【今週のラーメン２１６５】ラーメン二郎荻窪店（東京・荻窪）小ラーメン・ニンニク

　ムサクサしたことがあったとか、仕事でやっつけた気分が高まった時は、なぜか二郎に行きたくなる。今回はどちらだったのかは秘密なれど、とにかく最近営業再開したこともあって、訪問してみました。

　今回は、頼もしい見方があります。ニンニク臭を家庭に持ち込めない私には、100%りんごジュース！濃縮還元タイプでは効果が薄いとあって、わざわざストレート果汁100%のものを探し当てました。何のことはない………JR東日本のホーム自販機に普通に売ってた^o^。こいつをやりながら食うと、ニンニク臭が驚くほど抑えられるとのことです。興味があればやってみて下さい。カロリーはウーロン茶の比ではありませんがね〜〜。今回は、引くことも足すこともせず、デフォルトのニンニク、ヤサイ、麺量で挑戦させていただきました。

【カネシのエッジが若干淡め、微乳化な豚骨感、妙にスルスル飲めるね〜】

　コールのタイミングは、ほわん……とした感覚で浮かれたんですが、直後に配膳されたそれは、小ラーメンとは言え威風堂々です。克服できるかと、言わば挑戦的な面構え。スープにたどり着く前に、モヤシと肉を少々やっつけてからスープを味わいます。うう、久しぶりの二郎味。豚のエキスと程よい塩気を伴った調味料のエッジング。嗚呼、今夜は二郎に来たんだと、リングに上がったボクサーの気分にでしょうか。もう後戻りなど出来ない切迫感で食い続けます。

　脂は比較的少なめな為、後から重くなりすぎることなく、3分の2に至るまでは極めて順調に食い続けられます。それでも最後が見えてくるといきなり箸が重くなるような感覚に襲われます。ううむ………、ちょっとカネシの感覚が薄いかなと、この時気づきます。テーブルセットにはタレがあるので、それをチョチョイと投入して味調整。やはり、カネシ由来の塩気エッジングがキリッとすると、これはこれで気分が変わるし、食うスピードが盛り返してきます。

　固形物を押し込んだところで、胃袋が少し悲鳴を上げております。思いの外、途中でスープをグビグビと飲んでいた様子です。今夜はスープまで完飲するつもりでありましたが、少し汁を残したところでストップ。制覇気分には浸れなかったけど、やはり久しぶりの挑戦では、正直キツかったかも。しかし、同時に配膳を受けた五人の中では、ダントツに早食いだった私ではありました。健康に感謝です。

【柔らかめでモッチリした平打ち弱縮れ！チュルっとした滑りが楽しい〜】

　麺は非常に食べやすいタイプです。ワシワシとしたハードさはすごく少なくて、むしろモチモチした弾力感生む多めの加水が印象的。地肌のザラツキもなく、チュルっとした口当たりと舌触りです。両端の他客は生卵を別容器で提供を受けており、そこに麺を浸してつけ麺風に食ってたりしてました。ジュルジュルジュル〜っと音を立てて食うのが、少し羨ましかったかも。

　モヤシの歯ごたえと比較するから、歯ごたえ感がまたスパスパとより強く感じます。麺の密度感もそれほど高くなかったかも。だから、重く感じなかったのか、スピードを持続しながら食えた感想。奥歯でのプレス感もクチクチっと、淡白な潰れこみが久しぶりの挑戦としては、快適だった様子です。

　柔らかい二郎の麺って、いつもはデロ〜ンとした風貌なんですが、過去の記憶も薄く、ぷるん！と感じる一面もあり。明るい感覚の二郎麺なので、女性や初心者でもとっつきやすいと思われます。もっとも、ボリュームはありますので、本来ならば「麺少なめ」が一番適度で美味しくいただけるのかなと、個人的には感じています。

【シャキシャキ度合いが絶品なるモヤシ！豚の脂身部分のと共に美味しくいただく】

　さて肉ですが、「小豚」にしなくて良かったと逆に安堵します。デフォルトでも十分なボリュームなのでナイス！どこの部位やら分からんほど、ごったごったに投入しておりますが、味は薄め。赤身はスカッとしてますが、スープに混じるとちょうど良い塩気になります。そして柔らかいー。トッピング脂は少なめだったものの、豚は脂身の塊が御構い無しにどかっと入れられてます。こう言うの豪快さがいいところ！

　しかし感心したのは、モヤシのシャキシャキ度合い。たまたま茹で上げタイミングが良かったのか、アッツアツの状態と、シャキシャキの状態がハイレベルでバランスとってました。なので冒頭でやっつけ気分でモヤシを食うどころか、美味い美味いと普通に気持ちよく食べ進めてしまったという顛末です。

　総じまして、「コールタイミングがとても待ち遠しい二郎」と言うことで、ほんわかさせてもらった！その反面、久しぶりに爆食死いたしましたけどね〜。いえ何せ………、調理補助とホール担当のお嬢さんが、似つかわしくないほどに楚々としていたではないか。いつもは緊張するコールのタイミングも、そのお嬢さんからコールの促しを受けるので、ちょといつもの二郎らしくないところ。それがまたとても新鮮に感じるのでナイスなのだわ。そんなこんなで和む二郎。回転も悪くないので、こりゃ通勤経路にあることだし、再訪問は確実であります。なので詠います！

　　　　久方に
　　　　復活営業
　　　　嬉しかな

　　　　我も復活
　　　　久方二郎

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！