今日はやることなくて、浅草寺へお散歩。雷門の前を素通りするだけで、中に入ったことがありませんでした。お正月のテレビなんかでよく見るから今更感があったんですが、想像以上に外国人パワーが改めて凄いと思った。中国語の飛び交う数の多さが印象的でしたが、それ以外にも、スペイン語圏の方々も多く、自撮り棒の便利さも再認識したし!
中でも、男女の着物姿の男女がちょくちょくいて、変わったデートだなと思ってたら、交わす言葉が中国語であったり、韓国語であったり。いろいろニュースで報道されてるけど、政治と経済は別物で、民間交流はもっと垣根が低くなっているのかもと感じました。一人でも多く、観光で日本の良さを持ち帰ってほしい。政策よりもずっと確実なことだと思いました。今年は私も久方ぶりに海外旅行でもしたくなりました。
- 作者: 壬生真康
- 出版社/メーカー: 公硯舎
- 発売日: 2016/05
- メディア: 単行本
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<雨に襲われてダッシュ!駅近で落ち着く店と麺>
・・・・などと考えながら、今回も大型連休の過去レビュー整理シリーズ。確か先月のしんどいときのラ活。疲れが溜まったとある日の昼下がり、意図的に埼京線板橋駅まで乗り過ごしたようです。気持ちよすぎて、新宿駅で立つ気力がありませんでしたかな(笑)。そのまま池袋へと向かう車中で、うとうと眠りの中で、ブックマーク店を紐解いて、駅から一番近そうで旨そうな店を検索したところ、最近登録した「麺屋ほたる」さんがビビッと頭に浮かぶ。そのまま池袋駅も乗り過ごすことができて、板橋駅に到着した頃には頭がすっきりして爽快。と、ここまでは良かったんだけど、ここで唐突に雨が強くなってきて、風の勢いも増してきた。google map で綿密に店の場所を確認して、えいや!とダッシュで店の中まで駆け込みます。結構濡れましたけど・・・。
こちらは、この界隈では割と有名な店の目の前にあるんですね。いかにも挑戦的な立地です。私の前を歩くカップルはそちらへ流れておりました。でも駆け込んだその店は、いかにも丁寧で質実な雰囲気で、奇をてらってたり、小綺麗過ぎないほどに整頓ができていて好印象。割と若い経営者二人が、キリッとしているオペレーションのようです。雨とラーメンとBGM・・・でほっこりする店内。今回は、初訪問なので券売機のポールポジション的位置にあるボタンの、「芳香塩らーめん」とさせていただきました。
【動物感抑えめ!しっとりとした魚介塩だれの滲みがナイス!】
すっかり雨に降られてしまったものだから、濡れたものを拭いたり、中のものが湿ってないかチェックしたり、ビニールにしまったりしていたら・・・疲れてしまってボーッとカウンターで頬杖をついてしまう。こうやってまったりしていると、あっという間に配膳が完了して現実に引き戻されてしまいます。気が付いたら、実に穏やかさと淡麗さがバランスした崇高な麺顔がお出迎え。瞬間的に、あ!これアタリ!と思えるアピール感覚です。
スープがクリアーのようで、少し霞みがかっているところが優しさを感じさせます。店の外の春の嵐とは大違い。春のラーメンというどのかさの中に、キリリとした塩気もありなむ。しかし、全体的には適度の煮干しと、節系から滲み出る味わいが主体でして、塩気の尖りなど一切ないという、非常に食べやすい塩ダレスープ感覚。しかも、トッピングのメンマの甘みを含んだような味わいが、徐々に攪拌されていくようで、塩気と甘みが一体化したようなまろやかスープ感覚です。系唐辛子のチリリとした感覚は非常に淡いくて香り程度の奥ゆかしさ。塩気なのに甘みを含むという淡麗系といった印象でしょうかね・・・・。
「芳香」という冠をつける一杯ですが、鶏油のような色気ある香味を感じません。魚介塩ダレにかかった形容詞のようです。ということで、動物系のニュアンスは、ベーススープにあるのみ?のように感じられて、鶏がらの動物系は割と抑えめに感じます。でも魚介系というところまでは突き抜けない程度のバランス感。この程度のレベルが王道と思われるほどに、実に安心感をもってグビグビと飲み干せるスープです。
スープ感も気に入ったけど、実は麺が好みであり好印象に貢献したかも。美しい細麺でして、白い地肌に全粒がわずかに練りこまれた風流なスタイル。見た目からして香りの良さを感じさせます。加水は少し低めと思う程度で、前歯で千切ると淡いクツクツっとした反発が鮮やかに感じます。決して芯を明確に感じるものではありませんが、中のグルテンの風味感が、塩ダレと混じって旨さを感じるというもの。奥歯へ運んでプレスをするとブツブツブツブツっと順列にてカツカツっと潰されて、旨さを感じます。帰りがけに見つけた麺箱には「三河屋製麺」の文字。旨しです。
後半は若干汁を吸い込んで、たおやかな腰つきになります。このあたりからツルツルすすり上げるスベリが、だんだん楽しくなってきます。クチっと潰れる淡白さとか、口元から喉奥にシルキーに滑る感覚の残像とか、いちいち頭に感じる次第。あっという間に食いきってしまい、大盛りにしなかったことを悔いる感じ。
【流行のレアチャーと甘さ感じるメンマたち】
レアチャーシュー、メンマ、白髪ネギ、海苔、糸唐辛子、飾りの緑の何か・・・。ナルトはなく、今風のらーめんらしい麺顔に仕立てられてます。チャーシューはレアっぽいモモのような部位で、脂の甘みはないけれど、肉質のナチュラルな旨みを堪能するタイプ。こういうのは柚子胡椒と食うと美味いかもしれません。やや小ぶりだったので、印象には残りにくいのですが、仕立てとしては丁寧な感じ。
またメンマが意外に印象に残るかも。小ぶりなタイプで柔らかいクニュリとしたタイプ。それが割と多めに投入されており、味わいが不思議な甘さを感じるような風味。自家製とは思いませんが、面白い味わいで、汁も多く含んでいたことからスープに沈めて食いました。これは、ビールのアテとして、ネギとラー油を絡めて食うととても美味いかも。
総じまして、「若さの中に落ち着き感じる王道塩淡麗麺」と言う感覚でしょうか? この界隈は夜ともなれば、飲み屋が多くて結構お安くワイガヤと騒げるロケーションなのでしょうか? だとすれば、〆の一杯としては、この質実で柔らかい淡麗な一杯はすごくマッチしますし、贅沢な〆方と思われます。利用価値は高いかと!また、ちょい飲みとして、中瓶ビール450円と絡ませていただいてもナイスなお店。土日に出かけることがあれば、そういう使い方もいいかなーっと思っています。さて、雨が弱まらなければ、ビールをちびちびやって雨宿り続けようかと迷っていましたが、少し弱まったようなので、思い切ってまた駅までダッシュ。ひと雨ごとに、緑が鮮やかになる季節を迎えようとしておりますな・・・・。ということで・・・なので詠います!
春嵐
傘が壊れる
涙雨
駆込む麺屋
雨宿りなう
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
- 作者: トリコガイド編集部
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2016/03/15
- メディア: ムック
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