<もう夏の気配色濃い頃〜〜待ちかねた「つけめん」登場!>
もう6月!もう気分的にも夏だよね!夏とくれば……冷しも続々とこれから登場ということで楽しみが増える季節なんだけど、その前にどうしても気になってる「つけめん」がある。それが、ここ「らーめん いろはや」さんのそれ。何と言っても、初めてらーめん食べた時から、つけめんバージョンを食べたいと思った。正直言って、先日訪問したのも、そろそろ登場しているかなと思って少し早すぎたので、代わりにチャーシューめんを食った次第。暦の変わり目は、いよいよでしょう!と思って来てみたら、予想が当たってビンゴです。やったね!
気分が良かったので、味玉もつけてしまいましょう。今回は、「味玉つけめん大」780円也。
【期待通り!睨んだ通りのあっさり醤油の和み系!酸味抑えた素直な味わい!】
ああ、またお会いしましたね……。先日、ここでチャーシューめん食ってた時もおられた女性客に、思わず会釈してしまったけど、気づかれなかったのか、気色悪がられたのか、無視された〜(^_^;) 。ま、気にせずいこう。それにしても、相変わらずこちらのご店主の真面目さが店内に溢れております。日本にこういう若者がおられることを、誇らしげに感じるね。ともあれ、時間帯の都合で空いていたので、比較的早めに配膳が完了。ついに待ちかねた一杯とのご対面です。
まずつけだれの綺麗さに笑みがこぼれますなー。予想通り!いや予想以上の煌めきと質実さに圧倒ですよ。深い醤油ブラウンに鶏系の旨味の油が漂って、しかも全体的に透明感があっていかにも旨そう!この穏やかさは………、上京して初めて御茶ノ水の「大至」で食った細いつけめんの感動に匹敵します。こういうの関西ではありそうでないんですよね〜。
正直言って、驚く味わいではありません。よくある系統というやつかもだけど、飽きがこない、丁寧な味わい、穏やかな気分にさせるなど、実績に裏打ちされた確かな味わいと言う感じ。それが今、一周回った新しさと言う感じかもしれんが、美味くて堪らんのです。
例えば、醤油清湯の淡さと濃ゆさの背反するバランス感。別に酸味を少し効かせるとか、一味の味わいをアクセル効かせて個性を創るなど、いろいろ化粧の仕方もあるのでしょうが、「薄化粧の綺麗さ」みたいなもんをここには感じますぜ。本当に、汁系(らーめん)の味わいをそのまま少し密度アップしただけのような味わい。醤油、鶏コク、豚の煮出し等それぞれの円やかバランスが崩れとらんです。しかし、少しだけ濃ゆいバランスでスルスルと食わせます。淡いのに濃ゆい、濃ゆい淡麗系、中濃円やか醤油ダレ…………いろいろ考えてみますがピンとくる表現が難しいね。
【〆ても美味いね!角細ストレート麺の淡い風味感が、より生き生き!】
配膳の瞬間…………「こんなに食えるか!?ψ(`∇´)ψ」と正直思ってしまいました。確かに多かった〜〜。マイ大盛りベストは300gのはずなので、それ以上はあったかと思う次第。しかし、タネを明かすとザルで底上げされとった〜〜。今度訪問するときは、1.5玉とか、大盛りちょい少なめとか言ってみよう。汁系の大盛りよりは辛かった。
しっかし、汁系でも美味かったけど、つけめんもいいね! これも想像通り。つけめんとしては、角細ストレートでやや膨れっ面しながらも、全体的に引き締まった感じ。2〜3本タグって何も付けづにすすって食ってみたが、つぶ仕込み効いたグルテンの風味が、淡く香って品がいい。これに淡い醤油つけだれとの相性が良くないはずがなし。汁も麺も香りの相乗効果ですよ〜。
歯ごたえも、全体的に固めで沈みこむ感じ。前歯では固めでクスクスっと切れこむけど、奥歯のプレスではクシクシっとしっかりした抵抗感あり。最後はあっさりと潰れて千切れる。地肌は、やや貼りつく傾向があり、その分タレをしっかりとキャッチしているようにも思えます。なのでズボボボボボボボボーーーーーっと、一気にすすり食うことも可能。
【短冊ロース肉とメンマがちょうど良い脇役感!最後までお付き合い】
引き締まりのある、ロース肉の短冊切りが見た目以上にしっかりと投入済み。ところどころ、バラ肉の端っこが浮くと言う感じでサービス感もあります。麺と短冊チャーシューがとても絡みよく、淡白な味わい同士がとてもベストマッチ。同様にメンマも入り込んですすって〓み砕く感じがダイナミックかも。これは、意外に最後のひとすすりまで、お付き合いしてくれる具材があって、意外にボリュームあったのかもしれません。
【スープ割:ブーメラン形式】
そのまま、つけだれを飲み干しても良かった。でも一応スープ割りをお願いしてみた。「ほんの少しだけ出汁で割るだけですよ」と返答を受けて、それでもお願いしてみた。やはりお願いして良かった。最後にあったまる味わいが嬉しいし、確かに微変化かもしれないが、らーめんに近いスープ感をしっかりと味わうことができた。本当の意味で、最後に腑に落ちた。
総じまして、「真心感じて本当に素直な醤油つけめん!」と言う感覚で、これは応援と言うより、能動的に守っていきたくなるように感じさせます。阿佐ヶ谷駅から15分程度歩くけど、夏の暑さの日も、冬の寒さが厳しい日も、たどり着きたい何かあるよな〜〜。また来ます。そして、詠います!
待ちかねて
ワクワク進む
緩い坂
夕陽を背なに
和むつけめん
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: ムック
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 作者: 三浦展,志岐祐一,松本真澄,大月敏雄
- 出版社/メーカー: 王国社
- 発売日: 2010/01/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 57回
- この商品を含むブログ (23件) を見る