<ランチサバイバルでカレーつけ麺>
日比谷線からJRに乗り換える前に一杯食って帰ろう!と思って午前中頑張ったんだが、ランチタイムのピークともろぶつかってしまいます。午後も忙しいし・・・贅沢は言えんけど「おおぜき」へ向かい当然ながら行列に凹む。気を取り直して近くのまぜそば専門店「三ツ星」に狙いを定めますがこちらも行列アウト! こうなったら天下一品でもええわと思いつつもこちらも行列。引き返してなぜか空いていた「しゅういち」さんへと歩を向けます。直ぐに座れたというより余裕で座れたくらい。肩透かしというより、少し不安を覚えたかも。
それでも店名はご立派そのもの。「カレーつけ麺専門店」とか「西麻布」などくすぐる接頭語が羅列。当然英世一枚は取られるんだろうな・・・と思って券売機を見てみたら750円との表示が妙にうれしかったりする!
【考え抜かれたスープ系のカレー感!シャバいようでコクもあり〜】
もう夏というか暑かったからね・・・・「750円のカレーつけ麺のボタンを押してそこそこ気が抜けたように安堵感を覚えます。カウンター席に誘導さえれて「ライスもつけますか?」と言われて即答OKを伝えます。カレーにライスのサービスを断る人がいるのだろうか。750円つけ麺にしては嬉しいサービスです。そして、時間なくそこそこの満足感でよいなーとハードル下げ気味で待っていたら、紙エプロンもらって、溶岩グツグツ系のつけダレが運ばれてきます。何々!!ここはそんなに本格的な店なんだっけ!?と嬉しい展開に少し興奮を覚えます。トッピングも別ざらで、ライスも同時に運ばれてきたから、カウンタースペースが埋め尽くされてしまった!
まず超熱々でグツグツ煮えたぎる器を木の入れ物が支えます。これで不意な焼けどを防げる。どんなカレーかと思うと・・・すごく黄色い!家庭的なイエローとも微妙に違って、本格的スープカレー的なカレーイエロー。フランス車のボディーカラーにこんなのあったっけ?そんな第一印象。どこか液体的でシャバい風合いが印象的ですが、一口すするとスパイシーパンチが薄い。しかし、ココナッツが香るほどマイルドすぎることもなく、しっかりとしたカレーのスパイス風味、そしてベースの豚鶏の味わいを感じます。
ここでカレースパイスの妙など語れれば少しはレビューらしくなるのですが、全く無知のラーメンバカな私。ご容赦を。黄色はターメリック!としか知識ないので(笑)。でもクミン等のクセっぽくもなく、カレー苦手な方にもスルスルと食えるタイプだと思います。そうそう、私の嫁が実はカレー嫌いでして、のどにルーが貼りつくイメージがダメだとのこと。でもこれなら問題なしっすよ。似たようなカレー体感をお持ちの方なら試してみるといいですね。
【柔らかく波打つ平打ち麺!かと言って引き締まりと抜け具合が印象的】
結構普通に旨い平麺ですよ。ウェーブがところどころ強めでして、縮れっぷりがこれまたカレーと絡みそう。加水は高めだと見受けましたが締まりがよくて、グルテンの風味をしっかりと伝えるタイプです。今回は紙エプロンを備えてますから、ずぼぼぼぼぼぼーーっと一気に啜ると、喉越しに与える縮れの刺激がいい感じ。またスパイスパンチもマイルドなタレが、そうしつこく絡まないのも印象的で、どこか「タレがほどよく抜ける」といったイメージ。
また前歯でヌツヌツっと千切るイメージも夏のつけ麺をイメージさせてくれて心地よいかも。奥歯では束になったそれをプレスすると、ハードにクッシリとした反発が生まれる。だけどカレーがさっぱりしているため、これがしつこくない上に、麺の風合いもしっかりと受け止めるといったところか。
ボリューム的には200g少々といったところか。ま、想定内だけど、ライス付きと思えばこれで十分!となりのオジサン、山盛り食ったあと、スープ割りして、ライスも食うという男前ぶりでしたが、男目線でもかっこええでっせ。
【カレーに浸しては全部がカレー味、だよね〜・・・別皿扱いを尊重すべし】
今回はゆっくり食べる時間がなくてね・・・せっかくの別皿トッピングを途中から全部つけダレの中に投入してしまった。なのでほうれん草がイエローっぽいカレーのなかに入ると、途端にエキゾチックな見映えになります。ほうれん草は、カレーに投入してからのほうが甘みを増すなんて今更ながら知りました。
ちょっと勿体ないことをしたかも・・・・、味玉の卵黄の深みとか、豚ばら肉の香ばしさと脂の甘みなどの細かいハーモニーを感じるけれど、カレーに浸っては一色な味わいになってしまったかも。ま、それでも旨しなんですが。
【ごはん割り:シャバさがちょうど良い!】
シャバいカレータレだったんで心配していたんですが、残った分量も丁度よく、またライスと絡むというよりライスがカレー出汁を吸い込むような効果もあって、中々の旨いご飯割ができました。このご飯割があるかないかで、750円の価値が随分と変わる気がしますがいかが?
総じまして、「ロケーション、価格、お味、ボリュームなどお得感ありありなつけめん」というそのままの感想でごめんちゃい。昼飯難民になるところを、救ってくれた一杯でありましたので、その美味しさとともに感謝。あまり冗談で難民という言葉も使わないほうがいいようなご時勢になってきましたが、不安定の中の安堵感を覚えるこの一日にも感謝。ということで・・・・なので詠います!
夏バテと
入道雲と
陽炎と
凹み外出
カレーでご機嫌
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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