ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2439】 味噌ぶり Noodle みやみや (東京・聖蹟桜ヶ丘) 丸鶏中華そば

カントリーロードで耳をすませて啜る醤油ラーメン>


 かなり前、聖蹟桜ヶ丘に住んでおりまして、実はこの辺り一帯は自分の庭であります。本当に久しぶりにやってきました。台風が近づいて秋雨前線が活発化しても、車で出かけてショッピングとなれば、多摩エリアでは聖蹟桜ヶ丘がやはり便利です。家族は京王アートマンで用事があり、私は離れ少しだけ別行動させてもらい、サクッと食ってきた次第。懐かしさもこみ上げるかと思っておりました。








 私(独身時代)が住んでいた頃は、地名の由来にもなっている大きな桜がありましたが・・・一時き伐採されまして心を痛めました。いろいろ地域自治的、再開発的、政治的にいろいろあったんでしょう。あの桜がなくなったのは今でも怒りに近いものを覚えましたが、規模は小さくなったけど、また並木があるのですね。ちょとホッとしたかも。また、当時はジブリアニメの舞台にもなった場所でして、各々聖地を巡ったりしたものです。COCO壱番館で1.3Kg/30分トライアルをしたのもその頃か・・・。飲んで食って若さを謳歌したあの頃。後からわかったことだけど、その当時、嫁はんも偶然同じ頃に聖蹟桜ヶ丘に勤務していたらしく、どこかですれ違っていたりしていたら、どこかドラマティックであります。


   











【ふくよかな丸鶏の旨味!醤油ダレの明るさと柔らかさ!鶏油の甘さと香ばしさがじんわり広がる!】


 店内はとても穏やかで居心地が良い。若いご夫婦がアットホーム的な空間で、明るく丁寧に出迎えてくれる。それに癒されるようにいろいろ、聖蹟桜ヶ丘に住んでいた頃の思いを浮かべながら・・・・その一杯を待ちました。「味噌ぶり・・・」という店名なら、味噌を喰えよと思うのだけど、今回は「丸鶏中華そば」。へそ曲がりなのもあるけど、「丸鶏」という冠と「680円」という価格にググッと引き寄せられてしまいました。そしてその一杯は・・・期待を超えたものでした。







 いかにも丸鶏!そのふくよかなエキスの溢れ出すが如し。しかも重くない味わいなのが個人的には気に入るポイントです。やはり鶏のキレイなエキスはたまりませんね。胃袋のひだの隅々に広がり染み入るようなジンワリとした感覚が好きです。それに鶏油の香味が後を引きます。ほのかな塩気を包み込むかのように、後味はどこか旨味の甘さを感じさせるみたい。香りの良さもあるけれど、こういう後味感は、関東にはよくあるけど・・・やっぱり好き。








 醤油ダレの明るさも好印象。もう少しキリリとしていても良いだろう・・・・でも、この程度が明るさと「優しさ」が調和するベストバランスかも。キリリとしていても、やっぱり優しいという感じがこの一杯の特徴でいいところ。薬味のミツバが意外にいい仕事をしてくれていて、淡くフレッシュな苦味が逆に甘みを引き立てるみたいです。












【ツルツルとしなやかな滑り心地の中に、ふんわりと粉感が広がるストレート細麺!】


 麺は冒頭からしなやか。決して軟い麺ではなく、ナチュラルな物腰の柔らかさで、汁を吸い込みやすいか?。スパスパと小気味よく切れ込み、奥歯でのプレスはクチクチっと淡白にリズミカルに潰れていきます。意外にもこの時のグルテンの風味がいいです。動物系のエキスが広がっている中で、こういう小麦の風合いは安らぎます。徐々に咀嚼を重ねると糖分も吐き出す感じがして・・・なかなかスープとのバランスが考えられてます。







 すすりの良さは見た目通りですごくいい。スープの入り込みというか持ち上げというか、そういうのがとても優れる。地肌もツルツルなので口当たりから飲み込みまで一気にズボッとすすれるので、まさしく「そば」感覚。丼の中の折りたたみも気が配られていて、ご夫婦二人三脚の仕事ぶりが光りますねー。










【王道の如きレアチャーの豊かなうまさと、鶏肉のふわふわぶりにワクワクし通し・・・・】


 豚はレアチャーシュー・・・の中でも熱が少し入った感じで、これはこれでナイス。塩気と旨味が区別つかない良い塩梅で、削ぎ切ったような形状がふわっと立体的に盛り付けられているのもくすぐられます。2枚投入されていて、まず一枚はレアが残っている間に食い切ってしまい、残りはメンマの上に置いて一時退避。後からゆっくりといただきましょう。また、鶏ムネ肉の方は、いわゆるパフっとした良き仕上がり。味わいは淡白なれど、スープを吸い込んでいい味わいになります。それにしてもパフパフ度合いがハンパない。まるで作りたてのような感覚??。半加工の後、直前に熱通しでもしたのか???。すげーうまかった。







 また最後に残したメンマは、なかなかの極太ぶりで、これも薄味。繊維質がとても細やかで、前歯でサクサクと千切れてうまし。







 このほかにも、この店はサイドメニューがうまそうです。中でも、「野菜スムージー」というのは女性やカップル客向けにも良いと思うし、担々風水餃子はビールのアテにはなかなかそそります。これはオヤジねらいか?。ほかにも「カップ茶碗蒸し」などもあって・・・これはふらっと夕方以降に立ち寄ると面白い店かもですね。






 総じまして、「主役を食いかねないスーパーサブのような質実醤油そば!」と言う感じがしております。なぜって、やっぱりこちらは店名から「味噌一押し!」のはずなんですが、この醤油そばのプレゼンスがなかなかのものだから!。こうなれば、もう一回来て味噌を食わねばいけなくなりました。ちょいと神奈川淡麗系の雰囲気もありなむでして、三多摩地区の一杯としてはうなづけるところかも。食った食ったと店を出たところの看板には、「丸鶏中華そば リピート率NO1」との触れ込みあり。これは頼もしい二枚看板メニューですね。応援をしております。ということで・・・・なので詠います!。



   懐かしき
   街を闊歩の
   並木道



   桜なくとも
   心で花咲く



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



   




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