<「モリモリサービス券」のループにまたハマったのだー>
「日高屋」と言えば、清算時に必ずもらえる「モリモリサービス券」がイメージ。恐らく、東京都内の外回りあるサラリーマンの財布には、かなりの確率でそれが入っているはず。不思議なことに毎回使っていれば一枚でローテーションしそうなのだが、不思議とだんだん溜まってくる。だから捨てるのも何だからと、食いで消費しようと出かけるのだが、また新しいのをもらって帰る。しかしそれは予定調和。今回はそんなのを頭に思い浮かべながら、冷やし中華系を食うために、よく使う三鷹駅の日高屋にやってまいりました。
三鷹界隈もそこそこ酔っ払いな人もおられまして、不思議な客もよく見かけます。今回はここ三鷹北口店で、餃子3個の皿とハイボールのみ注文して、店員に見つからないように、ローソンおにぎり食ってるおっちゃん、めっけー。なんだか持ち込み禁止を承知でスリルを楽しんでいるのか、単なるケチってるのか・・・。その前なんか三鷹南口店で寂しいおじさんが、私に話し相手になって欲しそうに昔話語ってきますもん。たまに駅前ではオーラがすっかり消え失せた元首相が歩いてるし、結構人間観察にはもってこいの街なのです。
今回は、もちろん最近ハマっている冷やし中華系。メニューを見るとすぐ横にハイボール270円があったから、合わせてそれを注文して配膳までの時間を炭酸で楽しみました。
<これも一種の「あるある系」と言えなくもない?定番の醤油系酸味ダレ>
もう見ただけで、わかる味ですな。配膳は恭しくお盆に乗せられてやってくるのですが、麺の色合いとスープの褐色透明度から、もうすでに唾液が発生しており、すでにバーチャルに味を受け入れている。混ぜる前に端を入れてチュチューっと吸い味わうが、醤油の塩気は酢の酸味に飲み込まれ、塩気よりも風合いとして感じる程度に収まっている。多少の甘味は砂糖のフィーリング。酢酸のようなどぎつさがないのは、黒酢というまろやか個性のためなのかは不明です。しかし、黒酢ってのも近年どこにでも見かけるようになったので、段々ありがたみが薄れてきますな・・・。
しかし、このお馴染みの味わいがいいのです。今回それを求めているようなものですよ、冷やし中華を食うってことは。特に紅生姜が醤油酸味のタレに滲んだ感じなんてのは、一瞬金属的にキーーーーンんと刺激が鋭いけど、慣れるとそれがなくてはならにクセになる味わいと感じます。そして和がらしを溶き出すと、ジリジリっとした辛味が紅生姜の尖りを抑えて、主役におどり出る辛味。いいんじゃないでしょうか・・・特別な味わいじゃないところが、私にとっては特別な和みなんすわー。
<何だかゴムのような強い反発感なのだが、悪くないんだよなー>
けなしているわけではありません。ゴムっぽい弾力が面白い。細麺だから「390円中華そば」と同じ麺だと予想してたら、かなり細めなカッペリーニに近い感覚のストレート麺。多加水だけど、もちもちというより、冷水で引き締まった感覚の方が強く、グニグニとしたわかりやすい反発が印象的です。
前歯と舌べろで挟んで千切る。切る瞬間に箸を引くとビローーンと少し伸びが入る。そしてバチン!と音を立てたかのように千切れて喉奥へと啜りこまれていく。この繰り返しが、たまらなく面白く感じます。細麺だから、多少キュウリが挟まっていようとも、超高速にズズボボボッと啜り上げます。おそらく、5ー6クチくらいで大まかな部分を啜り食ったかという記憶で、今回は異様に食うのは早かったー。消化に悪いよねー。反省!。
<別皿の高級感というより、加工効率重視でモジュール化したようなトッピング皿>
トッピングは別皿。その皿がキンキンに冷えております。おそらく、このスタイルでトッピングが配された小皿が、冷蔵庫の中でたくさんストックされておるのでしょう。別皿の高級感ははっきり言ってないけれど、調理工程を鑑みて、加工費用を抑えた努力を感じる「トッピングのモジュール化」ですな。カイゼン努力がうかがえる品。製造過程を誰でも組み込めて、アッセンブリーしやすくしたような・・そんな調理場の風景をなんとなく妄想してしまいました。
総じまして、「510円と言う説得力を感じる冷しの一杯」と言う感覚でして、これで通常750円と言われれば考え込むが、大盛でこの味わいなら製造努力に唸るしかないと言う感覚です。これはこれ目的で頻繁には食い来ないと思うけど、並盛りにして餃子を追加して、暑い昼に飯がわりにビールってスタイルなら、来てもいいかなっと。多分、近いうちにどこかの支店に行くでしょう。そんときまたよろしくー(誰に言ってる?)。という感じで、疲れたのでそろそろいつものように詠ってもう寝ます。
腹減って
財布もろとも
情けなく
辿る日高屋
有難き哉
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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