ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1705】 中華ソバ 素和可 (東京・高円寺) 塩特製中華そば・シソ油

 気晴らしに、何か食って帰るとか、飲んで帰るとか・・・少なくとも5年前まではそんなに頻繁になかったはずなんだが・・・・。仕事のプレッシャーが徐々にかかり、尋常でなくなったころから、何かに救いを求めるようになってきたのかな。ちょっと面白そうと思って始めたラーメンレビューが、何かとり付かれたかのような連続感になり、今に至る。好きなことをやっているのか、だんだん分からなくなってきたね・・・・・。でも、この数年は、憂さ晴らしにはなっていると思うし、時々「救い」にもなっているかもと思える瞬間がある。こうやって、ラヲタ病になっていくのでしょう。もはや重度の患者です。


  






 そんな私の最近のハマりは「塩ラーメン」でして、プレッシャーでお腹やお尻を痛い思いをしながら、しんどーーーーい仕事を終えたところに、こんな夜は、いい塩ラーメン食いてーーーー、と頭の中ではリフレインで叫んでいるのであります。どこか遠征がてらに回り道して崇高な一杯を求める体力もなし。そうなると、帰途にある店しかないね! 素和可さん! たまに不定休でフラれるのがリスキーなのだが、思い切って行ってみました。あー開いててよかった〜。こうなったら、一番高いやつ、一番いいやつを頼んで気を晴らしたい。もう、最初から食うもの決めてた感じです。












【スープ:あっさり塩ダレベースに・・・シソ風味+トッピングのエキス感】


<香るシソ油に鶏ガラスープの柔らかさが映えますね〜>


 先日食した「ワンタンメン」の「シソ油」イメージが良かったので、今回もまた同じ趣向の香味油をチョイス!はやり、この風合いは個人的に好み合っています。軽やかな香味油は、サラサラとしている感覚で、ジワジワっと青シソのエキスが染み渡ってる。それが、スープに混じると鶏ガラベースのやさしいコクに、清涼感を与えて迫ってくるような感覚がいい!どこか、やみつき感があります。


 そして、さらりとしているのはベーススープも同様。鶏ガラオンリーではないでしょうが、上質な清湯系な仕上がりが、とてもやさしい。ひっかかりがまるでない、まろやかな動物系のコクの仕上がり。なので、青シソエキスのみならず、いろいろな出汁の影響を受けとめて、まとめるような奥深さを感じます。









<柔らかい魚介感にトッピングのエキスが滲む>


 奥深さ・・・例えば、それは魚介の風味。出汁の甘さとしては、最初に感じるのは魚介に代表される甘みです。ほんわかとした甘みが、やはり上品系に香る・・・。そして、麺などすすっているうちに、全体が攪拌されていくのか、いろいろなトッピングからにじみ出るエキスで、ほんの少しだけ、趣に変化が現れるような気がします。例えば、チャーシューの味付けとか、味玉の卵黄が混じるとかなど。こういうとき、塩は醤油よりも、そういう影響をダイレクトで受ける度合いが高いかもです。ともあれ、ヘビーに変化するようなことは一切なく、淡麗塩系の質感はキープといった感じはあります。












【麺:丁度良い・・・という感覚の風味と歯応え、そして上品な雰囲気】


<丁度、アルデンテ越えのしなやかでクツクツした歯応え>


 健康的にやや白めがかった色合いのストレート細麺が、上品に感じます。カタさは標準的。パツパツという感じでもなく、柔らか系でもなく、ちょうどアルデンテを超えたばかりのような、余裕を感じさせるカタさと感じます。なので、スパスパっと切れ込みやすい一方で、少しばかりクツクツっとした歯切れの良さも感じます。


 奥歯で噛み潰すときは、少しばかりグルテンの風味を感じさせるクチっと容易に潰れこむ感覚。ところどころ、シソの欠片が張り付いたりした部分は、余計に風味を感じる次第。雰囲気的にも自家製麺らしいハンドメイド感ある、綺麗な素朴さもあるような気がしますし、これなら毎日食べても飽きが少ないとすら覚えます。









<汁を吸って更に滑らかに滑る感覚>


 潰しこみの度合い、密度感も標準的で、適度に汁を吸い込むレベル感。もともとしなやかな麺ですが、後半はより一層それが増します。啜り上げのタッチとしても終始柔らかい。「ソバ」という感覚で、ずるずるっと勢い良くすすりあげるのに適しています。麺の絡まりがとても少ないのもあって、すすりあげる負担も少なしといったところ。まさに、食べやすく風味ある麺です。







【具:さすが手抜きなしな上質トッピングが存分に投入!】


<バラ肉に薄味醤油のよく滲んだチャーシューがボリューミー>


 さすが「特製」といったところでしょうか!チャーシューブロック肉の隅の切り落としがブロック状になったのが、追加トッピングです。チャーシュー丼によくのっていたりするあれ。バラ肉がとても柔らかく、そしてエキスの煮出し感と、それに交差して醤油ダレの深い染み込みを感じる一品。歯を押し立てると、繊維にそってサクっと切れ込む感覚です。これは、落ち着いた肉甘みのあるチャーシュー。白飯でも、お酒でもどちらでも相性が良さそうです。サイズは手頃なところですが、わりとしっかりとした厚みもあり、満足感ありげですね。








<黄身が緩やかで、素材の甘さ感覚ある味玉>


 これもチャーシュー同様に、少し深めに醤油タレの浸透を感じさせるL玉の味玉。黄土色に光ったそれをハグっと噛み付くと、意外に中心部の黄身は、柔らか系。プニュっと黄身の液体状になったそれが、スープに飛び散るような感覚。なので黄身への醤油ダレの浸透度合いは低く、卵黄本来の甘みを感じる部分。一方、白身は浸透が浅い部分と、ふるふるっとしたプリン状な部分が面白い歯ごたえ感。楽しい味玉。


  






<さすがは特製!ワンタン3つも投入>


 さらに嬉しくさせるのは、ワンタントッピングがあること。しかも3つ!これは前回も食ったが、なかなかハンドメイド感あって楽しめる。肉餡は、コリコリとした部分少なく肉の味わいがシンプルなタイプ。生姜系の風味はなく(とても少なく?)塩気も適度でうまし。ワンタンの皮部分もちゅるりんとした心地よい滑りあるものの、溶け出すところはなく、歯ごたえ感もあって味わい深しです。


  










 総じまして、「中央線沿線ではちょいと群抜く淡麗系!?」という感覚で、贔屓目な部分はご容赦いただきたい次第。年代とか体調とか気分とか・・・そういうので好きな系統が変化してくるので、節操がない贔屓なんですがね。しかし、やはり疲れたときとか、凹んだときほど、何か気晴らしがないとしんどいですよ〜。この3年間は、ちょっと意固地になって救いを求めて麺に集中しているわけですが、それって幸せなのか、そうでないのか。わからんけど、なので詠います!





   一仕事
   終えて今夜は
   ご褒美に



   小さな幸せ
   特製ラーメン




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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