ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2019】 麺恋処 爆龍 (東京・武蔵小山) ◯得まぜそば


 またまた、夏の思い出のレビュー。秋がやってくる前に、もう一回くらい暑さがぶり返すだろうと、夏服出しっぱなしにしていたんだけど、そろそろ仕舞おうかね。


 とにかくこの日は、暑くて東横目黒・大井町各路線をことが多く、ランチタイムの移動中にふらっと武蔵小山に途中下車してみた次第。個人的にはかなり気になる店は開拓したエリアなんですが、見逃していた店をつい先日見つけてしまいまして、忘れないうちに行動です。仕事では見せない行動が、ラ活ではできてしまう私。それにしても、暑くて暑くて死にそうなくらいに暑くて・・・冷やし中華目的で狙いを定めて訪問。それが今回の「麺恋処 爆龍」さん。ロゴの文字体と、「麺恋処」という接頭語から、なんとなく御成門にある名店を連想してしまいますね〜。しかし、「○得まぜそば」というメニューに釘付けになってしまい、汁なしならこれ以上汗かくこともないかと、当初の目的から変更。結果としては、さらっと食うつもりがかなりの満足ぶりすぎて、腹いっぱい。お蔭でまた更に帰り道で汗をかかせてもらいました。


  











【街角路地裏感がいいね〜・・・フラッと訪れたいスタイリッシュな店】


 武蔵小山自体も商店街があったりして庶民的な雰囲気で好きです。商業エリアと住宅エリアが混在している感覚がまた面白い。そんな一角の路地に入った住宅街の、また更に路地裏に、ぽつねんと存在するのがこのお店です。庶民的というより、遠くから見ても今風の清潔感漂わせる綺麗なお店。なかなか清潔感あふれる店内。そして広めでカウンターも大きめ、高台も大きめ、ゆったりと食える感があります。この日は暑かったからか、本当は影の人気商品なのか、私の後客がほとんどみな「冷やし中華」を注文してます。ちょっと選択しくったかな?と不安がよぎりますが、8分後にはなかなかずっしりとした存在感ある麺顔が、高台におかれます。一旦席を立たないと受け取れない。


  











【背脂の淡雪を掘り起こすとラードの海!底は濃ゆめの醤油エッジング


 うお!背脂がかなり滲むな・・・・。拝顔したときの正直な印象。白ネギが細かく刻んでたくさんあるな〜なんて思ってたら、よく見たら背脂が座布団状になっているだけでした。これは、汁なし系といえど、かなりコッテリしてくるぞと、思いながらタレを確認。背脂と麺を掘り起こしていく。するとそこから底に確認できたのは、醤油ダレと思いきや「ラードの分厚い層」でありましす! 凄く透明度があってサラサラした上質なラード。しかし、その分量が少しオーバーというか、「海」といったイメージ。麺を天地返しさせると、全体に背脂とラードが絡み合って、丼の中は、すごくオイリーな世界一色です。おお!あっさりと思ってたのに、これは「こってり級」以上じゃな・・・。








 一方で、味わうと実はかなり塩気のエッジが立っているのが伺えます。あとで少しのどが渇くかもと思える塩分かも。しかし麺の風合いとトッピングの肉たちをぐいぐいと引っ張っていくような、リーダーシップある塩気という感じ。食が進むし、ライスにたらすとこれだけでガツガツ食えます。しかも、生姜の微塵と、ニンニクの醤油漬けの刻みが投入されると、塩気の上に更に風味がまして来る。動物系の出汁がラードと背脂のコクを通してくるから、全体的にまったりした味わいなんですが、これら刺激的な薬味があると、醤油と結びついて風味を増すという感じ。尚、卵黄のマイルドさは、オイルの影に隠れがちかな。







 全体的には、オイリー!そして塩気がたつといった感じ。胃弱な感じでなめていたら、すこししんどいかもしれませんね〜。私、この一杯食ったあとは、いつもなら夕方になると襲ってくる空腹感もなく、遅い残業になっても変におやつを口にすることもなく、食わなくても胃袋しっくり気分で業務に集中できました(笑)。














【平打ち太縮れのしっかりした腰つき!多加水&ラードで高速なすべり感覚!】


 麺は旨いです!しっかりとした粉の風味を感じるし、グルテンの味わいがタレの塩気と結びつきバクバクと食える。前歯の千切り感もクッシリクシクシっと沈み込んだあとに鮮やかありますし、奥歯でのプレスにおいても、クニクニとした淡い反発があっていい感じ。モヤシのシャキシャキ感と合わさると、歯ごたえもコントラストを覚えます。麺がしっかりしているから、しっかりしたタレに負けないという印象。







 そして何より、すべりが異様すぎるほど良い!平打ち捩れ麺・縮れ麺で、ボコボコっとした形状ですが、高速に啜れます。油断していると確実にシャツにハネが飛ぶので、頭をできるだけ丼に近づけて食うしかないです。写真では分かりにくいけど、オイルで実際はピカピカに輝いて見えます。座った位置の電照の関係もあるのでしょうが。













【同じ素材でもかなりイメージ変化があるチャーシュー!そしてダブル構成!!】


 ○得とはいわゆる「特製」のこと。なのでトッピングが追加されます。この追加っぷりが面白く、たとえば卵黄があるのに味玉。チャーシューにはチャーシュー追加という感じなんだが、3枚あるうち1枚だけが炙り。







 このチャーシューがまた、デフォルトのままだと脂身をラードを絡ませてから食う感覚になり、脂の甘さが色濃く一面に感じます。タレの塩気がいいので、とろとろっと脂と塩気がとけるように食うようなイメージ。脳裏で「オレ脂食って・・・・同じ分だけ腹の周りにつくのかな?」と不安がよぎるかもしれません。また、味玉は、これまた味がしっかり染み入っているので、これだけでサービスライスをペロリと平らげられそう(味玉丼感覚)。









 〆は半ライス。通常、まぜそばとコンビなら、丼の中へ投入するところですが、今回はそれするとオイル飲み干すことになるので、あまった具材をライスの上に載せて食うスタイルにしました。これは狙い通りに旨かった。ほんの少しの欠片となった、味玉やチャーシュー、そしてその他トッピングと麺の切れ端。それらが徐々にライスに染み込むところが、旨さを感じるところ。







 総じまして、「玉子×卵、チャーシュー×炙りチャーシュー、脂×脂・・・・といった四谷学院か!?みたいな一杯!」という単純な感想でごめんちゃい。ともかく「具材のダブル」と「脂感のダブル(2倍)感覚」というイメージ。私、二郎でもめったに「アブラマシ」なんてコールしない人間ですし、脂の抵抗力が低いのかしら・・・。少しヘビーな思いで締めくくった次第。なので詠います!



   外回り
   暑さで今日も
   脂汗



   エナジー枯渇で
   背脂補給




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!







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