ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1730】 麺家 徳 アトレ川崎店 (川崎・JR川崎駅) 旨塩わんたん麺


 年末の外回りの最終コーナー・・・という気分で、帰社する途中で川崎で途中下車しました。川崎駅にラーメンコンプレックスがあったのですな・・・・知りませんでした。 いつもなら「赤備」「ラゾーナ川崎」などを狙うところですが、塩の旅の途中で、わんたんに引っ掛かってしまいましたから、今回はこちらへ・・・・「麺家 徳」さんです。店名だけ見ると家系のように見えて、実はどうやらJ系のとか、つけ麺が人気あるような店。そこで、たまたま塩系のわんたん麺があるというだけで訪問ですから、私も相当の天邪鬼です。


  




 入店すると元気のよいおじさんのお出迎え〜。どうも店長らしき方が自らフロアを仕切って厨房へ指示をかけています。その他のフロアの女性担当は、パートか外国の方らしく、あまり日本語も慣れないところをニコやかに働いておられます。この店長らしき方が、フロアスタッフのちょとした相談や不慣れを、瞬時に受け止めて元気づけ、明るい職場へと盛り上げています。・・・・ナイス店長!!これからこのお方を「ナイス店長」とお呼びしたい気分です。


 ・・・などと考えながら、食券を渡すときに、家系風の調整を尋ねられるので、とりあえず今回は「麺カタメ」だけをお願いしてカウンター席に座ることに。おやおや?お隣さんもラヲタさんですな。配膳前からスマホの撮影確認などされて・・・。一緒に食べまっしょい。












【スープ:グビグビと飲み干せるライト系、塩もまろやかで鶏コクも質実!そして調整可能】


<やさしい鶏ガラのボディにほんのりと魚介が忍んでいるのか・・・柔らかい濁り>


 とは言っても配膳の瞬間までは、ネット情報もあってそれほど期待していなかったのだよな・・・・。もあってか、「割とやるやん!」という第一印象。スープを別に薄めに調整したわけでもないのですが、割とライト感覚でスルスルと染み込む系。最初は清湯かと思ったのですが、少し優しく淡いベージュがかった濁りがあります。味わいとしては、ほぼ鶏ガラすっきりタイプですが、優しさの中に、若干の仄かな魚介が入っているようなないような・・・・。甘いと感じさせるほどでもなく、コク円やか〜な感覚です。鶏油はデフォルトで淡く投入されている感覚かも・・・・。動物系の旨味ビンビン!というお色気対応ではありません。オーディナリーな大人しさすら感じます。







<角がとても丸い塩気、熱々でもグビグビと一気飲みできそうなライト感>


 またもう一つ意外なのは、塩気がとても丸いというところ。つけ麺とかの濃厚なのと比較してしまうと、やけに上品に思えてならないのだが・・・。特別どこかのブランド塩を使ってるようでもなく、普通にマイルドにスルスルと飲み干せる。後になってのどが渇くということもなく、程よい塩味だったな〜と回想してしまいます。


 また、グビグビと飲み干せそうなライト感とすっきり感あら、思わずそうしてしまうのだが、実はしっかりと熱を保っていて、好印象なのだが火傷をしがち。注意しないととは思っていても、食欲が勝るもんだから、つい今回も口の中の皮がベロン状態です。












【麺:クツリとした歯応えとしなやかなスベリがバランスする麺】


<しっかりとクツリとした感覚が残る、カタメコントロールが効いた茹で上げ>


 一言でいえば、クツクツとした歯ごたえが印象的。カタメ指定だったから当たり前か・・・・。しかし、細麺でキレイな角麺。ストレートが流麗で、地肌も少し白めな感じがとても旨そうです。加水的にはちょうど中といった感覚で、中のグルテンの風合いをしっかり感じ取れるタイプ。密度ある熟成度を感じる風合いです。前歯での千切りもいいが、奥歯でも束になるとクッシリと横ずれしながら潰れるタイプ。ワンタンのつるりんとした食べ心地とコントラストを感じます。







<熱ダレの少なく密度感保ったしなやかさがいい感じ!表面も滑らかにスベる>



 そして意外と汁を吸いこまないのか、はたまた練り水の個性なのか・・・・熱ダレが全くなく、あの熱々のスープの中にあっても最後までそのクッシリ感は保たれたままです。そのため、すすり上げに対するしなりも一定のように思えて、気持ち良かったりします。表面に薄皮をはったようなぬめり層もなかなか高速にスベルしスープの持ち上げにも貢献。そして角麺は箸でリフトすると気持ちよくそろって、すすり上げの負担も少なし。口元、口の中双方、なめらかさ抜群であったかもしれません。






 




【具:どれも分かりやすくボーダーを超えた旨さの表現!】


<シンプル・イズ・ベストなライトな塩気とジューシーな肉汁>


 テルテル坊主タイプのかわいいワンタンが合計5つ。皮がタプタプとしていて、そしてすするとちゅるりん!と滑らかに駆け抜けていくのは、わんたん好きには堪りませんね〜。大きさも程よくです。案はライトな感買うの合挽き肉で、生姜は少なく(なし?)、塩気でシンプルに食わせるタイプ。中も固まることなく、噛むとジュワーっと肉汁がにじみ出るような感覚です。わんたんの旨さはそもそもシンプルさでしょうが、わかっていても、「このシンプルな塩気の汁が旨いのだ」と、食いながら頭のなかでリフレイン状態がつづくばかりです・・・・。


  





<ばら肉の旨さはコラーゲン!と再認識させてくれる定番チャーシュー>


 定番な豚ばら肉。薄味醤油ダレの味付けが、深めに入っているような感じで、スープで脂身が柔らかく、若干溶け出しているところを箸でリフトすると自重で崩れそうになります。食むとこれまた安心感ある旨さ。これは酒よりも白飯がほしくなるタイプですね〜。またコラーゲン感覚があるなと思うと、よく見れば、皮部分もしっかりと残したような作り込み。これこれ!皮はコラーゲンそのものですよ!大きさと厚さも標準かやや少し上かも。良くできたチャーシューではありました。








<材木調の太いメンマ、ハーフ味玉も温かく味わい深し>


 意外とメンマがしっかりとしていたかな。わりと大き目の材木状を意識した大きさでして、ゴリゴリっとしたハッキリな歯ごたえがとても好印象。そして味付けも薄味でスープにもよくバランスしている。これ好きなタイプかも! またハーフでも味玉は、薄く味が染み込んでいて、黄身部分が甘く感じるもの。黄身の中心部も温かく感じるのは、カットされていたからなのかな・・・。











 総じまして、「オーディナリーさが嬉しい・・シンプル塩ワンタン麺」というそのままの感想でごめんちゃい。シンプルという意味に、的確という思いも込めております。私も崇高で芸術的な一杯は大好きですが、身近な存在でないとどこか追い求めても疲れてしまうような気がするのですわ・・・・。そんな今の気分にはとてもハマった一杯だという感じ。あまり考えずに立ち寄って、一つも悩まずシンプルに旨しと思えてスープの最後の一滴まで飲み干しました。外回りの寒さで冷えていた体は、すっかり温まって軽く汗が滲むような幸せを感じる一杯。出会えてよかったかもです。ということで詠います!





   外回り
   師走の駅前
   慌ただし



   心忘れて
   らーめん忘れず





 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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