ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2425】 麺匠 きくち (東京・住吉) 醤油ラーメン


温帯低気圧気にせず・・・新規良店開拓!仕事めちゃ疲れたけどねー>


 温帯低気圧が迫る中、蒸し暑い気候と、鬱陶しい雨雲がひろがりる1日。日本橋界隈で夕方早くに解放されて、もうすっかりオフィスに戻る気もなし!。早々にボスと、その周りの方々に「本日私は直帰します」のメールを飛ばします。実は先週はプレゼンでドツボにハマったため、週末週頭と結構凹んでいたんです。しかし、今回は準備もしたんで、そこそこの手応えありかな。胸を撫で下ろし、1日のタスクを終える。これで私は、自由の鳥になった気分になります。








 さてどこ行くかー・・・と自らの空腹に耳を傾けます。すると、こういう時でもないと、なかなか東京の東エリアの新規開拓は進まんぞー、と神の声有り。新小岩なども気になりますが、今回は、錦糸町を起点に移動して・・・住吉です。狙うは、「麺匠 きくち」さん。先日、偶然見かけた諸兄方のレビューが気になりましてねー。







 うだうだ言って、始めから「きくち」狙うつもりじゃねーの??
そりゃ半分確信犯だわ。でもね・・・、結構陸の孤島なロケーションだし、温帯低気圧だし、ダメなら中川會へという軽い気持ちだった。するとちょうど雨が止んだから、思い切ったて突き進んだら・・・店まで着いただけ。店に着いた途端、土砂降りだったのも神がかかり的。その時ちょうど開店前なのに、扉が開いて、雨の様子などあって「どうぞお入りください」と招かれたりする。今日は、この一杯に導かれたのでしょうかねー。







【丁寧な鶏豚煮出し感!カエシ柔らかな醤油ダレ!!さらに野菜のような甘みが溶け込む!!】


 入店したら、私が鞄を抱えているのを気にしてくれて、その鞄を座席の下で受けとめる籠を準備してくれる。それがまず、まず嬉しかった。大した鞄ではないけれど・・・。テーブルとカウンターには、小洒落たランチョンマットが敷かれていて、きっちりと座席ごとに受け止める体制が仕上がってる空気感。注文を取りに来る間合いもナチュラルのようでいい感じ。入店して五分でホスピタリティを感じましたよ。一番安いメニュー「醤油ラーメン」を伝えます。800円也。そんなものかと・・・この時は素直に感じます。








 しかし、配膳の瞬間迫力が違うんですよ。実にしっかりしてるので、インスピレーションでこれ美味いだろうと直感。スープから味わいますが、動物系の煮出しがとても芳醇で、見るからに食べ応えを感じる様子です。そしてレンゲですくって透かせると、鶏のエキスが明らかに漂うペーズリーが美し。合間に霞む風合いは豚のコクか???。穏やかなブラウンカラーは、昭和のオヤジが冬場に引用する濃ゆ目のラクダパッチといった色合いに近いかも?。最近、実家に電話したばかりだからなんとなくそう思うだけです。







 とにかく味わうと、その「腹持ち感」と「スッキリ感」のバランスが印象的。「腹持ち感」は、鶏豚のエキス感は上澄みを飲みすくい上げたような、透明感あって雑味がない感覚です。鶏骨や豚骨の髄エグミを微塵も感じさせない風味が、沸騰させずに時間をかけて煮出した感が伺えますか・・・・。鶏油の鮮やかな香味を控えたのがまた良いですし、そのナチュラルな動物感覚が、しっくりきます。







 また「スッキリ感」は、醤油ダレのニュアンスでしょうか。塩気がとても丸いし、醸造感による酸味や、無為に厚みを感じさせる塩気が低くてとてもよしです。その上、どこかしら・・・野菜の出汁感覚がじわじわと広がりますし、そこがまた「スッキリ」と感じさせる素養かと思えます。







【引き締まり覚えるような多加水感!?汁吸い込む少なく口当たりも優し!そしてライトなスベリ心地】


 手前のスープで唸ってしまったけど、ここは麺が命かも。気取らないのに質感も高い仕上がりです。通が好む低加水より、みんなが喜ぶ多加水といった感じ。しかし、モチモチ感覚は控えめで風合いも楽しめると言う、わがままを叶えてくれるようです。潰しこみが、そこそこあるのに、潰れ切っていない??。また、汁を吸い込みそうでそうでもないという、スープとのバランスをよく練ったような感じが冒頭からしています。








 形状は丸め。茹で上げでそうなったのでしゅうが、とっても口当たりが良くて、舌触りもなめらか。ズボボボボーーーとすすり上げるのライトさが楽しめる一方、この麺独特の風味も感じます。多加水の麺で味わいってのもあまり伝えてこなかったけど、また自家製麺を崇拝しているつもりはないんだけど・・・・・、とにかく麺がうまかったとしか言いようがない。前歯の歯ごたえでプツリプツリという感覚。奥歯で潰して出汁の味わいと、でんぷん質の糖が混じるような風合い。みなエッセンスが素晴らしくて食って疲れたかも。












【脂多めのトロけるような熟成豚肉!肩ロース??デフォルト・メンマの質感の高さ!完璧ーヽ(´o`;】】


 具材も私を喜ばせる方向で疲れさせます。この部位はどこだろう!。豚肉が赤身と脂身のバランスが異様に良いです。赤身はスープを吸って旨味を熟成させて吐き出す一方、脂身は甘みを引き立てる感じです。大きさもナイス!。







 またこのメンマを見て欲しい!極太!繊維質細かい!シャキッとしている!薄味!本来風味濃い!・・・・絶品です。しっかりと歯ごたえがあるのに、前歯ではシャクシャクと切れ込む。繊維が歯の隙間に入ることなど全く心配することなしです。染み込んでいる出汁もうまいので、これは酒のアテには最高です。










 総じまして、「働いた後のご褒美には打ってつけな質感の高さ!」と言う、個人的にはそんな感じだったでしょうかー。いやー・・・あっさりの中にこってり感があって、とても面白いバランス感だと思います。この日は、いいバランスで仕事できたのもあってなんとなく共通項を強引に引き出しますが、仕事ぶり(完成度)は、共感に値します。今後、この方面で、仕事でいいことあったら、ゲン担ぎで伺うかも???。雨を避けて訪問した甲斐がありました。ということで・・・・なので詠います!



   トコトコと
   不安断ち切きり
   川越えて



   麺よし汁よし
   ここは住み吉し!



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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