ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1625】 麺屋一燈 ラゾーナ川崎店 (神奈川・川崎) 特製芳醇香味そば・塩・中盛り

 8月30日で閉店ということで非常に残念ですが、ラゾーナ川崎の「麺屋一燈」に行って参りました。仕事帰りのピークと夕食タイムでごった返しておりましたが、各テナント店舗の中でも、一番スタフの声が響いていたかな。最後の一杯まで気を抜かないという気合いを明らかに感じます。この店で最後の一杯。ということで、今回は奮発して「特製芳醇香味そば(塩)・中盛り」とさせていただきました。











【スープ:芳醇な鶏魚介の複雑感、そして香りで「まったり」として旨し】


<芳醇な鶏コクにコラーゲンやんわり感じる、優れた出汁>


 折角、神奈川県勤務になったのだから、本当はもっともっと味わうつもりでいたこのスープ。この地で最後かと思うとひとしお味わいが深いというもの。そして、相変わらず、場違いかと思えるその崇高な仕上がりには、舌を巻きつつ、舌鼓を打つといったふうです。







 「香味そば」というとアッサリとした淡麗系な味わいを連想させて、じつはマッタリとした印象を残す鶏コク感。表層のコク脂がシルキーに感じる円やかさですね〜。しかも、コラーゲン感を微かに感じさせるほどの芳醇さ。そこにこの一杯の名称にもある「芳醇香味」ダレを感じ入ります。よく味わう鶏ガラ清湯よりも、濃密さを程よく感じて重くない。







<塩の円やかさと魚介の落ち着き!乾物系旨味がじんわり!>


 そこに魚介の旨さがしっとりと霞の濁りとして加わり、華やいだ落ち着きを感じます。いろんな節の香ばしさと煮干系の軽い甘さ、そういったものが総合体となった複雑な風味が、落ち着きと感じるのかもしれません。そして・・・入っているのかいないのか、錯覚なのか・・・奥に貝類のような滋味もあるようでないような。実によく出来た汁です。


 そして塩のエッジングが、これまでか!!というほど丸い!円やかでして、塩味が既に出汁の素かと思うほどのしっとり感です。後半はすでに鶏コクの旨さと、塩独自の味わいと区別がつかなくなるのだけど。












【麺:歯応えとしなやか感、そして上品な質感・・・バランス良いストレート細麺】


<クツクツ感としなやか感がキッチリと決まる自家製ストレート細麺>


 非の打ち所の無いストレート細麺。麺量は、並・中(180g)・大(230g)からサービスで選べるのも嬉しい配慮。色合いからして白めな色合いで実に健康的。安心感与えます。そして細麺の流麗さが角麺ですごく映える。見た目ですでに最高点。そして歯触りは、ちゃんとクツクツとした歯応えがありまして、マッタリしたスープとのコンビネーションが抜群です。クツクツ程度で、クッシリとハードなわけでもない。ちゃんとしなやかさを持ち合わせるしなり感がまたたまらん。


 歯応え、しなやかさ、色合い、見た目の流れ・・・・それぞれが、すごくハイレベルでして、毎度思うが、ここは本当にフードコートか!?と思わせる質感。この麺とも、この地ではもうおさらばなのですな・・・。







<汁を吸い込んで纏まり感アップするスベリ>


 汁を吸い込んでも緩むといった感覚なく、キッチリしているフォルム。そしてしなり感。いやいや・・・汁を吸い込んでさらに崇高かもしれません。角麺が少し膨らんだコマのようにリフトすると箸の上で揃う。ずずずーーーーと啜り上げて内頬をシルクのごとくタッチ感。舌触りとのど越しも滑らか。レベルとか、役者が違うと思わせてくれる。


  


  











【具:ビジュアル、味わい、質感等・・・トップクラスのトッピング】


<淡麗真空チャーシュー!二種盛り!!フードコート史上最強トッピング>


 レアチャーシューは、一燈のが最高かもと思っている次第。こちらもその系譜をちゃんと表現していますね〜。数年前、大阪寺田町のとある店で、コラボイベントがあったときに、ちょっとした事情があって、坂本さんからこのレアチャーシューをサービスしてもらったことがあるけど、その時の印象が今でも鮮烈で忘れられません。あれから、ゴクたまにしか一燈食っていないけど、高品質キープというのはすごいね〜。


 照明の都合もあって、すこし艶かしいピンク色にも見えるが、肉繊維の隙間から解けるように柔らかく千切れる。丸い塩気と肉味が実に高級感を与える。ワインや日本酒にも合うかもしれない。ワサビなどのっけなくても、このままで完成型。文句の付けようがない。


 一方、鶏肉の方も、化粧パフのごとくの仕上がり感。軽いスパイス感が洋風のニュアンスを漂わせる。洋風とは!?ミスマッチに感じるはずなのに、妙に一体化しているのはすでに私自身がとりこまれているからかも。語っても語っても語り尽くせぬ美味さなりですよ、これは。







<味玉のサイズ、染み込み感、とろみ感、どれも感じ良い!!>


 チャーシューにてそのテクニックは証明済なのだが、味玉もまた非の打ち所がないっすね〜。大きさも満足だし、漬け込みダレの浸透も実に深く、色合いよりは淡めな浸かり具合。なので白身も風味よく、フルフル感で食えるし、卵黄にいたっては、ゼリーの如くのトロミ感がたまらん。漬け込み感がまた濃厚な味わいを高めるし、オレンジ色がとても妖艶にすら思えるし・・・。どこをどうとっても完璧。思い出したけど、温度もちゃんと中心部までじんわりと温かいのが不思議だった。


  











 総じまして、「また神奈川で新店舗展開を激しく希望!」する次第。最近、FC展開加速が気になるところですが・・・・。配膳を片付けに上がろうとすると、女性スタフさんが受け取りますとニコリと微笑む。ついいつもの調子が出てしまったのでしょうね・・・・「またよろしくお願いします」と言われてしまったのだが、余計に寂しくさせるね。しみじみと・・・なので詠います!



   週末の
   フードコートは
   賑わいて



   惜しくも寂し
   さらば一燈



 お粗末!とういことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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