ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2576】 麺屋 西川 (東京・曙橋) 特製牛骨麺 〜ちょっとしたご褒美的な手の届く贅沢ラーメン!満足度ありあり!!

<年の瀬の贅沢!ラーメンで牛肉祭じゃい!!>


 久しぶりにJ系でも狙おうかと休日の朝飯を抜いて、さて「眞久中」でも狙おうかと中央線で新宿方面へと向かいます。しかし、日頃の忘年会とクリスマス三連休のパーティー暴飲暴食がたたって・・・実はかなり食傷気味。どうしようか、せっかく曙橋へと来たのに。あっさりと当初の目的を放棄し、「眞久中」はまた来年の宿題とさせていただくこととしました。そこで、「ちとせ」へと狙いを変えようかとも思ったのですが、並ぶの嫌だったので、近くの「麺屋西川」さんへ・・・・。思えば今年のラーメン活動って、初志貫徹できずに、適当に逃れたことが多かったような記憶。それでも、失敗は少なかったよね、今年に限っては。今回の一杯もまさにそれで、結果的には、「どうしてもっと早くに来なかったのか?」と自問自答してしまいます。


   






 入店時は、まだお昼前だったためか、先客ゼロ状態。若いご夫婦っぽい2人体制のオペレーションで、接客がまた気持ちよい。券売機のボタンがデカく、それぞれに麺顔写真が埋め込まれていて、ローストビーフの濃ゆいピンク色がなんとも言えず目をひきます。年末だからねー・・・たまにはいいか!と今回は特製ラーメンをチョイス。「特製牛骨麺」という名称ですが、どう見ても「特製ローストビーフラーメン」というような麺顔。新宿の某店よりは、リーズナブルな印象もありなむか?


   











具:「圧巻のローストビーフ下には、食欲爆発させる牛スジ!!!」


 もう年の瀬ですからねー・・・思わず自分にご褒美と理屈をつけて、ローストビーフをトッピングの特製です。英世1枚叩いたとはいえ、実物の麺顔とその肉の迫力を感じれば、十分に見合います。嗚呼、来てよかったなとしみじみ思う瞬間です。まずはスープよりも麺よりも何よりも・・・牛肉を食む!。するとそれは何とも表現がし難い旨味の渦。鶏肉も豚肉も美味いには違いないが、こういう牛肉はなんか別物というか別格というか・・・心を掴むものがあります。やはり牛肉はすごい。味わいに私の感性が根こそぎ持っていかれそうに感じます。薄味のようでじんわりと塩気の効いた沁み具合。赤肉の旨味をじっくりと感じさせ、柔らかさがこの上なく周囲の香ばしさが食欲を誘う。こういう肉は塩のみで食いたいとも思うのだけど、個人的には醤油をひとたらしする食べ方も捨て難いと思っています。大きく、3枚もあって豪勢なのも気前が良く、味わいのポテンシャルとしては、英世1枚は安いかもとすら思ったかも。









 しかし、ローストビーフだけではなく、この肉をめくると下にはスジ肉がごっそりと入っている。デフォルトの牛骨麺がそれなのだけど、こうやってローストビーフとスジ肉が合わさっていると何とも贅沢。この筋肉がまた美味い。関西駐在中は神戸に住んでいたのだけど、そこは牛すじ文化が色濃い街。もっと大衆的なスジ肉で「ぼっかけ」と地元では読んでいたものですが、そのぼっかけよりは、ずっと崇高な感じがするのが不思議。同じ筋でも脂がどこか上品にも感じるし、味付けもほんのりとまろやかな甘さなのが、いいかも。全く・・・この一杯は、冒頭から最後まで、牛エキスを楽しませてくれる!。













汁:「牛骨エキスの優しさと深さが沁みるねーー!牛のポテンシャルの高さを堪能!」


 牛骨を丁寧に濁らないように煮出した感じがいいね。本当にスープを味わっていると、肉エキスの滋味ってのを感じるわけで、肉のパワーをゆっくりだがじわじわと力が湧くような旨味です。うす塩系の味わいに、脂のエキス感が溶けるので、ほんのりと塩気があるのにまろやかな仕上がりとなってます。







 そこに、スジ肉のタレがドドドドーーーっと攻めてくる。元から牛のコラーゲンもなかなか円やかでスッキリしているのだけど、どこかしら濃ゆい脂の存在感がかもし出します。甘辛い醤油に濃密な牛コラーゲンが更に加わって、こりゃ白飯とか炭水化物が欲しくなる味わい。女性スタフの話だと、ここに〆としてライスを投入し、雑炊ちっくに食うと美味いとのこと。なるほどと唸りばかり。







 また更に、ライス投入しないまでも、柚子胡椒がとても合います。鶏出汁あったらすぐにピンとくるところだけど、牛にも合うのね。あっさり系なれど、濃密な牛出汁に、柚子胡椒を投入すると淡麗さが加わりますので、これもお試しあれ。







麺:「低加水のグルテンにこそ、あっさり牛骨の染み込みが良く合うと思いますよ!極細系のチョイスもなかなか!」


 加水低めのストレート細麺。しかも極細に近い方なのですが、これがまたスープには一番合うだろうなと感じます。このスープなら炭水化物を染み込ませて食いたいと思う本能に近いものが、この細麺だとしっくりくるのです。パツパツのまま食らってもグルテンの風味で美味く食えるのだろうけど、あえて汁を吸い込むのを、肉をゆっくり食いながら待ちます。若干、伸びそうになったところで、一気にズボボボボボーーーとすすりまくり、前歯でブチブチブチっと千切って奥歯でプレスしすり潰す。すると麺の風合いと共に、牛エキスがでんぷん質と結びついたような、甘みが広がりますー。この味わいは、太麺とかモチモチ多加水麺では出せないよねー。ご店主のセンスに私の感性がピッタンコ!。















 総じまして、「ちょっとしたご褒美的な手の届く贅沢ラーメン!満足度ありあり!!」ってな感じでしょうかねー。これは、期待以上の味わいでございました。食傷気味でもスルスルと食わせる一杯。また、低音レアチャーシューが溢れ出した中でも、本格的ローストビーフは、ちょっと別格な存在感。街中華や鎖系も良いけれど、たまには自分自身を褒めてあげよう。そしてご褒美をあげてみよう。ちょっと心が軽くなるから・・・。ということで、最後にしみじみと詠います!。



   年の瀬に
   今年もご苦労
   褒美麺



   ジワジワ沁みる
   お世話に感謝



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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