ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1946】 大元 (川崎・向河原) ラーメン

 忙しすぎじゃい!まーーー、いろいろ合ってまた昼飯食いそびれる外出移動中ながら、ちょっと駅近くで寄り道してみました。




【店:外観リニューアルで、サービスはレトロ】


 ちょっと概観がキレイで小っちゃなお店。まったく下調べぜず飛び込んでみたものの、最近建物ハードをリニューアルしただけで、店のソフトサービスとしては、まったく真逆のレトロでありました。かなり狭い3席のみの店内。厨房には、高齢の親父さんがニコニコと「いらっしゃい〜」っとお出迎えです。よれよれっぽいシャツが、大衆中華屋だったころの面影を表しています。先客は1名。ゆっくり、本当にゆっくりと冷やし中華を食しておられます。メニューは、ラーメンと冷やし中華と餃子&ビール程度か?? 迷わずラーメンをチョイス! なんたってワンコインの500円でしたから。





 
 店奥には、ご店主のお昼寝スペースが見え隠れ。カウンターには、持ち帰り自由の使い捨てライターの山。かといって灰皿は見当たらずだが、この狭さでタバコ吸うわけにはいかないわな・・・・。悠々自適のラーメン店経営スタイル。金儲けより、長くこの仕事をしていきたいみたいな勤勉さと誠実さがあふれる店内でした。ゆっくりと作成されておられるので、思いのほか待ちますが、そこはご愛嬌。












【スープ:昭和のかなり昔の屋台味が和む】


 配膳の瞬間は、子供のころのラーメンというより、私の親父達が若かったころのラーメン!という感じです。かなりの清湯ぶりの醤油スープで、ライトボディと申しておきましょう。昭和のラーメンという感じでも、東京オリンピック以前のような時代感覚。勝手な空想です。鶏ガラがどうの、節系がどうのというより、「お醤油のあっさりスープ」と定義しておいたほうがよろしいかと。確かに引っかかりが少ない味わいだし、ゴクゴクと一気に飲み干せそうな味わいで、後でのどが渇くということはなさそう。思わずコショウを探して振りかけてみたけど、目が詰まっているのもご愛嬌。まさに、昔の屋台ラーメンという感覚で食せます。














【麺:屋台的でもあり、今や家庭的でもあり、和む】


 細い縮れ麺。やや平べったいけど、多加水のやわらかい感触。歯ごたえなど求めていなかった、すべりが命のような麺です。というか、今となってはスーパーでも手に入るような馴染みがあって、日曜日の家庭で昼飯として出てきてもおかしくないかも。しかし、このワンコインという気軽さを楽しむべき一杯でありますな。本当に一気に食い尽くしてしまいまして、ご店主は声を発さなかったけど「もう食ったの?」みたいな表情を浮かべていたのが印象的です。











【具:肉は平成であるような】


 味玉というより、ゆで卵の薄味付けという印象。これでいいのかもしれません。昔はゆで卵みたいな固ゆで卵黄がメインでしたから。ワカメも入るのが定番というやつですね。しかし、肉だけはこれは全体より飛びぬけて旨く感じたかもしれません。昔のような固めの歯ごたえはなく、肉繊維にそってほぐれていくような柔らかさを保ちます。おそらく、このスープの煮出しには貢献してると思われる脂の抜け具合がいいかも。ある程度抜けた脂身もしっとりしていて、ここは適度な塩気を感じて旨しでした。











 総じまして、「いつまでもお元気で提供続けていただきたいご意見番ラーメン」という感覚でしょうか。時代は移ろい、いろいろ流行もあったりして、しかしこういう味わいに懐かしさというか、当時の旨さと活力を感じ入る方々が、パラパラとおられる様子。一緒に頑張ってきたラーメンってな感じで食されてるご老人と同年齢のご店主を眺めると、大切にしたい光景。ま、採点などはまったく頭から外して味わうべき一杯ですね。なんだかほのぼの気分のワンコインラーメン。なので詠います!




   駅近の
   騒然昼時
   ひっそりと




   大いな寛ぎ
   元気が一番



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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