ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2623】鯛煮干らーめん 麺屋 鯱 (東京・荻窪) 鯛煮干らーめん


<原点回帰!? 日曜日限定のオリジンなるブランド>


 ありゃ!?気がついたら、大久保の「麺屋 鯱」が日曜日限定の二毛作店として復活しているではありませんか?。これは知りませんでした・・・。たまらず早速突撃してきた次第です。もともと、大久保時代では、「麺屋 鯱」から営業がスタートし、「鶏次」「正路」と三毛作営業で展開してきた経緯あり。なので「鯱」がオリジナルと思っておりましたが、今回は「鯛煮干」という冠が堂々とアピールしております。


   






 一番乗りを目指してみましたが、おやおや・・・開店直後ですでに満席という人気ぶり。この狭い暗がりと曲がりくねった階段は、ちょっと怖いねー。以前ここにあった老舗「漢珍亭」の面影そのものです。しかし、この店なりにすでに荻窪で定着してきた感じですねー。昨夜はちょっと飲みすぎたので、ビールは控えて、「鯛煮干らーめん」のみと対峙させていただきました。


   











汁:「華やかなる煮干の香りに、じんわり滲む塩気!鯛と白醤油のコラボ!」


 麺顔がとても華やか!透明感あふれる明るさ!実に上品です。スープがキラキラしていて、まずはトッピングにある魚粉を溶かさずにそのままいただくことに。するととてもスッキリとキレと柔らかさを感じさせる魚介の出汁を感じます。鼻に抜ける香りが実に柔らかい煮干しの香り。塩気が低めと思って味わい続けて行くと、徐々にしっかりとした塩気もあると感じさせます。「麺屋 鯱」は確か「白醤油」が得意な店だったはず。正直言って、塩だれと白醤油の味の違いを、明確に判断できない駄目舌野郎な私なのですが、濁りが少ないような色気とキレが柔らかいイメージで、啜り続けておりました。







 一通りベーススープを味わったところで、いよいよ魚粉を一気に溶かしこみます。するとここからが鯛の風味と味わいが、ブワッと広がる!。一気に鯛煮干の世界に統一されるような感覚です。隙間に柚子の風味が漂う部分もありますが、鯛煮干しの香ばしさが半端ない。しかし、ニボニボとしたパンチは一切なく、和風のお出汁に少し濃ゆい目に鯛を溶かし込んだような仕上がり方です。こりゃ・・・飯に汁をかけて茶漬け風にして食いたいかも!。確か大久保時代に、そんなサービスをしてもらったような記憶です。








 最後にスープを残さず平らげましたが、この魚粉が比重が重いためか、結構な量が底にたまります。粒が奥歯に挟まって潰したりしてみましたが、鯛の香り!。これは・・・鯛煮干のすりつぶしなのかとこの時気づきました。












麺:「汁吸い込み持ち上げも抜群な極細ストレート麺!」


 以前いただいた塩らーめんと同じ麺ですねー。細麺がとても綺麗で、こちらもスープと負けないほど透明感に溢れるお姿。しかも、スープの浸透が早いタイプで、ツルツルチュルチュルっと啜り食うのが楽しい麺です。加水は多めで、茹で上げまでの時間がかからないから、配膳の速さはここに理由があるのかもね。グルテンの風味と言うより、スープと一体化した固形物と言った感覚で食います。前歯での切れもスパスパと簡単に切れるし、奥歯でプレスでクチリと短いタップで潰れこむ。







 これこそ、ズボボボボボッボボボボボーーーーっと一気に啜り食える麺です。なので、先客よりも早いスピードで食い切ってしまい、あっと言う間に完食。大盛りにしておけば良かったかも。













具:「見た目以上に熟成した塩肉味を感じるチャーシュー」


 薄い桜色のようで上品な色合い。ロース肉は丁寧な感じで意外と熟成されたような、塩気と肉味を楽しめました。例えが悪いかもだが高級ハムのような食感。歯ごたえも適度に弾力があり、カタイ部分や筋っぽい部分は皆無。この肉なら、冷酒でいただきたいねー。とは言いつつ、まだ体内に昨夜の酒が残っているような感覚なのだが・・・。












 総じまして、「華やかさに力強さも滲む上品煮干」と言うそのままのひねりない感想でごめんちゃい。大久保時代を懐かしく感じさせますが、なんだか今の方が味わいがしっかりと感じられるのは気のせいかな?。とはいえ、華やかな味わいに実力が備わったようなポテンシャルを感じますし、年配の方や女性の方なら美味しくいただけるのでは?。また、これは絶対に飲んだ後の〆には持ってこいの味わいだと!。今後とも引き続き応援させてもらいますー。と言うことで、体があったまったところだし詠います!。



   冬空に
   ビルの暗がり
   冷えしみる



   優しく包む
   温か鯛ニボ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!