最近、またまた・・・新宿でやさぐれて飲んでた私ですが、今回は新橋に出没してしまいました。とうとう壊れてしまったか………と言うことはなく、ここで飲み歩きはしませんでした。気持ちはまっすぐ。麻婆麺に向かって。新橋烏森口の様々な誘惑に目もくれず、向かったところは、「アジアンキュイジーヌ ヘイマーケット」さん。敬愛するラーメンラバー約2名が、チョクチョク定点観測しているお店です。だから、麻婆にハマる前から気になっていたわけで、ようやく訪問キッカケをつかみました。飲みの時間帯と雰囲気でも、しっかりと晩飯気分で味わいました。
【四川や日式ばかりではないね!アジアン麻婆は意外にマイルド!】
かなり見慣れてきたな〜、この麻婆麺顔。こうも食べ続けると徐々に新鮮味も薄れますが、それでもユニークさはあるわけです。今回で言うと緩さと香ばしさ、そして辛さが抑えめな味わいが印象的。そう言うところが、アジアンな麻婆というやつかは不明。このお店なりの主張と受け止めましょう。
まず餡の緩みが一般的な麻婆と少し違うような気がします。東南アジア系のカレーもサラサラしてますし、そう言う新たなエスニック感覚が新鮮かも。スープに餡が埋没するほどでもないバランス配分なのに、どこかとろみがサラサラとは行かないまでも緩い気がします。
また、香味油の使い方が独特? ごま油、いやごま辣油と言った風情を感じさせる仕上がり感。なので馴染み深い香ばしさがあって美味いかも。しかも、辛さは個人的には抑えめなレベルで、ベーススープの甘みすら透けて感じ取れるほど。白飯にも当然合うだろうが、麺料理仕様と言ったチューニングかもしれませんね。
【細麺で淡いソバージュ感覚!もつれて、引っ掛けて、すすって……抵抗感が楽しい!】
箸でリフトすると、高級っぽい中華屋でたまにお目にかかるような淡い縮れ、マイクロウェーブをちょいと感じさせるソバージュタイプです。加水は比較的多めなれど、しっかりと麺の粉感覚のような風合いを残すかも。挽肉を引っ掛けてくれるのもいつもの感覚です。
茹で上げコントロールは、アルデンテを通り過ぎたもの。柔らかい範囲ですがダレたニュアンスは全くなし。ズルズル、ズボボボボボボボーーーっとすすり上げる時に、口元と内頬の感覚が楽しいタイプ。大きめな豆腐も引っかかったりして、まろやかなすすり上げを楽しめます。
【トロトロふわふわな豆腐が雪崩れて来る様にすすりあげる】
さて、麻婆餡の大体の味のフレームは述べた通りだけど、もう一つ付け加えるならば、豆腐のの柔らかさとトロトロふわふわ感覚が秀逸というところ。いい感じで細かく崩れてくれる部分も、スープに混じり合って、ジュルジュルーっと艶かしく啜れる気分。豆腐が雪崩を起こしているような後半に残ったスープ感。これもまた美味いので、結局最後まで丼を平らげてしまう。うー、おなかいっぱい。
総じまして、「優しいアジアンふわとろマーボー」と言ったこの日は気分的にマッチした一杯でした。この日は、飲み歩いたりしなかったけど、しっかりビールも一緒に頂いたことだし、食後に飲み屋気分で一服吹かして、十分寛げた次第。辛さは抑えめだったけど、やはり汗ばむねー。アジアンな風が気持ち良いお店でした。なので詠います!
疲れては
飲み屋を抜けて
暗がりへ
打ちのめされよう
アジアの熱気に
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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