシの役目を感じるイメージ。飲み干して一切引っ掛かりがないし、あとで水分を欲すると言う塩気の影響は皆無です。淡麗系の魚介醤油に鶏出汁を多めに合わせるとこんな感じになるのか??・・・あんて勘ぐってしまいましたが、鶏の明るさ一辺倒ではない滋味たる味わいが、非常にナイスです。
<しなやかでクッシリしているストレート細麺がスープとナイスバランス!>
いい麺です。加水は中程度で、少し噛むグルテンからくる風合いがふわふわと漂うかの如し。前歯での千切りスパスパと容易ながらもリズミカルに切れ込むし、奥歯へ束になったそれを舌と箸で送ってプレスすると、クチリと潰れながらも粉感がキープされてます。また徐々にスープを浸透させてゆくタイプで、いわゆる「伸び」とは少しだけ区別したい(原理は同じだろうけど)。出汁を吸ったばかりの小麦の風合いがまた格別に「美味い」。
アルデンテをちょうどすぎた程度の腰つきなので、啜り上げも容易。漆喰のようにきめ細かい地肌感覚。なので、非常に品良くツルツルっとしている。それなのにいつも以上に下品風にズボボボボボボボボーーーーっと音を立てて啜り上げる私。なぜなら、子供客があまりにも食べることに集中してなさそうだったために、ちょっとばかりイラつきを隠せなかったのは、大人気ないところでしょうかねー。
<クドくないほどに香ばしくスパイシーなロース肉がいいね!>
意外と肉がしっかりとしていたー。脂身がないロース肉で、写真の見た目以上に実は分厚い。そして妙に香ばしい焼き目が気になり、そこに付着しているスパイスがじわじわと味を滲み出すと言う感じです。少しだけ洋風な感じもしないでもないチャーシュー。しっかりと歯ごたえを感じるタイプで実に悪くないです。固い肉というのとは明確に区別したいですー。
またメンマも悪くない。熱々になってて、きめ細かい繊維質と薄味がなかなかいける。酒で流し込むと美味いタイプかもしれません。もっとも車で来てるので、そういうことができないんだがー。
総じまして、「優しくてもシッカリ感アリアリで食わせる!醤油鶏ソバ!」と言う感覚でして、お隣のお子様達にはこの崇高な味わいが伝らないのが残念ですー。あ〜あぁ〜・・・半分くらい残しちゃって・・・・。その一方でサイドメニューの明太子が乗ったご飯は平らげているのだが、まあ後は親御さんの仕事となりましょうか。私にもそういう時節があったから、偉そうに言えないのですが、食べ物を残すとよく叱ったものです(苦笑)。引き続き子育て頑張ってください。そう言えば、家族とラーメン屋行くのも本当に少なくなった・・・・そろそろ誘ってみようかなと考えつつ、店を後にしましたー。そんな感じで季節と時は巡る。最後にいつものようにちょろっと締めで詠って、とっとと明日に備えて寝ますー!。
青空に
秋の気配が
ちらちらと
駆け抜く風に
鶏出汁香る
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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