<今度こそ落ち着くかー!絶好ロケーションながら入れ替わり激しいエリア>
所詮私はそんな男。いろいろ文句を言われ易い・・・・。まあ、文句のようで相談のような感じでありましたが、いろいろ仕事で悩むことは、それぞれあるのだと今回は傾聴に徹してみました。そんな感じで余裕ある午前中を過ごすところが、昼飯食いそびれて妙な時間になってしあった。そんな今回は、実に久しぶりに田町の慶応仲通りに出没。
場所がとてもいいのになぜか潰れて入れ替わる店ばかり。そんなロケーションでして、JR田町駅から飲み屋街商店街を、慶応方向へ進み最初の曲がり角付近に、その店はあります。「味噌麺処 伝蔵 三田店」。いろいろ変遷がありすぎて、よく覚えてないんだけど、比較的今で落ち着いたというところでしょうか・・・・。丁度今は個人的に味噌ラーメンに凝り固まっているため、あまり何も考えずに入店してみました。いろいろ味噌のバリエーションがあるけど、一番一般的な、赤味噌を選択。それに一番お安い680円という価格なのもあって、実はしみったれな理由なんですー。
汁:「淡色系の信州赤味噌?? 濃ゆさじっとりで舌に絡みつくー」
田町エリアって学生やらサラリーマンやらごった返す。そのランチピークタイムから少しずれたとは言え、少しさびしげな先客2名。しかし厨房の奥からは勢いのよい出迎えが飛ばされ、アジアンなフロア担当がダッシュして、お冷をサーブし食券を厨房にコールするという体育会系的清々しさも感じたりします。そして間もなく配膳されたのがこの麺顔。
実にオーディナリーな黄土色の味噌ラーメン。「赤味噌」という何だか中京エリアのマメ味噌を強くイメージしてたのですが、信州を思わせる優しげな色合い。それも素敵と言えば素敵。優しい味噌味だと思いこんでひと啜り。すると意外にも味噌の甘辛い感じが、まったりと濃ゆいです。しかもきめ細かい粒子感もあって滑らかなスープ感覚。ベースの豚骨系の動物感など全く感じられません。
一杯毎に鍋で仕上げているようですが、野菜のエキスの溶け込みが少々薄いかも。味噌の純度を高く頂けると前向き解釈。とは言ってもムシャムシャとモヤシを食い続けると、その分汁気も飛ぶのだが、青ネギ風味が味噌とマッチするため、野菜系甘みも感じにくいかと。後半は、テーブルセットの花椒を少し降って少しパンチを利かせて一気にフィニッシュ。味噌と山椒のコンビネーションは個人的に大好き。
麺:「味噌麺のイメージ通りなパッションイエローな角縮れ!ムチムチ歯応えがスープにマッチ!」
味噌と言えば黄色い縮れ角麺。粉風味感というより、麺全体が引き締まったような密度感が、ボコボコとした啜り感とスープの絡みがよく、ムチムチっとした歯ごたえがいい感じ。熱ダレもしにくいような個性。前歯でプツプツと千切るのも楽しみ。
こういう麺は、ズボボボボーーーって勢いよく啜りきりたいが、ハネがめちゃ飛ぶので午後の会議前なので、おとなしくちゅるちゅると子供食いしてあっという間に呑むようにして食切る。
具:「本当に淡雪のようにさらりと舌の上で溶けてゆく〜〜炙りバラ肉チャーシュー」
モヤシとしてはもう少し量がほしいと思う反面、青ネギの量は満足レベル。チャーシューはバラ肉で炙られてとっても香ばしいながらも、薄くて口のなかに一気に全部入り込んでしまう・・・。あっという間に、唾液と舌の熱で溶けきるような淡雪状態。もう少し肉もほしかったかも。そして、欲を言えばランチタイムには半ライスでもあれば、かなり評価が変わると思うんだけど・・・・ちょっと図々しすぎるか。所詮私はそういう男。
総じまして、「甘辛濃ゆい信州風じっとり味噌麺」と言うそのまま何のひねりもない感想でごめんちゃい。帰りがけに少し他客の丼が目に入ったんだけど、真っ黒な味噌麺だったのがとても気にかかる。黒味噌っていうのかな・・・そういう味噌はどこの府県の味噌なのかしらないけれど、ちょっと興味がわいています。次回はそれだな・・・・。などと思いつつ、店を出るともうコートを着ている場合ではないほどの温かさ。そして鼻むず痒く大きなくしゃみをしてしまった。もうピークだね。ということで鼻水たらしながら、詠います!
春近し
ひたい汗かき
花粉舞う
鼻水すすって
味噌麺すする
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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