ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1879】 煮干し中華そば三四郎 (東京・江古田) 限定・ままかりの煮干しそば 〜極煮干がスルスルと最高に抵抗感なく食える!

 それにしてもよく降る。そして冷たい。桜が散ったばかりだというのに、また冬の感覚に逆戻りのような感じでいながらも、確実に新年度は、スタートしているわけです。すでに気分は新緑の大型連休のことを思っている私。無事に休めることを、暗い夜の雨空に祈り願いながら、江古田駅前を歩くとすぐに「煮干し中華そば 三四郎」さんがそこにある。疲れで電車で爆睡して乗り過ごしついでに、宿題店をようやく訪問することができました。今夜はガツッと煮干の苦いのを!っと思ってみたら、この日は、表題の限定麺しか提供しない日でした。運がいいのか悪いのか。


  










【店:小さめでも、静かで実直に落ち着いた感じが好き】


 江古田もいい店が密集しているエリアですけど、そんな片隅に角地にあるこじんまりした店。ご店主一人の切り盛りで、明るいけどとても静かな空間で個人的には和みを覚えます。液晶テレビが映像を垂れ流し状態なので寂しくはないけど、音量をゼロにしているのが気分に合うね。一人暮らしの時に、私もよくやってましたよ、音で疲れないような私生活ってな感じのヤツ。カウンターのお客もみな物静かなんだけど、サラリーマンやら、ガテン系、若いカップルなどとジェンダーフリーな和みの空間ってな感じがいいね!


  











【スープ:鶏白湯に分厚く滲んだ煮干しが、さっぱり甘めでとってもシルキー!】


 先客が静々と黙々と食べ進める中、割と早めに配膳が完了。普通はカウンターの高台に乗せて、お待ち遠様でした・・・で済むところを、わざわざ厨房から回って出てきて、横からの配膳提供です。その麺顔と丼の存在感は、割とこじんまりとしていて、それでも濃厚な質感を漂わせます。まずは一通り写真メモを納めて、実食に移ります。


 実は醤油煮干しを求めて来たわけだが、これは鶏白湯に煮干しが滲んだような感じですね〜。しかも、煮干しレベル度がこちらでは表現してあって、「煮干:8度」とのこと。割と濃厚同士のぶつかり合いなのね。などと感じて一口すすると、濃厚ぶつかり合いどころか、その一体感のまとまり方の洗練度合いがナイス!しかも、煮干しが重くなく、鶏白湯も想像よりはサラサラしていて、モミジに見られるような口元に張り付くような感覚はありません。かなり高度なまとまりですね〜!








   濃厚としっとり感の掛け算で「シルキー」濃度!しかも、煮干しの苦味が抑えめで丸く、誰でも受けれOK!


 何せ「煮干しが苦手な方はご遠慮」といった立て看板があるほど、煮干しフェチにターゲットを絞った店構えですから、それを思えば随分と煮干しハードルが低いと思われます。苦味を極力抑えているといった感じで、甘さを無理に引き出したという風でもなく。ナチュラルに煮干しのくせが抑えられているという感じですかね。それでも、鶏白湯が非常にまったりとしているから、完全に煮干しを封じ込めるといったこともなく、これは全体的なバランスが良いです。この感覚が、「ままかり煮干し」なのでしょうか? 厨房には、まるで煮干し博士のように、幾種類かの煮干しパッケージが研究材料のように並べ立てられていて、煮干しへの愛情の深さを物語っているかのようです。












【麺:アツアツでパツパツしてて、ハフハフハグハグと時間かけて食う】


 これは求めていた麺そのものといった感じで冒頭から気に入った!加水が低めなストレート細麺。文字通り、「パツパツ」とした前歯の当たり方がとても小気味よく、リズミカルに食べれる。束になったところを奥歯でプレスするときも、横ずれしながらクッシリとして潰れる余韻を与えてくれます。しかし、今回の麺は、それに「熱」が加わるといった全体感想。








   スープが熱のコーティングを施したかのように、フーフーハフハフしながらカツカツと食い進める感覚がおもろー!  


 動物系の濃厚スープが相当の熱を貯め込んでおり、それが麺に張り付くものだから、いわば「熱コーティング」を施したようになるのです。しかし熱ダレするそぶりが一切なく、この点がまた評価を高めますな。まさに、アツアツパツパツ麺といった感覚で、ハフハフハグハグしながら一気に完食です。当然、口の中は、皮がベロンとむけましたが、こういうのもたまにはいいね。












【具:あまり経験ない香ばしさが仄かに広がる〜!そして砕ける柔らかさ】


 具で重要だなと思ったのは、フレッシュ玉ねぎの微塵切り。このフレッシュな清涼感が濃厚なスープをほどよく抑えてくれるというか、自然な甘みも添えて食べやすくしてくれると思われます。関西オリジンの私は、ラーメンに玉ねぎ微塵なんて以前は想像もつかなかったのですが、もう人生の大半が関東生活となった今、濃厚煮干しにはつきものぢゃろ!と当たり前のように考えているから、誠に尻軽男のようで恐縮至極。


 さてチャーシュー。これは「ままかり煮干し」専用チューニングであろうとは思いませんが、なかなか今風の柔らかバラ肉ブロック系で、噛むと繊維方向に従って解れていく様は秀逸。そのタレの味わいと肉汁を堪能しますが、ほのかに薬味とか炙り?の香ばしさがにじむあたりは、なかなか個性的と感じました。これは飯や炭水化物よりも、酒と合わせたい。毎月の酒代がおこづかいから捻出している私としては、中々ラーメン店で酒を頼むのも苦しくなってきましたが、こういういい肉となら、たまには・・・いいかと気持ちが揺らいでしまいます。













 総じまして、「極煮干がスルスルと最高に抵抗感なく食える!」と言うおすすめの一杯。限定品なのでいつでも食えるわけでもないのが唯一残念。しかし、限定食ってからこれでまた、印象に強く残ってしまったではないか・・・。デフォルトの煮干しそばを食わねば、何だか片手落ちのような気分になる・・・。いや、それでなくとも、仕事帰りにふらっと寄りたくなるような雰囲気から、また来るかも。なので詠います!



   週末に
   解放気分に
   水さされ



   めげず煮干しの
   優しいらーめん



お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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