今年は大型連休と母の日がかぶってよかったです。今年は実家に帰りませんでしたが、いつも欠かさずカーネーションは贈っております。でもだんだんとお袋も寄る年波には勝てない部分もありまして、帰るたびに小さく見えてしまいます。そこで今回は、アレンジメントなどせず、真っ赤なカーネーションだけの花束を贈りつけてみました。お袋も若い時は綺麗な方だったんですが、今ではシワが気になるので写真に写ろうとしないんですよね・・・・。そんなお袋のマイナス気分を少しでも払拭したくて、好みじゃないかもと思った真っ赤なカーネーション。意外に喜んでくれました。シンプルなのが伝わったのか、年をとると派手なのが好きになるのか不明ですが、少しでも明るくなってくれたなら、申し分ないですね。ベタですが、やはり赤は女子色なんでしょうね・・・。
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<休日午前の大勝軒は和むね〜〜>
・・・・などと考えながら、休日午前の正午に近づこうとしている時間帯。今から名店に遠征しても移動と混雑で時間が潰れそうなので、近場で定期券の使える中野までぷらっと移動してみました。久しぶりに「中野大勝軒」へと向かいます。知る人でなくともかなり有名な大勝軒の老舗。『元祖つけそば』が看板メニューなのですが、意外に「無化調」であったり、「日本酒がそこそこいい」ということは知られていない気がしまして、表題のメニュー構成とさせていただきました。今回は、「真野鶴」というブランドの冷酒をやりながらまったりと過ごします。
それにしてもここの雰囲気も好きだな〜。夜は少し疲れた感覚を包み込んでくれそうだし、昼は昼で遅い朝食のようなアンニュイとした感覚にも馴染みます。客層も皆落ち着いているし、バタバタしたくない休日には定番メニューを食って気分を落ち着けたいもんですしね。お昼前からの酒は、ちょっと背徳感があるのもまた旨さを感じさせるポイントかも・・・。
【ライトな豚骨出汁とクリアな醤油ダレ!一味と魚介のバックアップがさすが!】
ほとんど語り尽くした感のあるつけダレですが、何度訪問して食ってみても、ああこの味!という思い出したような安心感を与えてくれます。程よい豚骨の煮出しがナイスで、嫌味やエグミが一切感じられないライトな動物感覚。そこに落ち着きはらった煮干しと節の味わいがベースとして引かれていて、見事にライト系の一体感があります。穏やかな醤油ダレがまたクセがない。クセがないけどクセになる旨さ。ほのかな一味のニュンスが味わいのエッジを柔らかくキメに入っていて・・・定番なる偉大さを感じます。
薬味は、「フライドガーリック」や「辛揚げ玉」が備わっていて、好みで投入。今回はライトなニュアンスでそのまま楽しみたかったし、冷酒にその薬味が合うとは思えず遠慮しましたが、ややコッテリ系のメニューもありますので、そういう方は試してみるのもおすすめかも。割とわかりやすい旨さの広がりを感じますね。
【多加水ストレート中太麺はまさに教科書の雰囲気!】
これまたほとんど語り尽くした麺ですが、何度訪問して食ってみても、ああこの味!という思い出したような安心感を与えてくれます。中盛は+70円で+80g追加されます。大盛でも良かったのですが、大型連休中に毎日相当食い過ぎて胃袋がやや疲れ気味。まだ引きづっている感じがあるので、今回は中盛。
粉の風合いとか、芯を感じるパツパツさとかそういうものとは一切無縁。すばらしきオーディナリーというべき「多加水中太麺のもちもちさ」を十分に味わいましょう。喉越しも楽しめる太さは、胃袋へ落ちる寸前にシルエットも感じさせてくれるはず。また咀嚼においても、デンプンの甘みを後半に楽しませてくれまして、ライトな醤油ダレとの相性も抜群です。薬味のネギが引っかかってザクリとしたならば、フレッシュな味わいも混ざり一層食欲を刺激しますし、全く飽きが来ない旨さです。
【必要最低限のようで最大公約数のような具材!スープ割がうますぎる〜】
またまたほとんど語り尽くした具材ですが、何度訪問して食ってみても、ああこの味!という思い出したような安心感を与えてくれます。これこそ特筆すべきところがないのですが(笑)、なぜか憎めない。いや、落ち着く。メンマもクラシックと思える半分クニャリとしたコリコリ感で、薄味がまたタレには絶妙。短冊切りのチャーシューもクラシカルな仕上げで、タレを吸い込んでから滲み出る旨味がまた格別。日本酒のアテには最高で、麺⇨肉⇨酒⇨麺⇨肉⇨酒・・・と無限のループを辿ると思っていると、酒が尽きる。
スープ割りは、口頭で頼むと、スタフが柄杓座席まで持ってきて、直に器に注ぐスタイル。最近こういうスタイルをあまり見なくなったね。今回は酔ったためか・・・いつもよりスープ割りがうまし! ラーメンのそれに近いはずなんですが、それよりはうまいぞ!と言ったら語弊があるか叱られる。やはり煮干し系のスープは大勝軒の本領発揮といったところかも。
【日本酒:純米酒真野鶴】
なかなかキレのある純米酒で不思議な感覚の酒です。吟醸のようにスルスル飲めるしシャープさありながら、さらっとした芳醇な香りもします。甘みのうまさも得意とする純米の中でも「辛口感覚」をしっかり感じさせてくれる! 定番のつけそばにもよく合うし、ある意味これで360円はミラクルかもしれません。枡&グラスで雰囲気もボリューム感もナイス!
総じまして、「定番の安心さ、酒の確かさ、価格の安さ、三拍子揃う大衆ハイクラス!」と言う感覚でぴったり英世一枚!お釣りなしと言うところも何だか気持ちよく感じられるナイスな組み合わせです!これはまた癖になりそう(笑)。これから暑くなると通う頻度が上がるかもですし、まだ呑んでない冷酒も試したいし。こう言う休日を過ごすためなら、平日必死こいて頑張れるかも!とても気分が良くて、帰りの中央線の黄色い電車の中で座りながら、知らぬ間に舟をこいてしまいました。ということで心地よいうちにとっとと終わるために詠います!
休日の
肩肘はらぬ
和み哉
昼酒あおって
ほっと一息
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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