ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2885】 らーめん とくいち (東京・三鷹) 冷し中華

<酔いどれで最寄駅に辿っても食う!冷し中華


 一日中同じ場所を行ったり来たりしたとある日、またどういうわけか属する組織の夜宴がありまして、まあ参加人数も多いことから立食形式です。大抵食事が余る結末なのですが、幹事殿の計算が良過ぎたのか悪かったのか、ちょっと食事を抑えたみたい。後半は酒を飲むしかなくなってしまいましたー。昼間汗をかいたからビールがうますぎる!立ちながらってのもだんだん疲れて来る。なんだか疲れていたのもあり、胃袋に食い物も入れなかったのもあり、ビールだけで結構酔ってしまい、お開きを迎えました。今宵は食うぞ!新宿で途中下車するか!と意気込んでいたのですが、東京駅からオレンジ色の電車に乗って座った途端、神田駅を過ぎたところから眠りに落ちる。目が覚めたら・・・三鷹駅だった(汗)。夜深くなってもまだクソ暑い状況で、駅から一番近い冷し中華を考えたところ、ここしかないよね!「らーめん とくいち」さんの冷し中華ですよ!。







 入店時は遅かったので、そう客で込んでおらずでゆったりと食えそうでした。今回はどこでも気が向くままどこの席でも座っていいよなっと思ってたら、やっぱり今回もマダムから威圧的に「奥の、カウンターかテーブル席へどうぞ」と誘導されてしまった。どうしてもテトリスのように、空いていても客を奥から詰めさせたいのですな(笑)。10回以上通っているのでオレもそのシステムは分かってる。今回も素直にそれに従い、そのかわり不機嫌を装ってボソッと「冷しっ」とマダムに告げました。入店から着席、オーダーまでの20秒そこそこの攻防戦は呆気なく決着・・・。












<お上品で大人しめな麺顔がウケるか>


 しかし、配膳され少しもったいないと思うのは、麺顔には表と裏、前と後ろがあってしかるべきということで、今回で言えば裏返り、後ろ前になっているような印象を受けてしまいます。つまり、もやしは後ろ、きゅうりが前であるべき。配膳された時は気づきませんでしたが、レビューと写真を整理しいてなんとなく感じてしまいました。だから余計に大人しく感じたのか、もやしの白色が全体的にインパクトを与えること少なく、その反面お上品な見栄えと映ってしまいました。










 しかし、こちら腕が良い。錦糸卵もしっかりと味が感じられるし、チャーシューに至っては煮豚タイプでしっかりと醤油ダレが染み込んでビールのアテにもなる。もやしはさっぱりと本体に味が染み込んでいるような薄味程度が、これまた染みる味わいです。こういう全体的に大人しめなトッピングの場合は、全体的にぐじゃぐじゃかき回すより、それぞれをつまみ入れて麺とすするのが深く味わえますかな。見栄え同様少々お上品に全体を啜り食いました。


     





     











<汁系のストレート細麺が冷やしでクッシリとして生き返る!>


 本当にこの店は、ビル建て替え臨時営業とスタイル変更が功を奏していると、改めて思います。この細麺が私には合います。汁系でも出される同じ麺ですが、流水で粗熱を取り除かれて微妙に冷気と残る温もりを感じながら啜り、前歯を立てて千切る。この瞬間に引き締まった歯ごたえとそこからふわっと感じるグルテンの香り。油断すると醤油タレの味わいに一気に感覚が染まってしまいます。奥歯へと運び込んでプレスしてみると、横ずれしながらクチクチっと抵抗感少なく潰れ込んでゆく。しばらくすると具材の旨味と麺の甘みもコラボするのか、非常に味わい深くなる。逆に冷え過ぎていないところが、味わえる幅を広げているかもしれませんね。






 細麺ながらも、表面が外固タイプみたいにつるつるしていて、口当たりも軽くズボボボボボボボーーーっと軽快に啜れます。途中もやしが絡んだりしますが、いろんな食感を混ぜて啜り食う楽しさは、汁なし系や冷やし中華のいいところでしょうか。












<またおま的に王道なれど美しき後味>


 酸味が穏やかな王道冷やし系醤油ダレ。もうそれだけでイメージの90%をお伝えできたかもしれません。それだけ「またおま」感がありありなのですが、それはこれだけ毎日冷やし中華を連食している私だけのことかもしれません。あしからずです。







 でもこれはとてもいい。引っ掛かりがまるでないし、鶏の清湯系のエキスか乾物系の出汁が溶けているのではないでしょうか酢の酸味は必須アイテムなれど、控えめなところがあって味わえるポイントも高いか。オリエンタルマスタードを溶かすと、それ自体が薬味というより新たな出汁成分と化すかのように、旨味のベクトルが変化するのも一興でした。







 総じまして、「大衆和みととお上品の両方を垣間見る、王道の冷し中華と言う感覚でして、美味くておとなしき一杯と言う印象。価格とボリューム感でもう少しインパクトが欲しい気がするけど、これは「バランスを楽しむ」冷やし中華ということであれば納得です。意外に日本酒と合わせて食ってもうまいのかもしれません(する気ないけど)。ともあれ、一人で一日の仕事と夜宴を無事締めることができてホッとできた一杯。また夏が来るたびに食うと思います。そんな感じで、ストレス解放してくれた感謝を込めながらさっさと詠ってもう寝ますー。



   夜宴にて
   シメの一杯
   食いそびれ



   鬱憤晴らして
   今宵も冷や中



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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