<念願の玉探訪!旨さに玉砕!!>
野暮用で今回は午後休暇〜。ちょっと保険の手続きをして、銀行行ってたりしたらあっという間にランチタイムのピーク時間が過ぎてしまいます。それはそれでラッキー。日頃行けない行列店へということで、川崎駅まで戻ってきて、バスに乗り込みます。目指すは大島三丁目バス停。社内アナウンスも「つけめん玉はこちらのバス停です」とご丁寧な案内が流れるんですね。
それにしても夏日の暑さだったり、雨が降り肌寒かったりと体調維持も大変です。今回は後者でありまして、一度箪笥にしまった長袖やジャケットを取り出すのも鬱陶しいので、半そでのまま家を出てしまったが、正直寒いーー。店前で並ぶのいやだなーと心配してみたが老婆心でありました。丁度一席空きがありまして、そこに滑り込みます。もうカレー狙いだったから、「インドのつけめん」は決めていた。しかし中盛り無料サービスだとは不勉強でしたが、聞かれたのでそれをお願い。そして、「あたたかいのと冷たいの」と聞かれて・・・・今回は珍しく「あたたかいの」と咄嗟に伝えました。寒かったからね。ひょっとして夏風邪ひいたのかもしれない。
【日本人に嬉しいカレー!挽肉旨味とじっとりスパイス感覚!】
しかし有名店ではあるけれど新店舗でもないのに、厨房とか店内の掃除が行き届いているのはさすがですな。店主もうまそうなラーメン屋たる・・・にこやかな丸顔が印象的で、わざわざ来てよかったと思わせてくれます。男女のサブメンバーも連携が良いし、もうそれだけでうまいもの出てくるの間違いなしです。後客もひっきりなしで訪れますが、「あつもり」派が半数以上。思いつきでそれにしたのだけど、そっちの方がうまそうなのか?少しラッキーしたかも。
さて、いい店はあまり待たせないのか、あつもりだから比較的早かったのか、ぼーっとしてたらいきなり配膳で慌ててしまいました。一見、やや黄色い濃厚豚魚つけめんですが、壁にへばりつくタレの色合いがまさにカレー色。先日食ったカレーつけ麺とは一転して、どろどろカレーつけだれです。なんとなく・・・すでにライスで割ろうかとか考え出したりしてるワシ。レンゲを差し入れてすくってみると、そこから挽肉の粒がわんさか出てきます。そして味わうと・・・まさに日本人ならど真ん中のカレーと申しましょうか。インドと銘打ってはいますが、日式カレー味。DNAを揺さぶるカレーです。
スパイシーであります。しかしヒリヒリするようなアジアンなタイプでもなく、スープっぽいシャバさのインドっぽくもない。スパイス感が重厚なんですが、辛さほどほどで野菜のうまさが溶けているような円やかさあり。フレッシュ玉ねぎも投入されておりますが、追加で好み次第入れ放題なシステム。その玉ねぎ甘さも隠し味のようです。
そして挽肉がいい!カレーで炒めたのがより肉のうまみを引き出しているような感覚で、動物感覚がとても深い味わいかと。それにベースの出汁も深みを感じます。豚骨の煮汁っぽいあのドッシリとした威圧感。カレーとの共謀をかんじさせる仕上げは、想像するだけでニヤリとしてしまうほど。
【引き締まった「あつもり」の歯ごたえ! タレとの絡みが最高〜〜】
めったに食わない「あつもり」が実にうまかった! TETSU以外で食わないかも。何かいいかと言えば、しっかりとした歯ごたえ、クッシリ感覚が残っていてとても良いね! 中にはモサモサするというか・・・次第に時間経過とともに張り付くような「あつもり」があるんだけど、そういうのが全くなく、また湯切りがとてもナイスで感じがよいです。平打ちでやや縮れっぽい麺ですが、形状がオーバルのようで、端が薄くて中心部が太いような感じ。これが全体的にイメージが良くて、絡まない、貼り付かない、熱ダレない。
前歯を差し込むとヌツヌツとした固めのテンピュール感覚。千切るタイミングで歯の裏側にも熱を感じるほどのアツアツぶりが好印象。そして奥歯へと運び入れて全体的にプレスをかけると、ヌッチヌチな弾力を発して、この時点で一気にグルテンの風合いがカレー風味とともに鼻腔を駆け抜けます。後で思えば・・・ニンニクを少し加えれば、また違った香味の熱風に変化したかも。
またつけダレが濃厚なのもあるけど、縮れと捩れがカレーを絡め取る感じ。まともに全部沈めて絡めて食うと、つけだれがなくなってしまうと思うほど。ずぼぼぼぼーーっとすすり上げニュルニュルとした感触を味わうのも楽しい。
【豚肉は脂がうまいと思い知る】
具は、メンマと挽肉と豚バラチャーシュー。メンマは酸味が少しあってカレーによくマッチしていたけど、カレーに埋没するのは仕方ない。挽肉はまさにカレーにはすごく合っていて、あとで追加したフレッシュ玉ねぎみじんと絡まって、ブツブツシャリシャリとした歯ごたえを楽しむのも一興。
また豚肉は脂身がしっかりとある豚バラですが、通常カレーの味わいに染まるところを、実は脂身のうまさが光ったという記憶。タレの風味よりも、脂の味わいの奥にある甘さが、カレー味と混じって辛さの中の甘さを主張していたような・・・。いやー、豚肉は、脂がうまいものなのだと思い知る次第。
【スープ割り:ブーメラン方式/最後はあっさりカレースープ】
器を高い台のところに反してブーメラン方式で受け取るシステム。なんと・・・スープ割コールのたびに、熱々になるまで割りスープを温めなおしてご提供ということです。なのでちょっと待つことになるのだけど、こういうコダワリは好きですよ。お味は、淡い煮干しの出汁割りでして、やはり最後に暖かい魚介出汁をすすれば、胃袋と頭の中がほっこりとリラックスするのを覚えます。
総じまして、「胃袋と感性に訴える質実濃厚カレー!」と言うそのまんまの感想でごめんちゃい!ここは相当に長い間の宿題店でして、ようやく訪問がかなってほっとした。と思ったんだけど、また来たくなってしまったから・・・ラヲタとは困ったものです。玉の本拠に来て本当によかったよかった・・・・・。年内にはまた来たいかな。ということで・・・なので詠います!
念願の
肉の旨味と
カレー味
梅雨寒忘る
麺のあつもり
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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