ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1947】 づゅる麺池田 (東京・目黒) 冷しジャマイカ

 いろいろ事情があって、急遽品川近辺で家族サービスさせてもらいまして、ぽっかりと1時間少々、一人で時間を潰すこととなりました。週末だから昼ビールでも!と思い、プリンスのビアホールとか、Wingのテラス席など物色しましたが、ビールとピザを頼んだならど偉い料金になりますんで・・・定期券を使って、五反田か目黒でしみじみと軽い一杯を食おうと路線変更です。結論として、日曜日でも営業していて、汁なし系を出すところとなると、ここ「づゅる麺池田」さんの「冷しジャマイカ」がまさにビンゴ!なんです。ところが、財布を家族に預けてしまってたのをすっかり忘れてしまい・・・・ビール抜きで、汁なしを食うことに(号泣)。ま、いいか。













【店:やはり週末の方が心地よい・・・坂を駆け抜ける風とのどかさが立ち込める店内】


 当たり前ですが、日曜日のラーメン屋のカウンターほど、落ち着くところはないですな(ラヲタならば!)。それだけで、リゾート気分。大変安上がりな人種なんです。そこへ「ジャマイカ風の汁なし麺」ともなれば、気分はすっかりカリビアン!ジャマイカでラーメンという組み合わせはミスマッチの極みなんですが、ここ権之助坂ならこのミスマッチ感もありかも。何気に行き交う外交官ナンバーの車両などを見ているだけで、異国の雰囲気も感じますかな。本当は、ジャマイカ麺で、ドイツ風のエールビールを飲みたかったのですが・・・。先客たちの会話も気だるい心地よさを少し含んでいるようで、ボソボソ話す雰囲気が、妙に店の雰囲気にマッチします。


  











【麺:意外に和風じゃないか!細麺がいかにも簾を連想させる日本の夏!】


 「ジャマイカ麺をお願いしま〜す」と店主とスタフさんの会話が漏れ聞こえたけど、麺をいちいち変えているのね。ジャマイカの雰囲気を醸し出す麺ってどんなのよ!と少し胸の中で期待と不安が交錯します。まっているうちに徐々に空想と妄想がひろがって・・・レゲエ風のドレッドヘアーっぽい風貌をしとるのかも!と思いつくと、食う前からレビューを書く構成なんて考えたりしてね(笑)。しかし、これが意外な展開になっとります。








<いつもは煮干しと泳ぐ日本海・・・、いきなりカリブ海かよ!ってな感じ>

 配膳の瞬間、いつもの通りの麺が美しい〜なんて感じ入ります。いやいや、ジャマイカ風のレゲエっぽいドレッド縮れはどこへ行ったんじゃと、独りよがりな肩透かし。関西で言う、ひとりボケツッコミの二回まわしのような気分。しかし冷静に感じて味わうと、これが中々の好みで品質感じる良麺です。

 角麺のエッジの効いた感じがキレイ。そして多加水ばりのツルツルコーティングを施したようなツヤが艶めかしく、実際滑りが良い。ナチュラルに締まり感があるけど、芯とかアルデンテは皆無。私は、葉の噛み合わせがあまりよくないため、もちもちで縦に伸びやすい麺を歯でちぎるのに少し苦労をするほどです。

 ハードなようでしなやかなる弾力感!細麺ならではのクチクチ感覚!練り水の雰囲気も薄くて、これなら細つけ麺にしてもなかなか合うはず。舌触りのきめ細やかさと、軽く張り付くようなのどごしが両方楽しめます。







<青菜との絡みがよいね〜>

 意外にも、細めの青菜との相性がとても良しでして、細麺と絡んでは歯ごたえに別格のザクリとしたアクセントを残します。これが単なる流麗に終わらないところでして、後半はトッピングをあちこちとまとわりつくつかせます。カリカリ感も出てきたりして・・・。この辺りでだんだんとジャマイカ命名した本質を感じますな。











【タレ:なかなか未体験・・・エスニックとアメリカンの中間】


 正直言って、何味なんすかね ^o^ 。アジアンテイストとも違うけど、なぜかどこかでなじみを覚える味わい。メキシカンとも違うけど、似ているのか知らん ? 辛さ主体なのだけど、それほどエキストリーム系ではありませんので、安心して食えます。







<甘辛い、辛甘い・・ひき肉のペースト感が全て!>

 まあ、唐辛子系の辛さとスパイスの爽快感は漂うのだけど、挽肉の甘みがどこか支配的です。なので円やかに食えるところがナイスでして、炭水化物にもよく合うフィーリングです。タコスよりもマイルドな挽肉感かもしれない。

 赤い色合いは、サルサのようなチリっとしたライト感。そこに豚骨の出汁感が浮かぶと言った感覚があるから、割と違和感なくスルスルと味わえるのかもしれません。醤油や塩のカエシの代わりに、サルサっぽい辛味に変わっただけでも事件なんだけど、やはり豚骨感って微量でも存在感を感じますね。


  











【具:微かなチリとバナナチップの相性がナイス!】


 恥ずかしながら・・・、食い終わる寸前まで、この甘いナッツ感は何なんだろうと考えあぐねておりました。さすがにジャマイカには奇想天外なナッツがあるもんやなと・・・・そればかり気になっていて。そしたらあるタイミングで紋切調が目に飛び込み・・・「あ!バナナ・・・」と目うろこで気がつきました。全く、お恥ずかしい・・・。


<辛さに甘さを投じるだけではなく、歯ごたえ感もナッツ風!バナナチップの仕事ぶり>

 おそらく業務用既製品な「バナナチップ」ですが、この権之助坂風ジャマイカテイストには、絶妙ですね。淡いカリビアンな味わいに、カリカリ食感と、ミクロネシア的まったり甘さが、ボーダレスにあいますよ。このハチャメチャ感・・・・西荻窪の迷店を彷彿とさせるかも。いや、これはアリですよ!












 総じまして、「カリブというより・・・権之助坂の夏風物詩麺!」といった感覚。ちゅーか、カリブ海には行ったことも、味わったこともないので、とても新鮮な反面、コメントしずれ〜・・・。しかし、もうこういう夏っぽいのを自然と欲しているのもわかり、いい感じで食することができて満足ではあります。やはり、暑くなると煮干しよりは、こういうのがいいよな。ようかわからんけど、あまり考えたくない週末の昼下がりには、丁度良い刺激でありました。機会があれば、またこの冷し系を食ってみたいことは確か。目黒で夏を過ごすなら、一回は食っとけ的な一杯ですね。なので詠います!



   息抜きで
   エアポケットなる
   昼下がり



   じゃ、まいっか?と
   汁無し啜る



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合唱!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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