ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2428】 らーめん かねかつ (埼玉・川口) ちゅるりんわんたんめん 〜店小さいながらも腰据えた店主がくりなす・・シンプルさとアミューズいっぱいのわんたんめん

<すっぽり5席の店内ーヽ(´o`; この狭さが妙に居心地がよろしい!>


 川口界隈は、ここ最近きになる店が目白押しでして、クルマですっかり道を覚えてしまいました。環八を快調に駆け抜けられれば一気に赤羽手前ですから、後はあっという間です。コインPを探すのに少し苦労しましたが、開店5分前に到着。先客2名に連結です。ネットでは割と評判良いのに、行列少ないなーと思いきや、その後続々と発生したようです。








 非常にこじんまりしたお店で、カウンター席が5つのみ。店主が一人で客を見切れて、そして調理の作業にも没頭できるという感じですね。狭っ苦しくなく、椅子も大きめだったので全然窮屈感がありません。少し暗がりな雰囲気もあったか、むしろすっぽりとハマって気持ちが良かった。口頭で前から決めていた「ちゅるりんわんたんめん」を注文しますが、いい大人がちゅるりん云々と伝えるのも急にはづかしくなって「わんたんめん」とだけ、ボソッと伝えました。







 すると厨房に置かれた製麺機(業務用で手でわす小さめのもの)をくるくると動かし始めて・・・・なるほど、注文を受けてから、引き延し、麺切りし始めるという提供スタイルか。こだわるなーと思いつつ、手捌きなどからして、すでにうまそうオーラを垂れ流しておる店内です。







【映える醤油の風味とコク!生醤油のような伸びやかさに、鶏出汁の明かりさが響く!】


 ちょうど3杯1ロットの生産だったので、思いのほか早めに配膳が完了。小さい店舗ですから、店主の動きが今何の途中かヒシヒシと伝わってきます。見栄えは、写真では伝わりきれないけど、どこを取ってもキラキラしてる!。特にスープに関しては、透明度とキレが伝わるブラウンが印象的です。








 香味油のベースになっている鶏のエキスか・・・それが綺麗にスープ表面をコーティングしておりまさに煌めく感じ。でも味わうととてもキレのある旨味と、なまめかしい動物系の甘味を感じさせます。神奈川淡麗系醤油ほど濃ゆくはないけど、それに近いものを少し感じてしまった・・・。そして、本体の鶏系のベーススープもなかなかです。丸鶏を丁寧に煮出したかのような、滑らかで且つ芳醇な動物系のエキス。それがすごく雑味がなくて見た通りに透明感がありありです。







 このスープの旨味の明るさに、醤油ダレの性格がとても合いますし、実に好みです。生醤油のような艶やかな醸造感がナイス!。塩気を味わっているつもりが、どこからか甘味と感じるほどにキレがあります。酸味を発見したかと思いきや、カエシの味わいだったりして・・・・なかなか、イメージが定まらない。だけども、この鶏の出汁にとっても生える醤油の風味とコクは、実に明るく、伸びやかな味わいでした。










【自家製手打麺!オーダー毎に製麺機がフル回転!!わんたんに負けずちゅるりん感覚!】


 注文を受けて、麺種を広げだして製麺機にかけ始めます。あっという間に平らかな帯ができて、切断ローラにかけるとあっという間に麺が仕上がります。と思ったら、一旦打ち粉をかけて、体重をかけて潰しては揉み始める。最初に潰して平打ちにし、そして揉みこんで縮れにして行く、ピロピロな製造過程です。実は、私も週末は手打ちパスタをよく家庭でしますので、製麺の過程はちょっと感覚的に分かっていて・・・・見ていて楽しかったりする。感覚的な変動部分もあるんですよね・・・日によって。茹で上げタイミングもこれまた感覚的。キッチンタイマーなど使いません。時間的な感覚と触感で一気に見切る。こういうのこじんまりしてる厨房と店内だから、空気感というか、息遣いというか、オーラというか・・・ヒシヒシ伝わります。







 麺のボコボコさ、捩れ込みの複雑さが見事。多加水のモチモチ度合いもなかなかで、とってもソフトに優しく弾みます。前歯で切るとホワッと風味もほのかに感じる程度に鮮烈。たまらず奥歯へ運び入れ、プレスを始めるとヌチリとして淡白に潰れ込むし、密度感がそう高くないところもナイスなイメージ。







 口当たりはツルツルで、打ち粉によるとろみもなく、まさしく品名の通り「ちゅるちゅるちゅるりん!」と滑らかに滑る感じ。ボコついた麺が滑らかなタッチを内頬に与えて、スベリが気持ちよい。多少、鶏系の香味湯が貼りつくところも、食っていてうまい上にスベリにもライトさが生まれているんでしょうかねー。







【今風定番のレアチャーシューと鶏胸のパフパフ肉は、ハズレなく美味し!】


 昨今のラーメン事情で、コンテンポラリーな一杯なら、外せないのがこの二種チャーシュー?。豚のレアチャーシューと、鶏の胸肉のコンフィっぽいチャーシュー。どちらも完璧。レアの方は、微妙な熱の通りが、ピンクさの柔らかさにもよく出ていて、赤みの肉旨味と、脂の甘さが渾然一体となって楽しめる。柔らかく、繊維の引っかかりもなく、口の中で解けるように食ってしまいます。また鶏肉は、いつも言うけどパフパフって感じで、まるでコンパクトの化粧ぱふのような柔らかさ。甘噛みしても、するっと千切れて、肉から吸い込んでは吐き出したスープを一体となった味を楽しみます。うん!これは外れないうまさです!








【わんたんもオーダー毎?肉肉しくて満足度高い粒!】


 ワンタンもオーダーを受けてから包み込んでいるようです。うー、すごいねー。先頭客だったからそうなったように見えてしまっているのかは不明。なれど事実包みたてのそれをいただくことに。







 これも品名の通り「ちゅるりん!」さがたまらんね。そして皮部分が肉厚で、味わいがある。スープを吸い込んだ感じと、ほんわかとした小麦粉の風味が伝わる感じ。また餡は、豚ひき肉メインがオンリーかという印象で、歯ごたえ感があって非常に腹もちもいい感じ。肉肉しいというか、非常に空腹時に満足度が高い一品。皮も餡もシッカリした質感がありつつも、滑らかというバランス感がナイスかも!。







 総じまして、「店小さいながらも腰据えた店主がくりなす・・シンプルさとアミューズいっぱいのわんたんめん」と言う感覚でしょうか?。いやー、わざわざ荒川超えて、期待して来た甲斐がありました。汁、麺、具財、そして・・・わんたんと、どれを切り取ってもナイスな一杯でしたわー。これなら、また月曜日限定の「つけ麺」も気になるところ。ちょっとハードル高いけど、それはまた狙い高かな。ということで、満足させていただきました。ということで・・・なので詠います!



   蒼空に
   夏の残り香
   荒川を



   越えて食いたし
   ちゅるりんわんたん



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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川口春奈 写真集 『 haruna3 』

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