【今週のラーメン１９４１】麺尊 RAGE （東京・西荻窪）煮干しそば

　最近ラ活では、何気にわざわざ訪問しては、臨時休業とか激混みで退散とか繰り返しておりまして、何だか運気というか流れが悪いかな〜なんて感じております。まあ、ラ活は道楽ですから、多少そんなことあっても何とかなるのですが、仕事の方は？というとそういう訳にはいきません。この日も、また飯も食えず鬼気迫る思いをしながら資料作りに追われ追われて・・・・、栄養ドリンクを飲み続け、なんとか切り抜けた次第。もうヘロヘロの極致でございます。腹が減りすぎて、体が変な感じです。これ以上居残ってもいい仕事はできないと判断し、プチ早めに退社をいたしました。

　気持ちが凹んでいる時ほど、お気に入りの一杯を食いたい。されど、そういうのに限ってハードルが高かったりする。ダメでもともと・・・・食えなけりゃ、パインラーメンか、スープカレーでも食おうと、多少遅めに訪問した「麺尊RAGE」が、今回は滑り込みセーフでありました。ラスト３くらいだったか・・・。ああ、最後になけなしの幸運を使い果たしかかもね。

【スープ：いつもの焼き香ばしさとカエシがチョイと緩やか〜！これもいいね！】

　もう語ることないかと思うほど呟いてきたこの一杯。配膳の瞬間はそれでも、高鳴る思いは色あせることありませぬ。やはり・・・一服の絵のように様になります。もう、麺顔だけで、突き抜ける何か・・・オーラのようなものを感じます。しかし、今回はある意味で裏切られた分だけ、新鮮に感じた味わい。片口・味・焼きなど三種類駆使した煮干しのエキスですが、今回は、さらりとしたナチュラルなニボ感でして、出汁感が際立ちます。つまり「ちょいとだけライト」な感覚。これがまたいつもよりも「緩やかな味わい」に感じ取れて、妙に新鮮な感覚で味わうことができます。

　ベースに変わることないのだけど、焼き干しとか醤油ダレの、塩気とジリリとした魚介が、少しだけ軽い。それは「薄い」というのでも「淡い」というのでもなく、「軽やか」と感じ取りたいな。十分にニボニボしているスープなのに、全体的にサラリと飲み干せてしまえるし、子供でも問題は全くないニボニボ感です。

　表面の泡立ちがまたいい・・・凄く旨そう。また半透明の濁りには、「煮干しの余裕度」すら覚える。緩いとは言ってもそこは「煮干し」ですから、ボディーはしっかりしてますが、ここにフレッシュ玉ねぎが投入されているだけでも、凄く嬉しい。ニボの苦味と、フレッシュ玉ねぎの汁は、お互い一歩も引かず、丁度良いバランス感覚の時に、口内すべてに行き渡るような印象です。ライト系と一言でしばれない／縛りたくない、そんなスープ感でした。

【麺：デフォルトがチョイとカタメ、そんなこだわりも好き】

　先日は、柔らかい太麺でちょっと凹んだからね・・・・。そのマイナス気分を一気に方向展開して引き上げる。そんな目的には十分見合うカタメの質感です。別に麺の茹で具合を調整してくれるわけではないのに・・・・。季節の移り変わりの体感と凄く連動しているのかな？ま。よしとしよう。明らかにクツクツっとしていながら、決してワシわしっとした粉感ではなく、淡い熟成度も感じられてよいね〜。この日はたまたまやや、いつもよりはライトな味わいなので、余計に麺の風合いが生きたかもしれません。

【具：脇役もシッカリしてる・・・穂先メンマの話】

　いつもの二種チャーシュー。さすが！特に豚チャーシューはいつもの通り熟成を感じる深い香りと、ただ単に柔らかいだけではない、肉肉しい歯ごたえがまたうまいです。しかし、今回は脇役にスポットを当てたい気分。「穂先メンマ」がいい！こいつも深い熟成を感じるような酸味すら覚える味わいです。しかも、どこに前歯を立てて差し込んでも、シャクリシャクリと小気味よく千切れます。先っぽの部分は麺と絡めてもよし。またフレッシュ玉ねぎも、大きく少し粗めのざく切り感がいいね〜。歯ごたえと同時に、甘みも感じられて尚よしでした。

　総じまして、「余裕も感じられる煮干し感覚」と言う感想で、久しぶりに食ったデフォルト煮干しは、普通に旨くてあっという間に平らげた次第！そりゃそうだわ〜！だって24時間ぶりに口にした食べ物だからね。(；´Д`A。震えながら食いました^_^。最悪の１日だなと凹んでおりましたが、最後がいいとやはり１日がいい意味で締まるね。運もあったがやっぱり、ラーメンって素晴らしい。なので詠います！

　　　バタバタと
　　　朝から食えず
　　　多忙の日

　　　食えた満足
　　　今宵は満月

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！