ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2381】 創作麺工房 鳴龍 (東京・大塚) 担々つけ麺

<酷暑にへばる体に喝を入れる担々麺 in 大塚>


 池袋に諸用があったものの、この日は比較的午前中は時間に余裕があったため、大塚へわざわざランチ移動。狙うは、久しぶりの「創作麺工房 鳴龍」さん。ここで今回は未食の醤油以外にターゲットです。しかし少々余裕みて開店前に伺ったものの、シャッター行列ざっと15人以上 f^_^;) 。幸いちょうど日陰で行列を過ごせたことと、緩い風が吹いていたのが救いでした。








 さて何食うか・・・。こうも暑さでへばると塩系であっさりと行きたいところ。一方で、汁なしかつけ麺で暑さを凌ぎたいのも本音。ここで塩つけ麺があれば、間違いなくそれいってたと思うけど、そう都合よく運ばず。いろいろ迷ったけど、後客が支えていたので・・・今回は、「担々つけ麺」とさせていただきました。後から思うとナイスな選択だった!















【甘味と辛味、そして濃厚と淡麗が層をなして織り成す旨味の構成が素晴らしい!】


 配膳の瞬間は、店に辿り着く道のりとか、行列待ちの苦痛とかが、一瞬にして昇華する刹那。この麺顔と対峙するこの一時は、まるで絵画を見るようです。なんとも言えない雲が湧き立つようなつけダレのコク深い濁り。一転して麺皿は、白糸の滝のように極細麺が縦に綺麗に揃えられ、岩陰のような海苔がなんとなく夏の象徴的な存在。全体的なコントラストが、すごく纏まりを感じるという質感の高さです。食う前から美味いに決まってる感ですね。








 さてつけダレですが、絵はスマホカメラの感度がちょっとおかしくなった?と思えますが、鮮やかなオレンジ色の担々だれ。辣油の真紅さと芝麻醤のゴマペースト感が入り混じり、ちょうどそのような色合いに。レンゲを差し入れると、上層と下層に分かれた構造になってて、下層の方は、醤油色に近い落ち着いた色合い。自然と上層部メインで最初は味わうこととなりますが、その味わいは至極!。芝麻醤のコク深き味わいが、甘さを連想させますが、同時にゴマの香ばしさをしっかりと伝える!。そこに辣油から来るシャープな辛さがズドンと来ながらも、どこか控えめ。そこに中国系のスパイスが柔らかく全体を繋げている感覚で、日式担々の中でも上品な系統に感じます。テーブルセットには、手動ミルタイプの花椒が置かれているので、実は刺激がないとねーーという方には、これで調整していただけるといいです。







 また上層部は濃厚。芝麻醤と辣油のハーモナイズでフワフワ感が満載。そのためベースのスープから浮いているようなニュアンスもありまして、半分先に食べてしまいますが、食べ進めていく後半になって、全体が淡麗な下層部と攪拌されていくようになります。下層のベースも辣油が効いてかなり美味い。動物系のコクとスパイス感、そして辣油が淡くパンチを与えて、スパイスがまとめるという感じ。また・・・ひき肉の味わいも滲んでいるようで、これはこれでサッパリ感があってとてもいいです。







 全体的には、「芝麻醤」と「辣油その他」がそれぞれ・・・「濃厚と淡麗」「甘味と辛味」「上層と下層」という様々なコントラストをイメージしやすく、それが3重に食べ進めると攪拌が進んで行くプロセス自体が、とても面白く味わい深いという印象。これは、すごいぞ・・・鳴龍の担々麺。







【極細ストレート麺のキッパリさ!エキスに絡みクツクツと感じさせる風味もナイスバランス!】


 厨房の奥に、製麺室が備わっていて、相当のこだわりも感じます。麺は極細ストレート麺。熱の影響を受けやすいところの一瞬を流水と冷水で短時間に締め上げ、そして見事なる盛り付けが心を捉えてなりません。軽く酸味を覚えるような唐辛子???っぽいタレを座布団のように敷き、その上に膝を折りたたんだように座っている。そんな麺の姿が美しくてなりません。








 前歯の当たりはまさにクツクツっとした加水が低めの好みなタイプ。しかも揃っているから、歯切れが順列になっているような錯覚を覚えつつも、クツクツクツクツ・・・プツプツプツプツ・・・・と切れ込みます。そして奥歯でのプレスの際には、グルテンの爽やかな風合いが濃厚に伝わるという感覚。麺の量は、200g前後なのかな?。個人的には腹八分めでちょうどよい。







 また滑りが独特で面白い。これは麺と言うよりつけダレとの絡みによるのですが、最初はつけダレの上層をたっぷりと纏って食うことになりますが、それがまたたまらない。ヌルヌルしているわけでもないフワフワっとした感覚を、細い麺で絡みつけてから食うことに。この最初の一口目は、私的には事件ですよ!二口目以降は、このショッキングを引きづりながら、一気に食い続けることとなります。細い麺が、喉奥をかけぬけるシルエットも快感。ああ・・・書いてるとまた食いたくなる。












【海苔と悪戦苦闘しながら、挽肉を探し出すー】


 具は、挽肉と海苔、そしてクレソンと薬味少々・・・・。思えばとってもシンプル。それでも残念感が全くないから問題なし。挽肉は、食ってる最中、あまり意識しなかった・・・細麺に絡まって一緒に食ってた。またスープ割りの最後でお目にかかった程度かも。それでも柔らかい挽肉感で、奥歯でかじると旨味を感じるものでありました。








 意外と海苔が、麺と貼りついてしまって、悪戦苦闘したかも(笑)。それは他愛もないことだけど、このつけダレに負けない海苔の風合いあり。次回は工夫して海苔と対峙してみたい・・・・もっと効果的な食い方があるはず。クレソンは、途中から一気につけダレへ投入して、一口で食ってしまったけど、意外に担々味に合うんだね。







【スープ割り:ブーメラン方式・さっぱりし過ぎず味わい深さキープ】


 本来の担々麺と同じではないだろうけど、その旨さを予想してしまった。これは美味い!。次回は汁系も期待と考え中です。単に淡くしただけでなく、しかしながら割りスープはシンプルなはず。それでも割ると一気にこれまでのつけダレとは、別の味わいゾーンにステップを切ったような印象。煮干し?の甘い風合いが、芝麻醤の甘さと結びついたのか、補強し合ったのか・・・・そんな感じでグンと食べやすくなる。












 総じまして、「さすが東京!日式ハイセンス崇高担々つけ麺!」と言う感覚でしょうか。いやー、とっても全体的に複雑な味重ねを感じる一方で、繊細さ感じるハイセンスもありますし、これは酒にでも合うようなつけ麺。久しぶりの細いつけ麺であったことも、個人的には新鮮で、気持ち良く完食させていただきました。やはり、暑い日に、こういうスパイシーなものを食うと体がシャキッとしますね。などと考えつつ・・・・また来るか!?と問われれば、「そりゃもちろん!」山手線で今後寝過ごすこともありましょうから、池袋界隈の用事のついでに必ず!と申しておきましょう。ここはメニューを一通り完食したいなと思う・・・・。次回は塩系を食うつもり。ということで・・・なので詠います!



   酷暑でも
   元気な園児
   はしゃぐ声



   へばるオヤジは
   日陰でうだうだ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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