ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2213】 中華そば 旋 (東京・穴守稲荷) 朝の中華そば


 今日より、新年度スタート。街中では真新しいスーツ姿の若者の姿が目に付きますが、早朝出勤組みな私としては・・・子供の姿が多くてそして大きく元気な声が響くのが目に付きます。春休みだからディズニーランドへ行こうという方達でしょう。もう始発電車の中でもハイテンション! オヤジな私としては、人ごみをさけて静かに眠れる貴重なスペースなんですが・・・そんなの知ったこっちゃないですね。ディズニーキャラを身につけたり抱えたりしている子供が、長い座席の両端を支配。真ん中に私オヤジが一人ちょこんと座る。もう立ってしまおうかとも思ったけれど、睡魔に負けて神田まで熟睡してしままいた。


 私にもそういうころがあったな・・・。そう言えば、就職で上京して、同期男女でディズニーランドへいったっけ。数十年たって・・・みな私と同じようなお疲れ中年になっているのかな。などと思うと改めて同期が懐かしく思えて、また一緒に飲みに行きたい気分です。


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<商売抜きのモーニングサービス魂?>


 ・・・・などと考えながら久しぶりに降りた早朝の「穴守稲荷」駅です。以前に「中華そば さとう」へ訪問依頼ですから、随分と前になります。今回は、朝にやってまいりました。午前10時に川崎近辺でアポイントがありまして、その朝飯ついでに久しぶりに朝ラーメンと洒落込もうという計画です。近くの「ラーメンショップ」と相当迷ったのですが、朝から濃ゆい豚骨醤油はヘビー過ぎるし、これから会う相手先にも悪い気がして・・・こちら「中華そば 旋」さんへ。しかし何ゆえ朝ラーメンがあるのか? 目の前の産業道路は大型トラックやバスが轟音をたてて通り過ぎるばかりで、駐車場も見当たらない。オフィス街でもないまさに大田区といった工業地帯の産業道路で、いきなり朝ラーメンが営業されてますからね・・・。本当にボランティア半分といった感じで、訪問時は先客もゼロです。







 しかし、朝の気だるい気分はないぞ! 店内はその日の準備も平行して進めながらの、それなりのサービス性と緊張感が漂います。朝ラーメンがあるだけでもとても貴重なこのお店。その朝のラインアップに、醤油系、塩系、煮干系と3つのバージョンがあるのが実に嬉しい。それぞれ550円。写真と見比べると、メンマ等を少し省いただけで、ほとんどレギュラーの仕上がり感みたい。今回はとりあえず、基本的な醤油となる「朝の中華そば」をチョイスさせていただきました。通し営業もありがたいけど、朝営業は実にありがたい。













【軽やかなエキス感と割としっかりめな塩気で、胃袋が目覚める】


 そんな朝の有り難味を感じつつ、高台から受け取ったのがこの麺顔。いや〜、価格抑え目の朝仕様と言えども、スペックダウンしたような質感は本当にありません。朝からしっかりした良いラーメンという感じて、スープの色合いか濃ゆさ、チャーシューの質感など何処をとっても納得の風貌。これで550円というから、寧ろお得感が先行する思い。







 静々とレンゲを差し入れ、ずびずびーっと啜り上げると・・・なかなかどこか馴染みのある中華そばっていう感じで、しかりとした鶏豚の動物エキスもさらりと溶け込んでいるようです。魚介はその次に来るか来ないかという様相で、どちらかと言えば個人的には「塩気」のほうがアピールしていたという記憶。








 のどやかで淡い醤油ブラウンですが、タレのカエシか、塩気をやや分厚く感じさえるかも。後になって喉が渇く程度でもないのですが、朝にこのカエシのエッジングでビビっと目が覚めたかもという塩梅です。ひっとしてこの後にチャーシューをほお張ったから、その塩気も混じった印象なのかもしれませんが・・・。











【オーディナリーで馴染みあるストレート細麺!程よいボリューム】


 よく低価格だと、麺が量販的で残念なことが多いのですが、いえいえ実に看板掲げたラーメン店の風格です。取り立てて特徴的ではなく、いつも気持ちよく食っている安心感があるタイプ。標準的な細めんで、美しいストレート。練り水の個性はほどほどで、潰し込みもやや高い程度。クシクシとしたハードさは低いけど、密度感はキープさえているようです。加水は中から多の真ん中程度で、淡いモチモチ感覚も見え隠れ。前歯でスパスパと切れ込む小気味よさと、奥歯で潰してスープと麺の風合いを楽しむ痛快さもバランスよいと思います。







 表面はややつるつるしていて、これも口当たりがいい。食べなれた麺だなとスベリにおいても安定。後半にやや汁を吸いだして、腰が緩やかになるところも、印象的には悪くないです。朝から大盛りする必要もなく、ボリュームとしても納得の550円。













【朝から手抜きなしのご立派チャーシュー!】


 ここが一番の心意気だと思います。このチャーシュー。とても分厚くて脂も多く、肉の甘みタレの染み込みと共ににじみ出る感じ。そして分厚い・・・・そこそこ大きい。存在感があります。叉焼というより煮豚的な味の染み込み方。このタレが結構味が濃いので、スープにも多少影響を与えるか与えないかの微妙さあり。まさにばら肉のブロックと言う感想で、この一杯の中では印象がよいです。







 また、低価格で抑えている割には、しっかりとした海苔、ちゃんとした青菜、ケチらない薬味葱など脇役も仕事してますし、朝に限らず昼夜に出してもしっかりと食った印象に残りますね。







 総じまして、「朝からちゃんとしたラーメンが嬉しい!」と言う全くひねりのない感想でごめんちゃい!あまり腹が膨れると緊張感をなくすから、スープを半分程度のこしてフィニッシュです。しばしお冷で薬をのんだ後まったりとカウンターで過ごす朝のラーメン屋。ゴーゴーと唸る高速道路、その下の産業道路、忙しくゆきかう車、そして・・・穏やかなラーメン屋。いろんな音を聞きながら、男の戦い前の一時を過ごしたとさ。ということで・・・・なので謡います!



   朝ラーメン
   産業道路 
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   道路情報



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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