ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1731】 美志満 (東京・桜台) 塩ワンタン麺

 自分で言うのも何ですが、料理を作るのはあまり苦痛ではありません。食べるのはその何倍も好きですが。独身時代は、凝りすぎてドン引きされたこともありました。どれも我流なので、出来不出来が極端であるのが私の料理の特徴です。その中で、パエリアだけは、いつ作っても外れが少なく、割と評判がよいので、ホームパーティーとなれば、私が作るという役割になっております。さてその食材を集めるのも、スーパー1軒でこと足りれば容易いのですが、そうもいかず・・・。意外にムール貝が手に入りにくい・・・。ボイルのむき身冷凍ものなら手に入りやすいのですが、パーティーですからね〜・・・、生の殻付きムール貝を探し求めていると、いい時間になってしまいました。休日お昼過ぎでのタイミングで腹が減りまして、チェックしていた「美志満」さんに、塩ワンタン麺を求めて訪問してみました。


  











【スープ:鶏油が黄金に輝き染み入りながらも・・・・いろんな風味が満載】


<相変わらず黄金に輝く鶏油と色気と、ザーサイの風流な香りが沁みる塩だれですね〜>


 早押しボタンがあるのなら、私が一番先に答えてしまいそう。この黄金色のニュアンスは、「美志満」なのであります。いつもこの前を車で通りすがるときには、行列だったのでなかなか立ち寄れなかったけど、今回はラッキー。一通り記念写真を撮り終えて、いざスープ実食。やはり味わい的にも「美志満」と瞬時にわかるかも・・・。







 個人的にはトッピングの「ザーサイ」がとてもいい仕事をしているのです。あの中国系発酵の風味が、それほど強くなくフレッシュとさえ感じる程度に、風合いを塩スープに映し込む。それが素晴らしく好きです。この風合いが結びつく先は、鶏油の色気のような気がしますが、これはほぼ妄想。また、ここの鶏油は黄色の色合いが特に濃いように思えて、黄金色とさえ感じます。しつこくなくさらりとしているのも印象的。でも、華やかさは失わないコクまろな味わい。華やかさと風流さが渾然一体となるところが、この一杯の一番好きなところかも・・・。








<豚のやさしいコクと、マイルドな塩気、麺の風合いも移し込み、全体的にしっとりとしたバランス感>


 ベースのスープは透明度を保ちながらも、優しい味わいでとてもシルキー。豚のやさしさというやつがよく出ていますね〜。丁寧な煮出しぶりが存分に伺えます。そして、塩気はとてもマイルドで角というものが見当たらない。塩気が出汁化しているような感覚すら覚えます。さらに、徐々に食べ進めると、麺から出るグルテンの風味がじわじわと入り混じり、霞がかります。それらが後半には一体となって、全体的にはしっとりとしたバランス感を保ちます。


  











【麺:しっとり系のやさしい風貌・・・・ひとがら感じる素朴さがとてもワンタンによりそう】


<やや平打ちでオーバルな形状、風合い的には素朴な感じで軽いよじれがナイス>


 見栄えも素朴な風合い。ナチュラルによじれているというか・・・平打ち系で切り口的にはオーバルな感覚。弱い手もみ風なラインを表現して、それらが素朴と感じさせます。加水的にはやや多めでも、モチモチっとしすぎない程度の抑えめ感覚も、好印象です。前歯での千切りはリズミカルにスパスパと切れ込み、奥歯でのプレスは軽めのヌチヌチとした潰れ込み。密度感よりもシルキーさを重視した、やさしいチューニングを覚える麺です。








<汁を吸ってからの滑らかさが秀逸!さらにワンタンとも調和を覚える滑り感>


 もともとやさしい麺ですが、汁を吸ってからまたやさしさを更に発揮します。しなりがとても柔らかく、ワンタンとも近いような感覚。ワンタンとの調和という感じが少ししますね〜。これまで、中国系のワンタン麺を食ってきたため、極細ややパツパツ系とのワンタンコラボを感じてきた分、それとしがたコラボが楽しめるかも。


  










【具:一つ一つの丁寧さには定評ですな〜】


<平状で大きな長方形タイプ、肉々しさと皮の滑らかさを、両方同時に楽しめる>


 つい数えてしまうのだな、ワンタンの数を・・・。6つだったと思います。全体的に平らな形状で大きな長方形をイメージします。縁取ったように肉餡が平らに引かれ、包み込んだような形状。それが皮と餡で両方主張するようにも思える仕上がり。本体(皮)のちゅるりんとするのは面白いが、餡を噛むと豚合挽きの汁がほとばしる一方で、軽やかな生姜と塩気の味わいが広がります。これは、汁だけで浮かべて食うと最高の昼飯になりましょうか・・・。いや〜、ワンタンは何個食っても飽きない食べ物です。


  







<パフパフっとした鶏むね 肉は、酒の最高のつまみになりそう>


 胸肉のパフパフ感が堪りません!細かい繊維質の隙間にスープと鶏油のエキスが染み入りますし、扇状に並べられたその隙間に、鶏油のエキスが入り込み・・・いかにも旨そうに私を誘っております。噛むと甘噛みしたくなるようなクッション。かじるとにじみ出る旨味、咀嚼を続けると表面のペッパー風味が広がり、酒によく合う仕上がりになっております。ワンタン麺もいいけれど、これは、チャーシュー麺でも相当旨そうです。












 総じまして、「黄金と個性広がる旨塩系!もっちり&ちゅるりんパフパフ夢見心地!」な一杯という、ぜんぶぶっこんだようなめとめで、ごめんちゃい。これは、確実にうまいです。ところで久しぶりに訪問してわかったのですが、こちら「魚介塩」というスープも確立して、ダブル塩系で味わえるとのこと。知りませんでした・・・。動物だけの旨味の塩、魚介だけの旨味の塩、というはっきりとした割り切り方が楽しそうですね〜。となると、次回は「魚介塩ワンタン麺」しかないですね!楽しみがまた増えました。ああ、たまの息抜きで楽しく食えましたわ。なので詠います!



   よろよろと
   パーティー準備の
   買い出しに


   つるっと寄り道
   主夫業疲れ



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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