ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2314】 蒙古タンメン中本 新宿店 (東京・新宿) 味噌インドラーメン

<辛さのアミューズメントパークなラーメン溜まり場>


 先日以来、カレーを求めて「凛」へ二度店を変えて訪問しておりますが、見事に空振りツーストライク。刺激的なカレーラーメンをどうしても食いたい! もうこうなったら、私の思いつくところで一番確実に「刺激的カレー麺」を食えるところへ参りましょう! ということなら、新宿の「蒙古タンメン中本」の「インドラーメン」しかございませぬ。ちょうど乗り換えで便利いいし・・・・。などと軽い気持ちでやってまいりましたが、金曜日の夜の西新宿ともなれば、人がごった返しております。しかも、ほぼ若者ばかり。幼顔の制服君なども、食べ終えてたすれ違いで仲間と「最初は食えると持ったけど・・・」などとハシャギながら店を出て行きます。オレにもこういう時代があったんだよなー。








 さて券売機で「味噌インド」の食券を買ってカウンターへ。右隣君は・・・まるで固まった石です。10レベルの北極を半分食って動かないようす。新宿店部長の林氏からも「無理せずに」と促しますが、お友達が野次馬になっちゃて・・・少し可哀想。でも、「品川では食えたんだけど、なんだか体調悪い」などと言い訳始め出して・・・それ聞いてもう観察するの止めました。


   











【カレー辛さと一味刺激のせめぎ合い! 味噌コクとキャベツ甘さは助け合い!】


 中本は、実は4〜5回目程度。別に悪い印象を持っているわけではなく、むしろ良いイメージ。個人的に唐辛子系の極みに、体が耐えられなくなったから食ってないだけ。平均ちょい上くらいには、辛いものの耐性はあるつもり。だから店内のスタフの熱気とか、味わいも好きなんです。それにしても、今回の配膳は異様に早かったぞ! 麺茹では見込み流れ作業なんだろうか・・・確実に座って3分で、配膳が完了です。








 カレー系の中本。辛さは「醤油<味噌<北極」というレベル感。北極インドという組み合わせが、カレー系ではトップの辛さでインド人にしか普通に食えないという代物。果たして一般のインド人に北極のイメージがあるのかは不明。味噌インドは、10段階で6レベルの辛さだそうです。まずは一口・・・・・辛すぎたらスープだけ残すつもりで及び腰に味わいますが、「実に普通に辛うま!」なわけで、個人的には肩透かし。







 味噌辛は、唐辛子強調型の辛さで、味噌麹との融合というより外的補強といった感じ。ノーマルの新車に純正エアロパーツをフルにつけたイメージに近くて、角があるようでやっぱりまとまりがあるという乱暴者。味噌に溶け込む唐辛子のかけらもやや大人しげです。しかし、辛さが味噌を引き立てる感じがして、シャバい味噌スープにしては、しっかりと味を感じる仕立てには納得感があります。そこにカレーダレがドバドバっとかかる。割と濃ゆいカレーで、単独で味わうと体感「グリコカレーLEE の10倍弱」という程度の辛さレベル。お手の物です。しかし、非常にわかりやすい辛口カレー。肉は、こま肉と内臓系かな・・・・。実にコクの深みがありまして、意外にライスにぶっかけて食う方が似合うかも。まあ・・・どちらにせよ辛ウマであります。









 しかし、たぶん以前のレビューにも書いたと思うけど、このスープのいいとろころは、「辛いのにやさいの甘みがふんだんに溶けている」ということ。ストレートに言うと「キャベツの甘み」があればこその成立する高みなのです。野菜の中でも煮込むと美味いのは白菜とキャベツ。葉野菜のほのかなパワーが、蒙古タンメンにあっても、個性が色褪せることはありませんね。













【スープに負けずモッツリ歯応えで風味も感じる〜〜中太麺】


 麺もしっかりと覚えております。イメージ通りに、風味を感じさせるモツモツとした前歯の千切りと、クシクシとした奥歯のプレス感覚。こんなに個性豊かなスープに埋没することなく、麺の個性をしっかりと伝えてくれます。この点が、私のラー友とは見解が分かれるところで、今でもよくマジ喧嘩をしてしまいます。







 標準よりはやや太め、汁系では「中太」に分類できそうなイメージ。それが所々ボコボコと少し折れ曲がるようなボコボコスタイル。表面は艶めいていますが、中の密度感は確かなもので、汁を吸い込みそうでいて・・・そうでない。また、カレーダレと絡むところは、しっかりと巻き取るような絡み具合なので、カレー好きにも非常に嬉しい感覚。やはり、カレーには炭水化物とのコンビネーションだと確信しますが、そこがやはりラーメンである必然性に今でも悩みます。













【何と言ってもとろとろキャベツ!殆ど芯でも柔らかし!】


 どうしてもキャベツに集中してしまう。影の貢献者はこのキャベツです。何時間茹でたのだろう・・・と思うほどに、柔らかく、筋があるところも崩れるほどの柔らかさ。そこに野菜しか出せない優しい甘みが発散します。どんな極太繊維も柔らかい。いちばん芯に近い部分でさえとろける煮込み具合。根に近いところのほうが、妙にうまく感じてしまう。この甘くてナチュラルな汁こそ、この辛さのヒートアップしたところを、下支えしているのでしょうね。












 総じまして、「下半身の犠牲をおしても食いたくなる激辛刺激!」と言う感覚ですが、歳相応にマイルド調整しながら、食い続けたいと思う次第です。たまには若さと張り合ってみたいけど、それは二郎だけに止めておきましょう(大したジロリアンでもないけれど)。とは言え、やはり食うスピードは、まだまだ衰えておらず、今回も先客をぶっちぎって完食!ごちそうさま〜〜とカッコよく退店したつもりが、白いワイシャツに汁が飛びまくりですやん〜〜;^_^A 。カッコ悪いまま満員電車へ……。と言うことで、なので詠います!



   夏模様
   湿気と暑さ
   シャツ滲む



   流れる汗と
   スープの飛散り



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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