<今宵も二郎の夢を見るーメグジ編>
個人的な都合で役所に行く用事があったので、スーパーフレックス退社を慣行します。しかし、ここで厄介な欲望が頭をもたげてくる。今ならメグジの昼の部に間に合うぜ・・・・と悪魔も囁く。洗脳された患者か、意思を持たぬゾンビのように、私は気がつけば目黒駅を降りて、権之助坂を下って降りました。これは誘導されているとしか思えぬ・・・。メグジまでのありとあらゆる歩道信号が、ずーっと青で止まることなく!!!すぐにメグジの前です。しかも待ちは3名で、あっという間にその3名と私は、店の右奥へと吸い込まれてしまいました。
<全部マシの誘惑に屈してしまった>
「ティッシュあるー、テスティッシュ下さいー、爪楊枝あるー・・・」
先客で、なかなか自由奔放な若者とオッさんは、オレがこれからコールしようとするタイミングに限って、そう叫んでこれを遮るのだよなー(´・Д・)」。ティッシュティッシュと小娘でもあるまいに、自分で鼻水すすっとけーって。と正直思ったけど、大人気ないよな私も。おかげで店主の確認もあって、「全部マシ!」を3回コールしてしまったではないか。何か焦ってるオヤジが全部マシって、何回も叫んでるよーって、かえって俺が変な奴に見えるではないか。
そんなことより、「全部マシ」を一度やってみたかったのよ。ここメグジならできるような気がして。思惑通りちょうど快い腹パン状態をキープしつつ、首尾一貫して美味しくいただけました。スープは半分残したが、飲み干す余裕があったー。
オイリーなスープ表面に、アブラのトロトロパーツが浮かぶ。ヤサイの山からズレ落ちたアブラが、丼の淵にたむろして、悔い進め隙間ができるとそこから泳ぎだす。そこをヤサイと麺を食うときに、アブラを絡ませて甘みを楽しみたい。ヤサイもクタって、相変わらずキャベツの甘みがナイス。美味すぎる!麺と絡むとまたヤサイのクナリとした歯ごたえと、麺のヌツリとした食感が合わさり、そこに豚骨塩気とカネシの塩気が融合する。今回は、さらにアブラの甘味がプラス!。
豚は、腕に近い肩ロースのような雰囲気で、スカスカっとした赤身の美味さもライトながらも、脂身の旨味とカネシダレのニュアンスが浸透してうまし。ゴロッとしてるが、胃に負担も少なく、これなら豚追加と次回は洒落込みたいー。
<オイルまみれでハネ飛びまくって・・・隣の兄ちゃんゴメン!>
お隣に座ったお兄さんには、悪いことをした。私が興奮して爆食いするあまり、ゴワゴワっとしたオーション麺は、多少ワシワシと食うタイミングで、ハネを飛ばしたようです。左横斜めに向かって、スープ雫がかなりの距離をダイブしておりました。おそらく、食っている死角には入っていると思う。それも4度ほど。すまぬ、兄ちゃん。
それほど夢中にさせてしまった二郎の麺。柔らかいようでしっかりとコシ付きもあり、風味を感じさせるのがさすが。またまた、食うのが早すぎて、一抜けして店を出ましたー。
総じまして、「この一杯・・・まさにボランティア的メグジの心意気!さらに心地よい程よさ加減がナイス!」と言うことで、前回のをそのままパクりました。しかしそろそろ、権之助坂を登るのも汗を感じるようになってきた。盛夏感じる前に、集中的に攻めてみるか??メグジの全マシで!。もちろん小でだけど。と言うことで今回はさらっと短めにして、ここで詠ってもう寝ますー。
初夏近し
男の汗と
豚骨が
気骨張り合う
メグジの香り
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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