西荻窪に、沖縄料理の店があるとはしらなんだ・・・・。とある早朝、私は極端に朝型人間なので、この界隈で朝マックか富士そばでもしようとしてたら、とある看板が目に入ったのです。それがこの沖縄料理屋さん。たいよう食堂。なんと・・・こんな早朝時間に「沖縄そば」「ソーキそば」があるではないか! 思わず吸い込まれるように入店です。
勢いよく入店したのは良いのだが・・・、そこは、飲み屋オーラが満載で、朝まで飲み明かそう状態。そこで爽やかに朝ラーを食おうとした男が孤立すること必定です。一番端っこのカウンターをどうにかキープして、「沖縄そば」を注文。いや〜・・・どうしたものか・・・。
朝から酔っぱらい達のざれごとがラウドなBGMでしたよ。口説いているのか、つき合い出したばかりなのか、そう年の変わらない男女は、「じゃ、これから今日は・・・京都でも行こうか!」「まるで逃避行みたいね!」などと盛り上がっているし・・・・(汗)。この方たち、どんな仕事をしているのだろうと思うと、すごく羨ましかったりするかもね。
さて、おしぼりと、お冷やは、厨房の中から回って出て来て手渡してくれた。なのに、「おまちどおさまでした、沖縄そばです!」との語りかけで、その待ちわびた一品は、短絡的にカウンター越しに手渡されるのですな。カウンター高台には、沖縄泡盛の一升瓶が並び立てられているから、その頭越しの手渡し。完全にイスから立って丼を手渡しになる体勢です。「熱いのでお気をつけください」って、受け取る瞬間で言われても、「知らんがな!」「どないやねん!」という気分になるがな(笑)。もしホンマに熱かったら、この人らどうすんねんやろ・・・・。ワシこぼすしかないがな・・・・・などと思いつつも、こういった西荻窪界隈の雰囲気・やりとりの中でも、沖縄時間の流れを感じようとする私です。何とかなるさぁ〜。
【スープ:魚介の風味がほんわりと、やさしく広がる清湯スープ】
<意外と和出汁感たっぷりな魚介系、優しいお味が染みる>
話は飛ぶけど、沖縄大好き人間です、私。本格的にラヲタ教に改宗する前は、むか〜し、むかし実はダイビング教で宣教師をしていたころがあって、個人的に沖縄にぽつぽつと潜りに行っていたんですよ。あのころ、よく食った沖縄のそばたち。各島の空港ターミナルや近隣で啜っては、「沖縄そばってうまいね〜!」って語ってたら「ちがうよ〜」とよくショップや店の方からやさしい説明を受けた。でも・・・・・全部忘れた!! ま、細かい分類で、八重山そばと宮古そばの違いがあるなんて、知らんかったし。なので、知識半白紙状態で臨みました。
意外と和出汁か?と思うほど、魚介がとっても効いているのですね。豚肉とか、ラフティーとかいろいろ豚エキスが主体と思っていたのですが、実にカツオとか節系の煮出しがとても効いていて素直に旨いと思えます。うどん出汁のようで、そうでもない。いつも食っている塩ラーメンとも少し違う。塩気も程よく透明系の清湯系のさっぱりさが如実に伺えますし、具から滲み出る豚エキスも徐々に染み出すかのよう。これは最後まで、ゴクゴクと飲み干しても、すっきりと胃袋におさまりそうです。
<なるほど!〆の一杯に最適か!?アッサリ食わせる王道の一杯>
塩気も尖ってないしスルスルといくらでも入るような気分。でもこういうの、飲んだ最後の一杯にはとても最適なのですよね。沖縄の方はみな酒豪だというイメージを持っているのですが、〆に沖縄そばを食う習慣があるのかは不明。されど、西荻窪にいて、そういう応用した使い方はとても合っていると思う次第。別のメニューをよくよく見て見ると、「ハーフサイズ」の設定もあったりする。着実に、〆の一杯の適合性を感じますね。
【麺:何となく・・・固めでしっかりしたフォーのような食感と見栄え】
<やや透明感ある綺麗な平打ち縮れ、情緒を感じる>
一言で表現してしまうと、おお!お土産でよくもらったソーキそばセットの麺とそっくり!という感じ。イメージにぴったりな反面、懐かしさを感じる。密度感はありつつも、きちっとしたパラレル感がそろっている平打ち麺。素地感として透明なものを感じるし、表面に光沢なかなか。ネギの小口切りの輪の中に、旨い具合に麺がさし通っているのが愛嬌です。
スパスパっと千切れる麺でありつつも、最後にクシクシと感じるところもあり。全体的に薄く汁を吸い出すところも好印象。どこまでも啜れるとおもうけど、割と腹持ちの良さも感じたりする。
<啜るよりも、モグモグごっくんが印象に残る>
こういった平打ち麺だったから、いつもと調子が狂う啜る心地でありました。ズボボーーーーと啜るよりも、ズコっとっ吸っては、軽い咀嚼をして喉奥へと嚥下する。この繰り返し。
【具:豚肉とはコラーゲンを摂取するものなりと思い知る感じ】
<角煮タイプの皮コラーゲンしっとりタイプ>
これも代表的な沖縄名物ですね。豚のバラ肉が分厚く切られていて、醤油系の薄味タイプ。脂の甘みすら感じる芳醇な味わいです。裂けるというより、とろける感覚で千切れます。そして、脂身が舌の上でとろける・・・・。秀逸なのは、豚の皮がしっかりと残っていて、皮部分と直下の脂肪部分がまさに旨い!いやはや〜、さすがに豚を食わすのは、沖縄料理の得意とするところですね〜。
<島のカマボコというフィーリング>
このかまぼこは、知識になかったが、きっと沖縄特有の練り物なのでしょう。少し固めの弾力あるタイプでしまった歯応えがあってナイス!これも薄味タイプでして、全体の味付けに非常に調和しておりました。汁を吸いつつも練り物の旨味を放出。こうなったら、目の前にある泡盛の一升瓶が私に誘いをかけまくってきます。これをアテに一杯やらんかと・・・・。
総じまして、「西荻窪に突如現れた異空間の一杯」という感覚。いや〜、これは麺ではなく、酒をメインに再訪問してもいいかもと思えて来ます。夕方あたりから、朝5時、始発が走り出すあたりまで営業されているとのこと。飲み明かすのは珍しくない沖縄らしい営業時間ですね。こういったおもしろカオスと、昔ながらの雰囲気が織りなすところが、西荻窪のいいところ。すきなんですわ、この街も。なので詠います!
朝飯と
宴会織りなす
異空間
カオスなムード
どうでもイーサー
お粗末!ということで家族に感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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