ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2908】 荏原町しなてつ (東京・荏原町) 冷やし中華 大盛

<落ち着く商店街でゆったり冷や中>


 今年の夏は暑いねと毎年愚痴ってるオレですが、時々曇りと雨前後に灼熱地獄が回避されるタイミングがありまして、ちょこっと昼飯気分で「荏原町しなてつ」へ。東急大井町線もなかなか風情がありまして、城南エリアの長閑さと庶民性が漂う商店街が素敵です。ランチタイムピークだというのに、どの飲食店も満席一歩手前という感じ。そして目指す「しなてつ」さんは、何と先客ゼロでした。ちょっと不安になってくるかですが、その分接客丁寧に対応いただきました。






 ここは夜がメインなのかもしれませんね。飲めるラーメン店てな感じで、名物のワンタンなんぞ味わいながら、サクッと飲み食い。そんな落ち着いた照明も良いし、堅苦しくなくフランクな店内が印象的です。商店街の常連客なども結構に根付いているのかもしれません。口頭注文後会計スタイル。券売機も便利でよいが、やはりこの方が自然に感じますねー。












<シンプルなトッピング、質感重視のチャーシュー細切り>


 一人客というのもあってか、とても配膳が早かったような気がいたします。この夏に集中的に食ってきたなかで、大抵は冷やし中華って待つイメージ。どうしても冷す工程が増えるのと、トッピングの配置だけでも気を遣う場合が多いみたい。どうも、麺の茹で上げ時間が短いのと、そしてトッピングの手間もそこそこ効率的に運ぶのだろうと、勝手に想像していました。それがこの麺顔です。






 シンプル・・・それしか思い浮かばない。これだけ具材がシンプルな上に、全体的に麺が丸見えな冷やし中華は、ちょっと珍しいかもしれません。汁なし系油そばみたいな風貌にお思えます。言い方を変えれば、汁多めの冷やし汁なし油そば・・・ということかも(笑)。しかし、これはこれでナイスでして、まず「タレの甘み」を考えれば玉子等の味はもたつくかもだし、そして「麺勝負!」な雰囲気からすると、複雑なトッピングは味の厚化粧と映るかもしれない。チャーシュー、キュウリそれだけで真剣勝負が潔いです。







 確かにチャーシューは旨い!。半生のような赤身と柔らかさで肉本来の旨みを感じるし、そこに程よい塩気が実にいい感じ。焼酎ロックのアテになる質感の高さです。しかも外側が軽く炙りのようなニュアンスで、スカスカッとしていながらも香ばしいし、中心部の柔らかさとはコントラスト的でとても面白くもありです。シンプルがゆえに、この肉に集中できましたし、また洋辛子ならぬ和辛子でしたが、ちょこっと付けて頂くと、いい風味とアクセントとなって楽しく頂けました。まさに質感重視のトッピングと言えましょう。











<クツクツ感覚最高の細麺!大盛り無料の菅野製麺!>


 これほど、クツクツ感覚を楽しめる冷やし中華は珍しいかも。いや、パツパツっとした感覚と言った方がよいかも。基本的にはストレート細麺ですが、ボコボコとしたフォルムも主張しております。外固なイメージは見るからに感じますし、また仄かな香味油も艶やかさに拍車をかけますね。思わず麺箱をチェックしてしまいましたが、菅野製麺でした。







 うれしいことに大盛り無料サービスとのこと。体感230g程度はあったかと思われ、結構いい感じで腹にたまります。こういうスタイルの冷やし中華ではうれしい!。前歯で千切ると当然の如く香が立ち、また奥歯でプレスするとグニリと
横ずれしてから潰れてゆく・・・・この瞬間にも香を感じますが、タレとよく融合して旨みい昇華します。






 また最高に滑りが宜しい!。少しキュウリをつまんで麺と合わせてズボボボボボーって啜り上げるのも、とてもスムーズ。また外固なニュアンスが少し蕎麦っぽいのど越しを連想させますので、粋な感じがいたします。大盛最高!、しかも追加料金で特盛も可能らしいです!。







<魚介出汁のベースが穏やか!旨味で食わせるさっぱり醤油ダレ!>


 またタレが旨かったー。単なる、またおま系の王道とも言えるシャバくて、甘酸っぱい先入観があったのですが、酸味は極力抑えめ。旨みと甘み重視というタイプです。当初は香味油の香り高さで好印象だったのですが、次第にコクの中に甘みを感じます。ナチュラルな甘みでしつこくないなーと感心していたその直後、魚介の風合いを確実にキャッチします。この魚介の出汁が甘さの主体でもあり、実に関心させられます。







 デフォルトの汁蕎麦にも通じる風合い。軽い鶏系の動物系の旨みも溶けているのか、食べごたえのある出汁感覚。しかし魚介の円やかさが漂う穏やかさが実に崇高と思えます。これは正直驚きました。余った和辛子を少し溶かしても、キリリと引き締まるし、かなり気に入りましたー。







 総じまして、「食いごたえと質感の両立する崇高冷やし中華!」と言う感じでしょうか。大盛り無料対応で、920円という・・・お値段もハイレベルなのですが、お値段とトッピング風景を注視してしまうと、イメージが変わってしまうかもしれませんね。ともあれ、高級和蕎麦でも英世は軽く1枚飛んでいくご時世ですから、食する人それぞれのご判断ということでしょうね・・・。次回は、夜に来たい。ワンタンとビールを追加手みたいと思うランチタイムしたー。と言うことで、いい冷やし中華に巡り合った満足感を胸に、いつものように最後の〆でさくっと詠って、明日に備えてもう寝ますー。



   ゆったりで
   暑さも緩む
   昼休み



   しっとり気分で
   まろやか冷や中



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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