ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1695】 志奈そば 田なか (東京・大塚) 鯵ニボ汐そば

 最近、仕事を頑張れば頑張るほど、自分が「便利屋」に使われているように思えて、どこか気持ちがやさぐれそうになる・・・。自分が何かに貢献しているとか、助けになっていると実感できているときは、しんどいことも踏ん張れる。だけど、やってもやっても「当たり前」となってきたところから、気持ちのバランスが崩れていくような思いがしないでもない。いちいち感謝の気持ちを注いでくれという甘えた気持ちではなくて、自分が組織力に寄与しているのかどうか・・・がわからなくなるから不安なんだろうね。ま、だれでも多かれ少なかれ、不安を抱えて仕事をしているのだから、あまり深く考えて得はないねと、揺られる電車の中で考えたりして移動・・・。ついた場所は、「大塚駅」。



 駅を出ると、寒ぅ〜!初冬を感じさせる気温。昼間でも気温が上がらなくなる季節になりましたね。こういうときに限って、気になる店は駅から少し遠かったりします。狙うは「志奈そば 田なか」さん。ラ本で紹介されて以来、ずーっとブックマークしていたのですが、どうもプチ転勤してから大塚あたりに出かけるのが億劫になってしまってようやく宿題を片付ける決意をいたしました。最近、塩づいているので、訪問して塩系メニューがあるはラッキーでした。ちょうどお昼時だったので、店外で待つのは辛いなと心配してたけど、ちょうど一つだけ席が空いたところに滑り込んでこれもラッキー。背客も丁寧で一気に寒さが引くような思い。今回は、「鯵ニボ汐そば」をいただきました。


  











【スープ:汐味とろみが体も心も温めますよ〜・・・そんな創作和出汁】


<肌寒い日には、「とろみ」が実に嬉しい!魚介エキスに海系コラーゲンが染みとおる>


 配膳の瞬間は、デフォルトとは言え「具だくさん」の落ち着いた華やかさがあって嬉しい一杯。トッピングのそれぞれに「和」の雰囲気を感じますので、スープの方もその方向性と感じます。そしてレンゲを投入すると、思いがけない嬉しさもあり。それは、「とろみ」があるということ。いや〜、ここに来るまで腹ペコで寒かったもんだから、実に嬉しい演出ですよこれは!







 啜ること自体が楽しい。感覚的には、和汁蕎麦にメカブを投入したような感覚。フコイダン系のあのとろみ方であります。とろみが雰囲気を与えるだけでなく、昆布系の旨味をしっかりと包み込んでいるようにも思える海系の旨味。鯵ニボというほんのりとしてクセの少ない魚介エキスもあいまって、実に体にやさしい味わい。そして胃袋に染み入る感覚です。鶏ガラ系のあっさりした旨味もベースにあるような感覚。なので、あっさりとしていながらも、食べ応え感もしっかりとキープです。やはり動物系も少し滲んであれば胃がしっくりとしますね。









<ほんのり柚子& 大葉で和テイストの仕上がり感は、「おつゆ」と思える崇高さ>


 また実に「和風」と決定づけるのが、柚子と大葉の風味。これは淡麗塩系ならテッパン級の薬味です。するすると食っているときは、それほど意識しない程度のほのかな風味。ところどころかけらが当たると、「!」と脳裏に風味感のビットが立つ。淡い味わいにこの演出ですから、ある意味、和出汁の「おつゆ」という感覚。年とるとこういうのが嬉しいね〜。












【麺:箸が重いのだ・・・・いや麺が重い?いやいや、そうではない・・・】


<こんなにスープを持ち上げた経験はないね〜( 笑)、と思える絡み具合>


 少し自分で笑ってしまったのが、箸が重かったこと。いや、箸が重いわけでなく「麺に汁が絡まる度合いが大きい」ため、スープの重さがかかるのだわ。とろみ系の汁麺って、それなりに食って来たけど、和テイストで意外性があったことと、ストレート細麺だから絡みやすかったから、想像以上に重く感じた次第。ちゅるちゅる〜という感じよりも、にゅるにゅる〜という滑り心地に近い。








<ふくれっ面した角型ストレート細麺が、しかりとアルデンテしてる!>


 ほどほどの加水の低さが似合う中加水麺。健康的な色合いとその風味感。膨れつらした角麺という感じで、かすかに芯を感じるアルデンテ感がまたにくい。啜り上げるとスープの味わいも麺のグルテン感によく馴染む。前歯もクシクシとした千切れ具合だし、奥歯でプレスする際も、束になったところが、とろみも絡まってクニリ〜と淡いテンピュールのように潰れこむ。汁のとろみ感と、麺のクシリ感が妙にコントラストしていて、全体的にはとてもハーモナイズしているのが実にいいね〜!






【具:口の中でゴリゴリバリバリバスーーン!っと鳴らせ鳴らせ鳴らしまくれ〜!】


<スープとろみで崩れるほど柔らかバラ肉>


 バラ肉が実に柔らかく、麺をリフトしているうちに絡まって、自重で崩れるほど柔らかし。味わいは甘さ感じる醤油系のまったりとした感覚。薄めな処理感で好み。お酒よりもご飯に合うかも。脂身部分がとても甘く感じる味わいもナイス!これを味わうと、やはり特製にしておけばよかったかも・・・と少し後悔してしまう。







<山クラゲが主役のようにも感じるほどのプレゼンス>


 さて、汁と麺に驚いている場合ではない。山クラゲが実に嬉しい!!好物なんです。柔らかい物腰しているくせに、ゴリゴリバリバリバスーーン!という鮮やかな歯ごたえが、カ・イ・カ・ン!!!甘めの薄口醤油味にゴマの風味、そして少し一味が効いている。この味付けもスープに少し入り混じるので、汁自体もうまくなる。ボリュームも少し多めで申し分なく。これは、近くにあったら通いたくなる。


 柚子、大葉も嬉しいが、白ネギもスープにからまって、歯ごたえとフレッシュさを与えるいい仕事ぶり。そして、三つ葉も外せない好プレーヤー! 葉と茎が、麺に時々からまって、歯ごたえとともに落ち着いた清涼感を与える。これがいいね〜。本当に、どれも好きなものばかりがふんだんにトッピングされている一杯!












 総じまして、「やさぐれオヤジもむせび泣く・・・・和風とろみの汐汁」と言った感覚。これは、確実に好みでありました。再訪問は確実と思えます。また、曜日限定でいろいろと限定がバリエーションあるところも嬉しいですね。勝浦タンタンから、サラダ系の油そばまで・・・。男女で来ても楽しめそうだが、ちょっとだけ歩くね、この場所なら。寒くなると辛くなるけど、ここおすすめです。と、個人的に応援気分の興奮を抑えながら・・・・なので詠います!




   肌寒し
   北風ぴゅーぴゅー
   重い雲



   温もるとろみに
   重い箸哉




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  




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