ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1762】 麺匠 たか松 (京都・四条烏丸) 煮干し香る らぁ麺

 なぜだか京都に足止めを食らって、暇つぶしにあちこちと探索してみました。京都とくれば・・・やはり、三条大橋から鴨川を眺める風景かな〜っと思いまして行ってみた。こんな感じ。二時間ドラマの主人公になった気分で、またふらつきます。


  


  







 その後、新京極界隈のタリーズでお茶して、ややこしいオッさんにイチャモン言われ(笑:突然、お前が鬱陶しいと難癖・・・)、ハイハイと適当にあしらい、四条河原町のスタバへ移動し気を撮り直す(さすがスタバ!ニコチン好きなオヤジは排除ね!)。その後、お土産を適当に買って、西へ西へと散歩してたら、たまたま開店しているラーメン屋を発見!こんな正月三が日にこんあ場所でと頭が下がるね。








 でもなぜだか旨そうなオーラが垂れ流しで、行列が発生するかしないかの、適度な客回転の人気ぶり。これはチェックでしょう!とネットで調べてみると・・・・京都で有名な豚魚のあの店の流れとな!これは、少々腹が張っていても食わねばならんでしょう!固形物だけでもと胃に納めんと思い入店です(全くアホな行動です)。


  






【スープ:シルキーで優しい豚魚に・・・黒七味でビシッと筋が通る味わい】


<別腹のように優しく染入る、シルキー豚魚>


 軽い気分で入って、全く期待していなかったのだが、これは完全に裏をかかれた!めさめさ旨いがな!!腹張ってるはずなのに、スルスルと胃袋のスキマに染み込んでいくような、別腹気分で冒頭からゴクゴクと飲み干してゆく私です。アホな!そんなアホな!!どこにそんなパワーが残っているんじゃい、ワシ!!








 「煮干し香る」とありますが、これはハッキリもうして関西流です。関東のニボニボがお下品とは決して申しませんが、上品なニボの甘さが広がります。しかし、大阪を拠点とする「玉ちゃん(玉五郎)」とはまた違った【シルキー】さが全面に出る豚魚でして、粘度がないのにコラーゲンを感じさせるところが憎い。


 コラーゲン・・・・、まさか「豚モツ」のパワーか! 場所柄と系列から察して、この味わいにどこかしらすがりを感じる次第だがいかに? モツというのはオーバーな印象を与えるのでしたら撤回しますが、マイルドな甘さの広がりが、煮干し以上に感じたものであしからず。京都らしい豚魚とはこういう感じかな〜なんて思います。以前、高倉二条でもそう叫んだ記憶があるけどね・・・。









<オススメ薬味は「黒七味」!>


 「黒胡椒」「黒七味」「あおさのり」の3つがどうどうと薬味として備えられてます。つけ麺の食べ方指南で「あおさのり」がおすすめとあったので、まずはそいつを試してみることに。なるほど・・・・魚介がより加速しますね。悪くないけど・・・個人的にはタイプではなかった。








 次に、「黒胡椒」と思ったけれど、味がすでに投入済みの「あおさのり」と対立するし、また予測できる味わいだったことから「黒七味」をチョイスしてトライ!こつがドンピシャ! いや〜・・・さらに食が進む!腹いっぱいなのに新たなスペースが生まれるといった感覚。通常の七味とは違った独特のスパイス感は、黒胡椒と似たようなアクセルを感じますが、そこは和風に刺激します。入れすぎるとバランスを崩しますので要注意。そこでひらめいた!京都土産は、この「黒七味」を買って帰ろうか!?








【麺:おしとやかな麺・・・なんだか京都の気分がそう思わせるかも】


グルテンの風味お淑やか!しっとりとしたクシクシとした切れ味>


 高倉二条の系列となれば、あの蕎麦ライクな麺だろうとタカをくくっておったのですが、これは嬉しい想定外!?実に品の良さそうな白地の地肌。きめ細やかさがとても印象的で、角麺がふくれっ面したような断面です。綺麗なストレート麺でして姿全体もとても流麗!さらに、微妙に芯を感じさせるような見栄えが素晴らしいではありませんか!


 前歯の差し込みは優しく入り込むようなテンピュール感覚に近いかも。さらに咀嚼を続けると、グルテンの風合いがふぉわっと醸し出してきてこれまたうまし!優しい潰れこみ感が、密度感の低さを感じさせますが、それゆえに全体的にしなやかな印象を与えます。全体的にとってもおしとやかと感じ取れます。









<地肌がこれまたきめ細かくスベスベ〜>


 とにかく、このおしとやかさは異常なほどに心地よい!まさにスベスベ〜ってな感じで、口元から内頬・・・・そして舌触りから喉越しにいたって、一貫してシルキーできめ細やかな感覚がいい・・・・・。どこまでも啜ってみたい気分にさせますが、それはそれで限界があるよね。




【具:ワイルドな風合いだけど、味わいはとてもマイルドでハイセンスかも!】


<コラーゲンがある程度抜けて、むしろ風味良いスポンジ感覚>


 麺顔で一番主張するのは、このチャーシュー。一枚の大判という存在感ですが、ワイルドそうで実はハイセンスな仕上がり。スープ仕立てにとても貢献したかのような脂の抜けを感じ、それでいて脂身の残存コラーゲンと、赤身部位のスポンジ箇所のバランスがいい!軽い塩気も保ち、スープを逆輸入して潤いを生じるところを、がぶりと噛みしめると、そのうまさ芳醇きわまりなしですね! これは、麺を巻いていただこう・・・と思いましたが、それも何だかもったいないほどの出来具合だったので、そのまま単独で・・・。ああ、これは追加して麺顔を埋もれさせてみたいな・・・・。









<味玉はテッパンのごとく固い安定感>


 何気に、隅っこに配置されてある味玉ハーフですが、全体的に塩味玉っぽい仕上がりで、白身のうまさもナチュラル!そして黄身のオレンジイエローな色合いもとても艶やかで、隣の春菊と合わさると春色ってな感じ。もちろん、味わいはまろやかで、卵は塩でシンプルにいただくのが一番では?とすら思えてしまうほど。うう・・・・これは、丸ごといただきたいかも!









 総じまして、「京都を意識させる淡口豚魚、まろやか豚魚」といった感覚か・・・。ちょっとこれはたとえにくいかも。これは、偶然巡り合ったからこそ感動があるのでしょうが、この京都の街角にあってこそ映えるという味わいかと。理由もなく、ただ単にそう思っただけ。なので、ここだけでそっとしておきたい、あまり教えたくないといった矛盾を自ら抱えます。とにかく、デートで食うならこんあ豚魚だろうな・・・。だって、これほど優しい豚魚は、めったに見えられないからね。てな感じだけど・・・とりあえず、なので詠います!



   シルキーな
   豚魚の一杯
   啜り入り



   雪の京都で
   しっくり落ち着く



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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