ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2020】 肉煮干し中華そば さいころ (東京・中野) 特製中華そば


 秋分が近づいて、なお夏の暑さがまだ恋しい・・・しつこく、夏の思い出レビューの続き。

 思い返すと、今年ほど東京の夏を暑く感じた記憶はないかな〜。実は一時期、埼玉県(南浦和)に住んでた事があって、それはそれで暑かったんだけど、今年の夏ほど体中から水分を奪うような猛暑は、初めてかもしれません。リアルに、外を回るのが辛かったもん!。 水分の取りすぎで腹が減っていても、胃腸がどこかタプタプしていた思い出ばかり。少し前までは、二郎を食って気合を入れるところなんだけど、今回は行く気も起こらんf^_^;)。スーツのパンツが汗で張り付くようで気持ち悪り〜ことしきりでした。


 そんな感じで外出先から、わざわざ冷房が効いてゆっくり座れる黄色い総武線はオアシスだね〜。しかも、冷房の電車に揺られながら眠るって、本当に気持ちが良い!最近いない程に、快眠を貪ります。すると少し元気が出たところで………ナチュラルに腹が減ってきて。車内アナウンスに耳を傾けると、次が「中野」だったから、「ほう!なら久しぶりに・・・さいころ!」という感じで、足を運びました。そう言えば、先日ラー友が上京してきた際に、「さいころも行きたかった」ような事を言っておったし・・・。













【若い人にもウケやすい店舗!しかし味わいと趣向はとても優しい】


 駅の南口出て緩い下りを、熱気の壁をかいくぐりように下りて行き、道路に行き着くところに、お店はあります。訪問時、満席マイナス1人分。ラッキーにも滑り込みますが、相変わらずの人気です。BARのような雰囲気もあって、女性1人でも入り易そうで、パラパラとおられますな。たまたま座ったお隣女性客と注文がかぶったりします。おまけに紙フキンを取るタイミングがぶつかったりしてね。ドキドキしながらスビバセンネ〜と会釈したところに、配膳が完了。今回はね、いつもここではトッピングをケチって後悔してたのを払拭するために、「特製」とさせていただきました。


  












【控えめな醤油感で、むしろ煮干しの塩気と豚コクが映える!】


トッピングの多さから密度感のある麺顔。標準的な醤油スープカラーからは、少し距離を置くような穏やかさに包まれる色合いです。薄口醤油が、さらに薄まったような感じですが、味わってみるとじんわりとからり語りかけるように、優しい塩気が広がります。醤油らしい醸造感よりも、サラッとした風合いという醤油ダレの感覚ですね。あっさり加減がとてもストレートに感じます。







 それに軽い煮干感覚。これが薄口醤油の淡い出汁の合間に、伸びやかに広がりますね〜。関東好みの軽い苦味を漂わせるタイプで、淡い塩気と結びついて食っているうちに区分けができなくなるという旨味の一体感です。更に食い進めると麺の吐き出すグルテンの風味と、やさしい豚コクがじわじわと味蕾を刺激し、円やかさが統合されていくような感覚。小ぶりの丼に最後に少し残るのが、愛おしいような気持ちで飲み干すばかり。いや〜、胃袋に沁みるね・・・。












【定番のモチモチ多加水ストレート麺!歯応え嬉し!】


 一回り太目の丸い形状のストレート麺。みるからに多加水系を感じさせる表面の艶。潰しこみも淡くて汁を吸い込んでより旨しと思わせるタイプですかね・・・。前歯を差し込むプツリという仕草も定番の楽しさ。奥歯でプレスしてすり潰すクニクニクッチリとした反発など、定番中の定番といった風格すら覚える歯ごたえです。当然すべりも高速に軽やかで、口元や内頬を駆け抜ける度合いは素晴らしい。やや太めなサイズ感なので、のど越しまで一気にいくところまではいかないのですが、一歩手前で、咀嚼して弾力を楽しむのにはうってつけな麺ですね。まあ、深く語らずとも、このスタイルの麺は、ラヲタを問わず広く愛されるタイプだと思われます。家族や恋人に紹介する麺としては、ウケ易いんだろうな〜なんて。













【一面のスライスチャーシュー絨毯!重くなく無限に食えそう!】


 さいころ名物肉煮干。埋め尽くされた薄スライスばら肉が実にまぶしいですね〜。薄味のタレが染み込んでナチュラルな塩気と脂の甘みが舌の熱で溶けてゆく感覚。埋め尽くしとあれば、麺との配分を気にすることなく楽しめます。肉単体で食うのもいいけど、個人的には麺を絡ませながら一緒に食うのがスキな食べ方。京都ラーメンでもよくそうするかな・・・・。肉と麺のグルテンの一体感が食欲を加速させます。それにしても、肉はジューシーなのも好きだけど、こういうライトな肉もいいね。脂肪が楽に食えてしまうのだが、するすると何枚でも胃袋に押し込められそう。お土産にしてビールのアテにしてもグッドなはず。旨し!













【味玉と肉厚海苔、そしてメンマ!特製でお祭り気分】


 そういえば、久しぶりの「特製」なのだな・・・・。いつもケチな根性が出てしまって控えていたのですが、やはり味玉しかり・・・トッピングの充実しているのは食ってて気持ちがいい! 味玉はほんのりと褐色に色づいて深い染み込みを感じさせます。いつもの通りフルフルな白身も旨いのですが、卵黄の峠を少し越えたよなトロケ具合がまたいいです。スープを濁らさない程度のカタマリがよくて、ゆるい芋羊羹のような感触。一気にスープに沈めて、吸わせて、口の中へと放り込む瞬間は、至福です。









 また海苔もしっかりとした肉厚で大きなサイズ。スープに解けるという体たらくもなく、最後まで凜としていて香ばしい! 関西時代は、ラーメンに海苔というのを排除していた自分が今では信じられない・・・。またメンマが、とっても優しい味わいと歯ごたえ。サイズ感も少しばかり小ぶりで、その割りにとても多目にはいっているのが嬉しい。これもビールのアテに最高。確か、この店のビールは「サッポロ赤星」。頼むとお通しでこのメンマが出てくるんだっけ。こう暑いと次回は、ビールもコンビだな・・・・。












 総じまして、「崇高さと気軽さが表裏一体肉煮干し!」と言う、なんだかまとまりも何もなくてごめんちゃい。最近になってお祭り気分が抜けたように、Jインスパイアへの食指が鈍ってきた反面、また原点回帰なオーディナリーな醤油ラーメンを追い求めてるけど、夏バテなのかな〜という感じ。やっぱ、重いの受け付けんのよ・・・。なんだけど、この店に来るとやはり興奮を覚える。結局、特製食って弾けとるし、ほとんど考えずにオーダーチョイスしてるだけ。しかし、ここなら何食っても旨いという気軽さが良いのよねー。さて、帰って持ち帰った仕事でも片付けるか! なのでうたいます!




   気が抜ける
   平日午後の
   外回り



   気合を入れん!
   今夜は特製




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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