ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2704】 南池袋大勝軒 (東京・池袋) ラーメン

<大食いの殿堂同士が張り合うが・・・>


 所詮私はそういう男。・・・・こだわる。結局、またこだわりが頭を出し、ラーメンレビューもシリーズ化し始めてしまった。しかも以前にトライして、連続8軒めくらいで頓挫したという「大勝軒」をまた性懲りもなく、食い続けている。アホであります。池袋駅の地下をズーッと南下して南池袋公園を目指す地下道を、端までいくととても便利。何に対してかと言うと「ラーメン二郎」へ行きやすいから。しかし、今回はこだわりがあるのでして、ここまで来て二郎の行列を尻目に、「南池袋大勝軒」さんへと伺いました。二郎も大勝軒も大食いの殿堂でありますが、よりによって並んで営業するかよ・・・池袋だって広いぜ?。と思えてなりません。








 ・・・と考えた週末夜8時に入店。するとカウンター席が奥へ奥へと曲がりくねって長く、厨房内もそこそこのスタフ人数配置。それなのに、先客ゼロ・・・・。二郎とえらい違いでちょっと寂しさすら覚える殺風景さです。何なのか・・・某ラーメンSNSでは評判が芳しくない。などと考えてたら、やっと後客が一名やって来て券売機で食券買って、私のすぐ横までやって来て、スタフに手渡す。


 しかし、そこまではいいが、そのままその席に座る。オレの隣に座る。活発そうだが初老に近いオヤジだ。それにしても、これだけだだっ広いカウンターでガラ空きで、何でオレの隣にわざわざ座るのか?。駐車場でクルマを入れるとき、ただ目標にしやすいからと先に入っているクルマを目標にしてバックで入れ止める事あるけど、そう言う感覚なのか?。それとも、オレを口説こうしているのか?。はたまた、新手の嫌がらせなのか?。頭が混乱していたところで、さささーーーっと配膳が完了いたしました。












汁:「淡麗豚魚と醤油の中間的立ち位置! 豚骨と魚介の甘みと醤油ダレの塩気が侮れぬバランス感覚」


 おお!意外と麺顔に迫力がある!。しかも、麺は中盛りサービスと言われても並にしたわけだが、麺の盛り上がりもちょっとボリューミー。はっきり言って、評判採点以上に美味そうです。丼の周囲に軽く泡立ちがあり、しかも透明感が少しあって、魚介に圧迫感がる豚骨魚介という感じはしない。それでだだの醤油ラーメンでもない。豚骨魚介と醤油の中間的立ち位置に見える。







 その感覚は当たっていて、実際に味わうと、ライトなのか、ミドルなのか、濃厚なのか、端麗なのかもわからないほどに「中間的」な立ち位置に感じます。豚骨は砕かないで丁寧に煮出した感じがある動物感があるし、かと言って魚介の出汁は隅っこで拗ねているわけでなく軽く主張もしていますー。醤油だれのカエシによる塩気は感じる一方で、魚介の甘さもカバー。後半は麺から感じる炭水化物の成分も混じるので、だんだんと春霞の色合いをキープできなくなります。そして複雑さが増す分、甘みも深くなる。








 味変化としては、「一味」がオススメ。なんだかんだ言って、後半は多少味が単調になる部分があるので、そう言う時はこの一味が便利なのです。












麺:「汁系にしては中太、もっちりツルツル感が映える中で、しっかり目の歯応えがナイス!」


 大勝軒にしては、かすかにハードさを残している部分があって、そこがむしろ気に入ったかも。つけ麺では細すぎるが、汁系では太めと思えるようなサイズ感覚。多加水系と思い込んで、最初に歯切れすると、意外に淡いクッシリさが残っていて、そこがまたうまい。割と密度感が高いキャラです。定番のもちもちしたしっかり感覚を、程よく残して、それでいて風味を淡く感じます。







 妙に絡みが見た目以上にあって・・・・ズボボボボーーーーって豪快すすりあげができずでした。ダマになっているわけではないですがー。すすり易そうで、こう言うそうでもないことはたまにあるかも。








 それにしても、今回は「並盛」で良かった。中盛りだと遭難してたかも・・・最近の体調からすると。並盛で精一杯だと思ってたら、ここの並盛はサイズが違うのね!。180から200くらいグラム数があるのではと思えます。







具:「これでデフォルト?感動のサイズと肉厚感覚!」


 スープも麺も興味があるのは当然ながら、今回のチャーシューはいい感じです。決してケチってない大判な面積。それだけだろうと思わせて、チャーシューをひっくり返すとそれはすごく分厚い。全体には薄味だけどスープの浸透を計算してると思えるから、ちょうどよい塩梅。ご飯よりも酒に合うタイプです。また、メンマも大勝軒らしい角の短冊で、これも歯ごたえが楽しいです。海苔だけは、すぐに溶けようとするところをもう少し考えるべきなんですが、この海苔が溶けて消え去る儚さが、大勝軒の海苔らしいと言えばそうかもしれません。












 総じまして、「デフォルトチャーシューのプレゼンスに圧倒!程よいミドルライトな重厚なる一杯」という感じでしょうか。ともあれ、ネット評判をあまり信じ過ぎず来て良かったです。食い終わってから、二郎の前を通るがまた行列が増えとる・・・・。二郎と大勝軒が「大盛り」と言うカテゴリーで結びつけましたから、もっとカニバってると思いきやそうでもなかったです。仲良きことは美しきかな・・・・。と言うまとまりがつかないまま、詠います!。




   わいがやと
   春の週末
   華やいで



   喧騒尻目に
   静かに拉麺



 お粗末!と言う感じで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



   







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池袋うまい店200 (ぴあMOOK)

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