ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2673】 麺屋はし本 (東京・中野) 味玉らー麺


<激戦区の外れに質実豚魚のニューカマー現る>


 所詮私はそういう男。・・・・いつもそわそわ。特に休日の家ではじっと落ち着いていられない。天気が良ければ外へ出たい。今回は快晴だったので、家の用事を放り出して一人散歩がてら、わざわざ中野・新井界隈まで来てしまった(笑)。と言うのも、期待できそうな新店舗をたまたまネットで発見してしまったから。しかも当面は、11:30〜材料が切れるまでと言う読めない営業時間なので、休日に行っとけと思ったわけです。場所は、なんと「つとむ」の跡地です。中野は本当にラーメン激戦区。駅前から北へ伸びるサンモール界隈にはひしめき合っていて、そこから少し逃れた新井方向に北へ北へと進む場所。それでも、「青雲」「らーめん大」「麺彩房」など実力店がポツポツとあるエリアで、そんな中、一際真っ白な看板と暖簾が印象的です。








 ご店主は若い方で、しかし修行経験深そうで落ち着いた方。飲食業特有の物腰の柔らかさと明るさが好印象です。まだ開業仕立ての初々しさが店内に溢れ感じまして、一人で全てをオペレーション。テキパキさもさすが。当面は、らー麺と辛味らー麺の二本立てで定着化を図ろうとされてます。店内にウンチク書きを見ると、どうやら「辛味」の方が推しのような気もしますが、まずは初訪問ではデフォルトで勝負と言うことで、今回は「味玉らー麺」をチョイスさせてもらいます。












汁:「滑らかなコラーゲンと豚魚のエキス感! 優しい味わいが濃ゆく王道な味わいナイス!」


 第一印象は、見慣れた麺顔というい感じですが、そんなに同じようなものを食べた記憶もない。なのにこの安定感与えるプレゼンスは何ぞ!という素晴らしい麺顔です。見るからに優しい豚骨魚介のスープ感。春の季節を先取りしたような、穏やかで霞みがかった黄土色。らくだパッチの着用季節も過ぎ去りましたが、らくだカラーがむしろそそる。そこにヴィヴィットなオレンジ色を放つ味玉の卵黄がインパクトを与えます。








 スープの一口目は、すごく穏やかという感じ。むおーむしろ優しい。魚介のアプローチはしっとりくる感覚で、魚介粉のコテコテやじっとり甘みとは無縁で、むしろサラサラしている魚介感。それでいて軽やかな香ばしさが滲み、スルスルと飲み干せる感覚。そして動物系のエキスがしっとりシルキーに広がるという感覚です。ガツンというインパクトはないが、スマートさが映える豚骨魚介。豚か鶏かしらねど、コラーゲン感覚も効いていて、軽く口の周りに貼りつくようなフィーリングもそそります。







 これなら毎日でも食えそうな優しさ。そう頭に浮かんで二口三口と食が進む・・・・すると徐々に単なる穏やかスープではなさそうと印象が移っていく。軽やかな味わいと思ってたけど、しっかりと濃ゆさもあるのだ!。重いわけではないのに、味がみっちりと広がるような不思議さあり。うまく表現できないが「優しい味わいが濃ゆい」という心象です。後半に少し興味本位で一味唐辛子を投入しますが、これは味変化としても王道なれど、アクセントが効いて食がまた進み出す。なるほどこれなら「辛味らー麺」の方も大いに期待です。












麺:「やや太めで整ったストレート玉子麺、ハードなモチモチ感と口当たりの良さ!」


 質の良さそうなやや黄色が映えるたまご麺。ストレートが際立って一回り程度太めな面で、加水は多めのタイプ。密度感はしっかりしていて、表層のきめ細かい地肌がスープによく絡みそう。口当たりがよく舌触りもなめらかなので、丸麺だと思い込んでたら角が膨れたようなフォルムだった。スープの風味とバランスよく、グルテンの味わいも感じる。もしやと思い前歯での切断面を視認すると、淡い芯が残っているのがわかります。前歯の切れ味はプツプツっとした反発感があり、奥歯で束になったそれをプレスした時はヌチヌチとした明るい弾力もあり。







 スープの持ち上げもよろしく、麺と麺が貼り付いてスープを吸い込むような印象あり。表層には軽く滑り層もありそうで、にゅるりん!としたコラーゲンを連想しそうなスベりの良さも印象的です。これは腹持ちが良さそう!。













具:「蕩けるバラ肉チャーシュー!卵黄のトロミと塩気がスープにベストマッチ!」


 チャーシューはバラ肉で軽くロールしているもの。薄味仕立てで脂の甘みが素直に表現されてる。また全体的には柔らかさでとろけるような印象で食べやすい。ライスにも合うタイプ。チャーシュー追加で3枚300円との事なので、一枚100円也、味玉相当。







 味玉がまた良い出来具合。白身は薄味のタレが深く染み込んでいるのがよくわかり、プリプリさと深い香りと味わいが美味いです。そして卵黄のとろみが完璧。卵黄のコクとタレの風味と塩気がベストマッチです。実は、半分スープの中に落ちてしまい、溶けてしまったのだが・・・・その味付卵黄が溶けた部分のスープが麺にも絡み、味わいが絶品!ちょと面白い食べ方をしてしまったけど、新発見したという感じでしたー。













 総じまして、「飽きずに食える、優しさ濃ゆいナチュラル豚魚」と言う感じでしょうか。何のひねりもない感想でごめんちゃい。しかし、いきなり若い店主がいい味、質感高い一杯を提供!と言うのが本当に多くなったねー。これは毎週でも食べ飽きないような味わいなので、応援続けたい気分ですが、個人的には場所と時間に制約ある身なのでなんとも・・・・。しかしここはまた必ず食いに来ますよ!。辛味の方もきになるし、きっと軌道に乗れば、つけ麺なども出てくるはず(何の根拠もないが)。とまあ期待ありありの店なので、今後は定点観測させていただきます。それにしても、春がもうすぐそこだねー。嬉しいようで決算と年度始めに追われる季節になったので、潰されそうで悲しいー。ま、今のこのひとときを大切に過ごすしかないね・・・と言う感じで、ゆるゆる気分のままで詠います!。



   桃の咲く
   緩む時間も
   春めいて



   優しさ包む
   日差しと豚魚



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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