<金のない時は「一番館」しか思いつかん〜〜〜>
この一ヶ月以上、冷やし中華を追い求めているわけですが、『冷やし中華は金がかかる』と言うことに今悩んでおります。平気で英世一枚が飛んでいきますし、その割に腹が膨れない(爆)。しかも、ラーメンにあるワカメ否定派な私なのに、冷やし中華のワカメ率は結構高かったりする。さらに、冷やし中華は、これほどレビューしにくい連載企画はない。「具は単純な方程式」で一回解いてしまえば、あとはワンパターン。タレも醤油系に至っては差異を見つけにくく、どれも似たようなもの。胡麻ダレは詳しくないし、棒棒鶏のタレに近いほど旨いに決まってる。それでも、「これは変わってる!」「これ美味い!」「安ぅぅぅぅぅぅぅ〜!」などインパクトある一杯に出会うと、またこんなのに出逢いたいと思い、ロマンを追い求めて続けてしまう。ハマるとはそう言うもんです。なんか求道者気分・・・・。
それでも、今回は来てよかった「中華食堂 一番館 高円寺店」です。酒目当てで、餃子とザーサイで100円ハイボール&酎ハイをガブ飲みして、とっととトンズラしようと思ってたのに、急に腹が減って来て、また冷し中華を頼んでしまいましたわー。冷し食ったらレビュー載せなきゃと言うことで、今回は「胡麻ダレ」にしてみました。
<上ブレの平打ち縮れ麺!茹で上げタイミングでこうも違うのか!>
なぜなら、「麺が異様にうまかった!」のです。酔いが回ってたのかもしれませんが、以前、中野で食った冷しとは全く別の感覚。量産的な麺だと思うけど、茹で上げのタイミングと、流水で〆る度合いが奇跡だったのか、とても出来上がりが良いのです。
うねうね、ぼこぼこ・・・・っとした縮れがはっきりと見て取れて、なんだか外固のイメージがする麺の表情。引き締まり感がありありです。実際に引き上げて麺をすすると、コーティングされたようなツルツル度合いがあって、口当たりから内頬・・・・そして喉奥を駆け抜けるまでがとてもスムース。しかもボコボコした形状がそれらを優しくタッチしながら駆け抜けるので、なんとなく快感です。
歯ごたえが良い!。量産的だけど、しっかりとグルテンの風合いが広がるし、ちゃんとアピールしてくれてる。麺の味わいがちゃんとするので、胡麻ダレと言うやや重ための味わいでもしっかりと受け止めてくれるみたいです。モチモチというより、ブリブリ!っというようなハネ方が大変好みでした。
<醤油ダレ派なはずが、だんだん胡麻ダレも捨てがたく思えてきた〜〜〜>
醤油ダレ派なはずのオレですが、なんだか胡麻も良いなーーーと思えて来た(笑)。特に、腹減り気分で食うときは、胡麻の方が胃袋にしっくりくる感じです。夏バテで喉が通らん時には、やっぱり醤油だったりするのですが。腹持ちという点では、胡麻ダレに軍配が上がりましょう。
とは言いつつ、とてもサラサラした胡麻ダレでした。この状態でドレッシング感があれば下げモードなんですが、しっかりと「中華の胡麻ダレ感」が残ってたから、これは嬉しい味わい。芝麻醤系か、すりゴマ投入系かで胡麻ダレも派閥争いがあるようですが、ちょっとすりゴマ系な味わいが、大衆系街中華冷やし中華の系譜にはあっていますかな。そういうのとても好きです。
<しっかり五品目>
ちゃんと五品入っとりますね。錦糸卵・きゅうり・鶏肉・もやし・ワカメ。紅生姜は薬味ということでカウント外。鶏肉は細切りハムとかチャーシューとかでは量がぶれるし手間がかかるので、これにしたのでしょう。加工費のコストダウンを感じます。しかし、それだけに加工に少し手間を加えたら、もっとポテンシャルが上がること間違いなし。雑多な盛り付けも魅力的ですが、もう少し整った具の配置だったら、よいのにな・・・・。ま、それでコストアップしたら本末転倒なのだが(笑)。
総じまして、「侮れぬワンコイン冷し中華! そして感謝の100円ハイボール!」と言うそのまま何のひねりもないまとめ方で、ごめんちゃい。とにかく、なんだかんだ言ってこのチェーン店にはとても救われてます。しみったれたオッさんが、少ない小遣いでこれだけ楽しませてくれるのですからねー。感謝感謝。ということで、夏本格化な昨今ですが・・・もう眠たさ限界ですので、ちゃらっと詠ってとっとと寝ますー。
疲れ果て
足取り重く
気も重く
旨さ上ブレ
心も軽く
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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