ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2104】 中華 光陽楼 (東京・荻窪) 熱々汁なしマーボーメン

 

わざわざ休日の買い物ついでに街中華屋を探索。なんだか最近、街中華の調理麺にハマりつつあるのです。その中でも、麻婆系に意識が傾倒しておりまして、いろいろネットで調べてみたところ、先人賢人は、こんな店を探し出しておいでです。今回は、荻窪の「中華 光陽楼」さんの「熱々汁なしマーボーメン」というちょっとファンキーさ漂う一品をいただいてみました。何か私を引きつけるものがあったんですよね〜。流行を追い求めるよりも、足元見つめて町中華探訪問というのもいい感じです。













【静かで落ち着く街中華の代表格】


 ランチ時の13時前に入店すると、そこにはガチ常連さんたちが2名定位置と思われるところでくつろいでおられる。ラーメン定食系と、五目チャーハンだったかな・・・チラっと見て一番端の席に座ります。そしてとてもこの店が落ち着くことに気がつきます。水回りの作業場がホールの中にあるのがとても印象的。ちょこっとしたスキマにでも、食器など水洗いを進めたいということなんでしょうか。そう思うと隅々に掃除が行き届いているのがとてもわかるし、古いなかに清潔感があるって素晴らしいかも。壮年ご夫婦のハートフルな接客もいい感じで、熱々汁なしマーボーメンを注文しても、「辛いですが大丈夫ですか?」という気遣いも嬉しいではないか。割と店箱の外観からして広いキャパ。ゆったりとした空間が生まれてゆったりとすごしました。


   



   










【街中華らしからぬ本格辛甘仕立て!程よい痺れも食欲誘うヒリ辛さ!】


 配膳の瞬間は、麻婆の盛り上がった感じなどあり、質感十分! 「なんちゃんて〜」感覚の気楽さも好きですが、「俺っちのこだわり」というような主張ある感覚も、WELCOMEです。色合いも深くて期待が持てる!そして赤唐辛子でキーーーンって効かせるようりは、辣油でスコーーーーンと効かせるような辛さの味わいが、食う前から見て取れるよう。これは期待が高まります。








 これが味わうと「深い」のです。醤のことは詳しくありませんが、甘みと辛さが両方分厚い感じ。中華醤といえばスーパーでたまに買うオイスターソースしかイメージがうかばないのですが、あれに似たコクまろな味わいある深い甘みがじっとりと広がるイメージ。しかしながら、辣油のシャープな攻めも十分ありまして、甘さと辛さが拮抗しているという構図。ここにひき肉の甘みが甘みにつられて滲み込む。そして、豆腐のふるっとした風合いがまろやかにする。そんな妄想を描くのに十分な質感が芳醇であり、街中華と侮ってはいかんと襟を正す思いです。







 そしてそれなりに、山椒がジリジリとしてきてうまいのですよ!どこまで本格的な山椒かは不明ですが、痺れすぎないで香りを残す程度のジリジリ感。街中華では本格四川レベルは不要です。しかしそれなりってところが難しいところでして、なんだか基準をみつけたような痺れ感が心地よい〜。レンゲが本当に止まらずでした。












【ラーメン専門店っぽい平打ち中太ストレート!風合とタレもベストマッチ!】


 嬉しいことがもう一つ。麺がなかなかの本格的なんです。実はメニュー表に「辛マーボーつけめん定食」という一風変わったPOPと写真があったわけです。一般的な流通中華麺なら、つけめんはキツくないか?となめてたんですが、いやいやどうしてどうして・・・・、しっかりした平打ちで密度感もそこそこありの麺です。多加水の中の低めというようなニュアンス。グルテンの風合いもしっかりと受け止めることができますし、マーボーを絡める力もすごいです。








 もちもちと言うよりスパスパとした前歯の切れ味がまた心地よい!そこにマーボーの甘辛いコクが染み渡るので、食が進むこと請け合い。奥歯でのプレスは、クシクシクシクシクシ〜っといった淡い潰れ込みですが、ひき肉が絡んだりして、ところどころで面白いイレギュラーな弾力。それがまた面白くて食が進むかも。ともあれ、マーボー餡という個性に埋もれることなく、麺のグルテンをしっかり味わえたところが納得度が高いです。







【豆腐はもとより、挽肉の多さが光るのだ〜】


 マーボーの餡を見つめてるといろいろ面白い。既述の赤唐辛子の低さや、豆腐の多さ、それに山椒の存在感や餡のゆるさなど、特徴を挙げるのにキリがない。しかし、今回は是非アピールしたいところが「ひき肉の多さ」です。しかも柔らかくて肉味わいがしっかりしてるから、飯が進む!なるほど・・・マーボーつけめん定食にライスがつくわけがわかった!この餡とこのひき肉感なら、スープ割よりもライス割り!すでに再訪問して確認したい気になっている私。












 総じまして、「のどかな雰囲気と料理、そして人情まで何もかも味わい深い街中華の一杯!」と言う感じです。ここは、定期的に通いたい!個人的には「マーボつけめん定食」もさることながら、「玉子チリソースメン」も非常に気になるし!なんだか・・・街中華の本当の良さを今更思い知ったかもしれない。これから、この傾倒のレビューが増えること確実です。なので詠います!



   静かなる
   ゆったり流る
   街中華



   響きわたるは
   啜る音のみ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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