とにかく4月1日というのは、忙しい。新体制発表やら、組織のキックオフ的なものがあちこちで立ち上がるから、顔を出すだけでも午前中が潰れる。そして午後はというと・・・・皆いろんなイベントで拘束されるため、結局メールで用件を伝えるがレスポンスなしがほとんど。この日は、いろいろな経済活動が停止する日にちがいない。おまけに日経平均も大幅下落したようだ。
1日中、仕事に身が入らなかったのは確か。自分も合間に異動通知など知らず知らず目にしている。驚きの体制変更があったり、思わぬ人の異動や昇進などと見ては背景をその想像したりして・・・・全くサラリーマンというのは世知辛い性分だとつくづく思います。こういった日は、そうそうに仕事を切り上げて仲間で飲みに行きたいもんですが、決算の締め日調整の最終段階で、めぼしい奴はみんな忙しそうだ。しゃーない・・・・近場で飲んで、ラ活でもして帰ることとする。思えば3月は忙しかった。月を超えたというだけでもやれやれ・・・という気になります。気分を発散しよう!狙うは「ラーメン二郎 JR西口蒲田店」・・・・。おかしい名前である。JR蒲田駅西口店、JR蒲田駅前店でも良かったはず。何か意図があるのか・・・。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/08/02
- メディア: Kindle版
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<落ち着いた静かな週末二郎・・・といきたかったのだが>
・・・・などと考えながら、重い体を引きずって今日も二郎でエキス補給です。よほど疲れていたのか、入店してカウンターに座ったらボーーっとしてしまいました。意識を失う私。突然呼びかけられた様な気がして我に戻る・・・しまったコールのタイミング!
「ニンニク・トウガラシ!!」
って叫んだら全くの気のせいだった。ラジオの声か何かで反応してしまっただけ!私ひとり唐突にコールを通すので、ご店主も目が点でした。「後でちゃんと伺いますので・・・」と大人の対応で諭されてしまいました。(;^_^A 嗚呼〜穴があったら入りたいとはこのことです。
【非乳化部分とオイル部分の二重構造のようでサッパリ塩気がナイス】
そんなある焦ったことが直前にあって、暫くして配膳されたのがこの一杯。デフォルトの小ラーメンですが、なかなかピヨピヨの私には挑戦しがいのある麺顔です。スープがもう溢れそうなまでに見事。そーっと高台から運んだはずなのに、少し手が滑りこぼしたスープがズボンに垂れる〜。嗚呼、何て日だ!
それでも落ち着きを取り戻してスープから味わうことが出来ました。表面には分厚いガラスコートの様なラードの層。その奥に細かいビーズの様な背脂が浮き、さらにその奥は、柔らかそうな乳化した豚骨醤油が見て取れます。雪の様にトウガラシが降りかかり、ラードに溶けて赤い斑点を残す。味わいとしては、思いの外ヘビーではありません。こんなにオイルっぽいのに、むしろ軽やかにごくごくいけるクチ。
ヤサイの汁もあってか、塩気も気持ち的には軽い感じ。その分トウガラシの刺激がカバーし、またニンニクがシャープに切れ込むようなエッジングが印象的です。個人的には、カラメを追加してもよかったかも。しかし、慣れてくるとこれが丁度いい塩梅に思えてくるから、これが最高のバランスなのかもしれません。
【程よい柔らかさで遭難することなく食えるかも〜】
麺は、比較的大人しい二郎麺と言う印象的。デロデロした感覚はなく、ワシワシと喰わせるほどのワイルドさがありません。しかし、綺麗なストレートの中に、オーションならではの色合いを感じますね。店内に積まれたオーションの袋が何だか誇らしげです。
ボソボソと言うより、ヌツヌツとした柔らかさと密度感を両方兼ね備えた様な前歯の切れ味。奥歯でプレスするときは、ヤサイのザクザク感と混じってクチクチと短いタップで潰れます。オイルの層を通してかとても艶やかなスベりもあって、山盛りだったそれはたちまち減って行き一気に完食してしまいます。先に配膳されたお隣の麺少なめのお客よりも、先に食いきってしまった。食うと言うより飲んでいるのかもしれない私です。
【シャキ度合い高いヤサイと可愛い豚】
キャベツが多めでナイス!しかもモヤシ同様にシャキシャキしたものだから、部分的には硬い部分もあったが、これはご愛嬌の範囲です。
豚が少し可愛いサイズ感。一口サイズのスケールと分厚めスライスのバラ肉です。中には渦巻きになっててバカボンの〓肉。スープの出汁がしっかり染み込んでいて、柔らかく文句はないですね〜。最初は、ヤサイの中から探せずに苦労したのですが・・・またスープをこぼしたりしてね。
総じまして、「軽い塩気で食わせるマイルド二郎」と言う個人的な感覚でしょうか。年度末と年度初めは忙しいもんですが、疲れても二郎食える元気がまだあって良かった良かった。また食いにきます。ということで・・・・なので詠います!
疲れ果て
帰社を諦め
途中下車
蒲田の闇と
二郎に誘われ
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!