ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2341】 めん処 渚 (東京・中野) 濃厚つけ麺


中野駅の穴場に進出した濃厚民族>


 とあるラーメン系某SNSにて、突然に中野駅界隈に新店舗オープンの情報が掲示されとります。中央線エリアがホームの私としては、これは取材に行かねばならんでしょう!と思って、この日午後から社外研修を受けて、身軽な状態であることから、早速に夜の部に突撃してみました。そしたらね・・・もう私より先に、取材のような感じ?が始まってまして、それに耳を傾けながら、ウンチクなど情報をゲットしました。それは書きません・・・人の褌ですから(真面目!そして敬意!!)。








 そんなことより、個人的には冷房が気になってね・・・・。少し狭い目の店内スペースで、厨房の熱がガンガンという状態で、エアコンのパワーが不足気味か?それを扇風機でしのいでいますが、オープン当初にはたまにある光景かもです。徐々に改善されて行くでしょうから、皆さん暖かい目で見守りましょう。












【極濃ニボニボの見栄えにして、動物系濃厚エキス全開!飲み干せる極濃感覚!】


 プレオープンはしなかった?いわゆる練習営業。いろいろ不慣れな部分も見え隠れですが、それよりも真面目さが上回る感じ。最近の若い方々は、かっこいいことに「好きなことに真面目」な姿勢も含まれているのかもしれません。夢追ってる感覚が伝わるところが好き。私の配膳予定だったつけダレは、少し右往左往していたのを見逃せませんでした。だって・・・店主と客の距離が近いんだもの、そういう空気感は共有できちゃいます。








 さて、実は店名からも、券売機からも、どんなメニューが登場するか正確には不明なわけです。「濃厚つけ麺」とあるだけですから。でもおそらく・・・「またおま」な気もしないでもない。そんなワクワク感を抱きながら、配膳されたそれは、ビンゴ!だったわ次第。しかし・・・写真の映りのせいで感じ取れないかもですが、最初は【濃厚煮干】かと思ってしまったのです。しかも関東平野のニボラーが一斉に振り向きそうな極濃煮干し感覚。実物を見た印象では、深い緑色と見えてしまった。そんな感覚で、煮干し受け入れ体制十分に整えて、いざ実食に映ります。







 しかしやね・・・これが一転して、味は最初に動物系を感じてしまうから、妙に面白い驚き。鶏のモミジかな・・・コラーゲンが口の周りに貼りつくような濃厚さがいい感じ!しかも鶏一辺倒ではなく、豚骨の野趣もしっかり溶け込んでいる充実感。これはすごいと思ってたら、後で知ったが牛エキスもバランスよく投入されとるとか!そりゃそうでしょうとも。これだけのコラーゲン系の旨味をたたえれば。








 とは言え、煮干も仕事をしています。苦味を極力控えめにした、魚介系の甘味。この味わいも濃厚なので、動物系ではしゃげた旨味を、最後はしっとりと落ち着かせてくれるような凄みを覚えます。魚介のエグミも一切なく、それでいてなかなか魚介も濃ゆい味わい。







【角も立った締まりある感覚と、ヌチリとしたハードなもっちり感!エキス受け止め風味も放つか・・・】


 麺皿が凝ってますね。麺は思いほのか少し黄色味が勝っており、しかも引き締まりとしなやかさが共存するような見栄え。角麺と言うほどではないものの、凛々しい四角形な切り口が、歯ごたえの良さを感じさせます。やや長方形な切り口ですが、平打ちとは言えないようなストレート麺。加水は中程度といったところで、モチモチさが前面なわけでなし。芯を感じさないようで、全体で引き締まる感覚です。練り水の個性も感じるようなコシかも。







 すだちが備わっていて、こういう場合は、つけダレではなく麺に振りかけるもの。絞りかけて食うと妙なもので、より麺のグルテンの風合いを感じると言う演出がいい。そのくせ、スープの方が絡まって来るような持ち上げがあり、極太麺の割りには、ズボボズボボと音を立てつつ滑らかに滑ります。








 前歯で千切る感じも、突き刺さるようでハードなモチモチ感もあります。奥歯で束になった所をプレスすると、咀嚼のタイミングで、ヌチヌチヌチヌチ・・と淡くとも力強い弾力がいいかも! 麺量が多少気になるところですが、隣客の女性が大盛り頼んでて、それを眺めてたら、しっかりとした麺丼が運ばれてきた・・。お財布が許すなら、男なら大盛りにして、がっつりと食いたいもんです。












塩麹の熟成効果?トロトロの崩れ感と脂の甘さが最高の肩ロース!】


麺皿が風流で、チャーシューの姿が見えないため、迫力が少ないように見えますが、つけダレの底に隠れております。肩ロース肉がゴロッとしている感じでしょうか。一口サイズにカットされておりますが、これは実に柔らかくて癖になりそう。タレの塩気と肉の旨味、そこに脂の甘みが加わって、塩麹の円やかさが全体をまとめている感じです。また、つけダレとの相性もよく、ついつい先に摘んで食いきってしまいます。












【スープ割:ブーメラン方式/想像超える洋風への変換が素晴らし!】


これが一番意外だったかも! 器を返して返ってきたら、クルトンが浮かんでおります! これだけで一気に見た目が洋風に転ずるから面白い。乾燥パセリもささっと散っていい感じです。 多少淡白に変わったかなと感じつつ、味わうと一気にこれが洋風味!不思議〜。割りスープに何が加わっているのか、どうやって、一気にあっさり風に仕上がったのか〜。












 総じまして、「おもしろきかな!またおま系引き出しの無限さ感じる一杯」かと!  間違いなく豚魚の王道さも感じる一方、見た目の裏取り方と、スープ割の変化球には、食べ慣れた小生でも少し心の中で笑ったし。こうなれば、早く汁系の一杯も登場が待ちわびますよ。早くもう一回来なければ! 中野は想像以上に激戦区ですが、駅外れの一角は確かに盲点ですし、これから頑張って存在感を高めていただきたいと思います。そしてゆくゆくは冷房をなとかしましょうね・・・なんちゃって(笑)。とにかく応援モードですので・・・なので詠います!



   夏の宵
   うだる湿気と
   温い風



   香り運ぶは
   濃厚エキス



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


   



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