なぜか最近、閉店でフラれ続けることが多い。この日も、武蔵小山の「じらい屋」を目指してやってきたものの、見事にフラれてしまいました。ならば近隣の店へと考えまして、不動前辺りをめざして、こちら「きりきり舞」さんを訪問です。いや〜、やっと涼しくなってきた感じがありまして、歩くのもまた涼しくて快適。静かな住宅街を闊歩しながら、いい散歩ができました。
訪問時、丁度先客が退散したばかりで0名。後客なしという、店主と一対一。まじめで明るそうなご店主のお出迎えで心地よい。ピーク時には相当込むのか、店内の待ちスペースもしっかり確保です。かなりヘビーだろうなと思い、小らぁめんにでもしようと思えど、「らぁめん800円」「小らぁめん750円」という50円差が微妙です。私の意地がどうしても出てしまい、デフォルトのらぁめんを選択。スープある程度残して、退散せんという目論見で着席したのでした。
【スープ:二枚腰のようなコクある豚魚、塩もシッカリ下支えで引き締まる味わい】
<しっかりとしたコク!二色豚魚のようなフレーバー感覚は、やはり直系!>
「葉月直系」と掲げるからには、だいたい味わいが予想できる豚魚。しかし、かなり雪谷大塚の店訪問から時が経過しておりますが、当時は「つけ麺」しか食わないといった時期でしたので、らぁめんの印象はまるでありません。直系の汁系を味わうというのは、個人的にはすごく新鮮味があって、とても衝撃的だったかもです。
ベーススープの豚魚カラーを見ると、やはりさらっとした感覚が見た目でイメージが残る。味わうとサラサラっとしたシルキーなとろみで、しゃばっとしたイメージより濃ゆいです。豚骨系の煮出しのまったりさと、魚介の甘み系のコクが実に煮出されている感覚。鶏系のコラーゲン感覚は、感じません。さらりとしているのに、薄いと感じさせないのが秀逸です。
しかし、どうしても目を惹くのは、右上にある、褐色のスープ。「タレ」というよりは、「汁」という感覚で、まるで新たなダブルスープかのごとき。この濃厚すぎる色あいは、どこかヤバさも感じさせます。そして味わうと、なんともはや・・・・苦みがある芳ばしさがとても爽快な感じがする!「煮干」のフレーバー? 香味油と絶妙にバランスが取れていて、とてもジットリと感じさせます。マー油に近いシャープな感じも持ち合わせますかね・・・。この「汁」の一手間で、随分と魚介感が高まります。
<味濃ゆいめのしっかりした塩気ボディー、でもさらっと食える>
そして味わいがシッカリとしている中で、塩味も結構、濃ゆいくてよい塩梅でバランスがとれてると感じます。何か特別な塩?と思っていたが、花完食したあと席を立つと、頭上に「ゲランド」なるフランス産の海塩を使用との御触書を発見。そんなに繊細な塩の風味を感じることができないけれど、塩気も、味わいの濃さにとても貢献しているな〜と感じつつ食い続けていたのも事実。むしろ、これくらいでないと、全体の味わいが引き締まらないのかもそれませんね・・・。その影響なのか、あとで水分を欲するのだが・・・。
【麺:なかなかハードに食わせる太麺、しかもツルツルでスベリも快適】
<くっしり感覚で味わう定番な多加水太麺>
厨房奥の麺箱にある「菅野製麺」がまず目に飛び込みます。さてこの麺がまた食い応えがありまして、腹パンパンになってしまいました。スープの重さもあったのかな・・・。キツキツな密度感ほどではなかったけれど、それなりの強い潰し込み感があって、全体的には実にクッシリとした歯応えで、大変満足しました。
前歯の当たりの時点からして、麺の側面から刺さり込むニュアンスが、何〜となくつたわってくるような。芯や外側関係なく、全体的に固い低反発でクシリクシリとしっかりと咀嚼していきました。奥歯でのすり潰しやプレスの段階では、もう少しハードにクンニリとした感覚にレベルアップするような感覚。なんとなく、つけ麺ライクな印象で、つぎからつぎへと食い続けたくなる。
<塗る付き少なく、ツルツル食えるスベリ感覚>
意外にもスベリがとても良いです。そういえば、ご店主のテボの振りようが執拗なまでに、滑りを徹底的に削ぐかのごとく、続けておられましたのが印象的です。地肌感は、太麺の多加水系らしいぷりっとした風貌。コーティングしているかの如しの艶やかさです。そこにスープが絡まって滑り、滑り落ちるような見栄え。
スープがやや味が濃くても、粘度が邪魔にならないので、意外にもスルスルと食えてしまう。内頬や喉奥の駆け抜ける加減も、捩れが多いわりには負担にならず。風合いもしっかりとしていて、これならつけ麺で本格的に試してみたい気がする。
【具:シンボルマークのようなメンマが傑作】
<これぞ材木メンマなり!>
まさしく傑作的な材木メンマ。これだけ太いのに、繊維が粗くなくて、歯を垂直に立てて噛みちぎっても、さくっと切れ込む感覚が大変気持ち良いです。味わいもしっとりとしている。何だろう・・・もはやメンマではなく、竹の子の煮付けのレベルの歯応えの快適さ。これ食ってりゃ間違いないと太鼓判の極太メンマでした。
<角煮がさらっとしたような、やや甘コク醤油味のようなバラ肉>
私が食っている間、チャーシューの仕込みを淡々とやっておられたが、丁寧さが伝わる質感。分厚いバラ肉を丁寧に煮込んだ感があって、ホロホロと崩れるような柔らかさがあります。特徴的なのは、甘みを重視した感じかな・・・。角煮じゃないのだけど、角煮を想像させる甘い系の味わい。悪くありません。醤油系のカエシのエッジングを主体になったのを期待していたので、最初はおや?と思ったけど、スープとはマッチしているなと、改めて感心。
総じまして、「忠実な伝承テクニックと今後の可能性に期待!」なお店。やはり、品川区や大田区では、葉月の知名度は高く、このエリアならではの味わいがこの味だと思いますもん。このあたりよったら、ガッツリ食いたい!というときにはココでしょうね。ただ、最近食傷気味というか、年なので段々食えなくなったので、デフォルトをスープまで平らげたところで、腹パンパンでありました。カロリーも気になるところでしたので、不動前から目黒まで歩きましたが、雅叙園前の坂を上がる所時点で汗をかく・・・。さきほどの塩気と、この汗のおかげで、帰りのビールが旨かったりする。なので詠います!
直系の
心受け継ぎ
質実と
知恵と工夫で
藍より青し
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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