ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2309】 麺屋 汁久 (川崎・新丸子) 濃厚 鶏白湯そば 〜夜呑みの〆にもぴったりなシルキーな鶏白湯

<流行の二毛作店舗!?夜から昼サービスへのナイスな展開?>


 曇り空だったり雨が強く降ったりと散々な日ですが、移動中なぜか濃厚なラーメンが食べたくて、久しぶりに家系でも食おうと、武蔵小杉で途中下車。新丸子界隈まで歩きます。綱島街道に面した店まで行こうかと思いきや、雨足が強くなりどうしようかと迷っていたところに、おや?こんなところに、落ち着いた店あったっけ?と思い、躊躇せず入店です。わりとこの界隈はチェックしてるのに知りませんでした、こんな店がオープンしているなんて。


   




 いかにも居酒屋の二毛作店という感じ。しかし、夜の部もなかなか旨そうな予感がしており、日本酒や焼酎をあるていど揃えているところがいいねー。焼き鳥をはじめ、鶏を知り尽くしているがゆえに、鶏白湯で勝負なのですが、最近こいうの多いかも・・・。それでも新店舗開拓の興奮を抑えきれずにこうやってまた食うわけだ。


   











【選択肢は「濃厚」と「超濃厚」のみ!鶏エキスのスペシャリストか!?】


 「濃厚鶏白湯」と「超濃厚鶏白湯」の基本的には2パターン。どっちも濃いやんけ!と心の中で叫ぶけど、今日は濃ゆいのが食べたかったのだからこれもまた縁ということで。とりあえず一番安い「濃厚鶏白湯」をチョイスです。それでも780円だけど。客層は先客5名程度でそのうち3名が女性客。たしかに女性一人でも入り安い店構えなのはいいね。ど派手で真っ赤な量産的家系よりはずっと入り易い。などと考えてたらいきなり早々に配膳が完了。なんとなく細めんを予感させるタイミングです。






 さて配膳されたその麺顔。一見地味です。白濁の鶏エキスの海に白いネギと糸唐辛子。よくみればたまねぎ微塵が浮いている。なんとなく「汁で勝負!」という心意気を感じます。そんな感じでまず一口すすると・・・・・確かに濃厚なのだけど、特徴2つ。まず「コラーゲン」感がそこそこ控えめなのに、濃ゆさを感じさせる風合い。鶏の純度を感じる王道のつくりですが、鶏骨から滲み出えるエグミは一切皆無と思われ、なかなかいい感じ、そしてコペコペと貼りつくようなモミジに代表されるコラーゲン感が低いので、クチの周りが滑らかで重すぎることもなし。店名「汁久」ならぬ「シルク」な感じを連想してしまうのは計算づくなのでしょうか?







 また以外に塩気が立つのも印象的。少々の塩なら鶏の濃厚コクが吸収してしまうのだけど、それを超えてちょっと塩気が主張するタイプ。白いご飯が欲しくなるタイプですやん・・・。しかし、このお店のなりの味変なる食べ方があるらしく、テーブルセットに備え付けの「赤ダレ」と「薬味ネギだれ」があるそうな。塩気と赤ダレはちょと辛すぎるかもなと思い、「薬味ネギだれ」を投入してみました。これを投入すると、薬味と酸味が想像以上に効くので、少しづつ投入がお勧め。胡麻油よりは酸味のほうが勝つようなタレですので、サッパリします。


   



   









【考えようによっては麺もシルキー!スープの絡みや持ち上げ度合いがナイスな麺!】


 麵は定番たる、極細っぽいストレート麺。加水は低めに仕立てている感じで、グルテンの風味とスープの濃厚さの相性がいい味わい。パツパツまでは行かない密度感/潰しこみで、柔らかくもなく、標準的な茹で上げだったという記憶です。スープの絡みとか持ち上げは、すごくよくて啜り食うには快感を与えてくれます。この啜りの感覚も・・・シルクのような抵抗感?とどうしても店名とひっかけて考えてしまうかな・・・。







 また意外に熱ダレとか、汁の吸い込みとか、時間経過で影響を受けにくいイメージだったかも・・・。最近胃腸が弱っているため、割とゆっくりと食うようにしているんだけど、後半になって柔らかくなるとか、水分を含みすぎて風味が落ちるなどという変化は見られなかったかと。割と好みにあった麺でありました。











【胸肉と薬味少々・・・余計な飾りはなくて潔いかも!】


 個人的には少しでも「青さ」があったら映えるのにと思った次第。例えば三つ葉でもひとつまみあれば、糸唐辛子の赤と補色関係になって、鮮やかな麺顔になるのになと考えるかも。そうは言っても、汁、麵、チャーシューと3点をしっかり作りこんでおけば、そこそこ大人しい麺顔でも印象いいに違いないか・・・。







 さてそのチャーシュー。鶏の胸肉。個人的には「化粧パフ」とよく例えるタイプの肉。薄味が旨い、淡白さが旨いと思えるので、濃厚なスープに浸して食うと絶品であります。あまり失敗したところを見たことがないタイプの肉でして、まさしく今回も濃厚鶏白湯にあっては、王道の旨さでありました。


 




 総じまして、「ランチでもよいが夜呑みの〆にもぴったりなシルキーな鶏白湯」というそのまま何のひねりもない回答でご免チャイ! とは言え、女性客がいい感じで入っていますし、営業的にはそこそこいい滑り出しかもと思えます。夜営業もしっかりしていそうで、予約の電話が入ってたりして・・・どちらかと言うと夜の方が興味津々かも。駅から近いし、東横線って終電遅くまでやってるしね。いやいや、そんな時間まで酔いつぶれている場合じゃないか。仕事しよ仕事しよ。ということで・・・なので詠います!



   しとしとと
   雨の足音
   心地よく



   鶏の濃ゆさも
   絹の落ち着き



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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ぼくは茶豆。カレー屋の犬。

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