ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2271】 狼煙〜NOROSHI〜 (埼玉・大宮) カレーまぜそば大盛り 〜歯ごたえ、麺風味、カレー香り、どれもハードな統一感!

 伊勢志摩サミットが終われば、また選挙に向けた話が出てきますかな・・・・。選挙戦というか民主主義の最大のツールは「多数決」。全体最適を目指す社会システムなんですよね。だから、少数派意見は、隅に押しやられるのが宿命というか。まあ、そんな単純な話でもないでしょうが、ともあれ、学校で何を決めるにしても、そういうステップを踏む訳です。だから、隅に追いやられた人たちの希望は成立せず鬱憤は高まる。ところが、自由経済というか資本主義というか、経済に目を向けると多数決の理論は通らない局面がある。どうしてもちっぽけなゴミのようなものでも、少数派であろうと価値を見出す人がいれば、それで商行為が成立するし、立派にプレゼンスと満足を気づきあげられる。だからこそ、なんとなく若い人が、政治よりも経済や経営に興味を移す気持ちもわかる気がします。


 この世の中って、若い人の希望が報われるような時代にしたいですよね。最近選挙投票に行かない若者が多いけど、わかりにくいが様々な生活の基盤が国と云う入れ物。その上に乗っかってる経済活動も大事だけど、基盤がしっかりとしないと経済も上手くいかない。だから、基盤をしっかりと見据えることができるように、経済ばかりに目を向けることなく、政治にも目を向けて、意見を出すように投票に反映してほしいです。国の膨大な借金を生み出したのも政治システムかも。ここにみんなが目を向けないと、本当に良くならないことだと最近思う。政治にもみんながもっと目を向けてみようと云う話。




<出張時便利な大宮!駅弁より途中下車で「まぜそば」!>


 ・・・・などと考えながら、もう滅多にない北関東出張! あんまり頭を使わなかったけど、気を使った出張でありまして、もう帰りの電車ではくたくた。出張先にはめぼしいラーメンも見当たらなかったし、時間もなかったので、ハナから大宮でどこかいいところで食って帰ろうという算段をしておりました。駅弁とビールでのんびり帰るよりはガッツリと食おう! 最近、やたら露出度が高い「狼煙」さんへ寄り道しながら帰りました。以前に足立区の二代目では、カレーつけを食ったという記憶ですので、今回は、その汁無しバージョンといきましょう! カレーまぜそば大盛りを堪能させていただきました。


   




【しっかりした本格カレーの重圧感!そして香ばしさ!】


 「カレーまぜそば」の券売機ボタンはありません。「まぜそば」と「50円相当」のトッピングの券を購入して、券を渡す時に「カレー変更」を告げるシステムとなっております。知らなかったから右往左往してしまいました。床がとにかく滑るお店で、スモジ(二郎相模大野)といい勝負です。平日夜の部とは言え、満席当たり前のようでして、駅から離れたロケーションでも客足を惹きつける魔力はある店ですな。店内は、片隅は多少の埃っぽさを感じつつも、気持ち良い男性コンビの接客と仕事ぶりが好印象的。客層は男ばっかり。


   



 仕事メールを整理しながら待っていると、いきなり配膳で驚きます。さてその麺顔ですが、予想以上に規則正しい芸術的です。薬味やトッピングが放射線状に盛り付けられて、中心部には卵黄。豚肉は端で構える。見慣れた顔かもですが、カレーの印象は皆無です。一通り映像を収めていざまぜまぜタイム!すると麺の蓄熱で上気するようにカレーのスパイス感が、分厚い香味となって立ち昇り私の鼻腔をくすぐります〜。いきなりカレーの風味が弾けるといった展開がナイスです。






 さてそのカレータレですが、なかなかの本格的なカレー風味。シャバい感じもせず、ペースト状すぎることもなく、水分もある程度含むタイプかも。でして、通りの向こう側にあるネパール料理屋に張り合うカレーの落ち着き感です。汁無し系とは言っても、タレボリュームは結構なもので、ターメリック感が強めのカレーパウダーで日本人には分かりやすいタイプ。動物系のエキスと混じって分厚いボディですが、薬味の魚粉がググッと日式カレーに引き込んでくれており、甘みと落ち着きも感じて暴力性はないカレー味。この時点ですでにライスを欲してしまうかも。混ぜれば混ぜるほど、薬味のオンパレードで、辛味と香ばしさが順に訪れて、麺をすするたびに味が面白いです。特に卵黄はコクアップの極め付けでして、少々ブラックペッパーを絡めると、味にエッジが加わって食欲をさらに増す勢いです。








 麺を平らげるとそこには程よいカレーダレの余りが存在します。ここでライス追加して割ろうかと思いましたが、最近メタボが心配気味なので・・・・あえて我慢我慢。少しだけ、割スープを投入して(ポット形式)淡いスープ割りにして完食としましたが、本音は心残りですな。一番いいのは、「かれつけ200g+白めし」という組み合わせでしょうかね、やっぱり・・・・。








【密度感が最高に高いクッシリ極太麺!カレーに負けない風味あり!】


 嗚呼・・・狼煙は「麺」の店だな。一口食うとそんな感じがします。別にスープやタレがプレゼンス低いとは申しておりませんので、あしからず。麺の個性がはっきりと解りやすいくて、うまいのです。数年前に遡る「超濃厚豚魚全盛期」に時々見受けられた、低加水の極太麺の類。粉の超ひきしまり密度が高い風合いと歯ごたえが魅力的です。非常に良い粉が密度高く味わえる良品といった感じです。






 箸で引き上げると、その最初の時点から重みを感じるようで、ヌツヌツっとした腰の強さが動きから想像できるほどです。前歯を差し込むと超抵抗を感じるテンピュールの感じ。千切ろうとするとまさに「突き刺さる」ような錯覚を覚えます。そして麺の断面を見ると・・・しっかりと芯に当たるものが視認できます。ほんのわずかだけど、ヌガーな感じとグルテンが。そこから発せられる粉なの風合いが実によくて、カレーという個性強い風味に負けることなく、伝わってくるから実にうまい。






 卵黄が潰れて絡み合うとそれはもう黄金ですかね。ツヤが色気を誘うばかりでなく、いろいろな薬味を貼り付けてくるので、味わいが実に変化あって楽しいかも。特に、フライドガーリック??が張り付く局面は、ヌツヌツとした麺とザリザリっとしたフライド完食が、クランキーに混じり合うので、歯ごたえも味わいも突き抜けます。これはまいった!





【塩気の効いたほぐし豚等、目移りしそうな薬味のハーモニー】


 この汁なしは、実に薬味を始めとするトッピングがバランスよくていいです。まず豚肉ですが、ブロックタイプと、ほぐし肉が両方詰め合わせっているので実に欲張り(割)。定番的な豚肉ですが、豚骨出汁にも貢献したかと思われるスカッとした肉質感に塩気を少し感じます。されど残存する脂が甘みとなって実にナイスなコラボレーション。一旦カレーダレとからめると、味が一気にカレー味になってしまうのですが、肉単体でも相当うまくて、白飯に合いそうなタイプです。






 それにほぐし肉がまたいい!最高にいい! これは混ぜる時に満遍なく絡まって行き渡るように考えているのでしょうが、私個人的には、混ぜないでそのままいただくほぐし肉が好きかも!箸でちょいとつまんで、酒を流す楽しみにも流用できそうです。






 あとは、メンマは極太で薄味。繊維質もきめ細かくて、繊維の方向に垂直に立てて歯を当てても、シャクリと気持ち良い切れ味を表現してくれます。隣の白ネギは、小口切りとみじん切りの2タイプ。手が込んでる、計算が入る! おそらく小口切りのネギは麺に張り付いて楽しませる部分で、みじん切りはカレーのたれに溶け込むことを想定しているはず。これら麺とタレが混じり合う時に、再び白ネギ同士も再会することになりますね。







 また、魚粉と、フライド〇〇(ガーリック??)粉、一味系の何か・・・・という薬味三兄弟がまぜまぜするほどに、味わい深いですね・・・・。何気に海苔が、周りの存在感に押され気味ですが、それも愛嬌と言ったところか。





 総じまして、「歯ごたえ、麺風味、カレー香り、どれもハードな統一感!」と言う感覚でしょうか? 毎度個人的なフィーリングでごめんちゃい! それにしてもすごい麺の存在感。これなら、あつもりでも相当風味が立つはず。いかん、また再訪問したくなる病気にかかりそう。それなら支店を攻めようと思って調べてみると、綾瀬、南越谷、蕨など・・・みな「二代目」の看板でサブタイトル付きなのね。三代目、四代目と引き継がないところがなぜか興味をそそられるかも。焦らずゆっくりと埼玉大陸のラーメンを攻めて行きたいと思います。ということで・・・なので詠います!



   出張で
   疲れた体
   途中下車



   ハードな麺に
   疲れた下アゴ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

   


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