ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1616】 三鷹食堂 いなり (東京・武蔵野) 油そば・塩


 緊急事態というのは、緊急にやってくるから緊急事態なのだよね〜。もう慣れっこ!と言いたいのだが、これだけは慣れんわ(しんどい・・・)。それなりに備えというか準備もしているのだが、完璧にカバーという訳にはいかないわ。自分の力が及ばないところの影響で左右されるのは納得できないところ。されど「自分の力がおよばない」ところのなら、悩んでも仕方ないね。あきらめではなく、割り切りで乗り切るしかないですな。


(そんなこんなで書けないが)いろいろありまして、前の夜もカップ麺とカプセルホテルにお世話になってしまった。もうカプセルホテルの従業員とも顔なじみになってしまい、宿泊簿にサインしだすと、何も言わずに会社名宛てた領収書を準備しだす・・・(苦笑)。翌朝それをオフィスの女性に手渡すと、「またですか!?」と哀れみ込めた苦笑をしだす。そして次に上位上司の処理承認となり、今度は「おまえまたなのか!?」と呆れられたような・・・・お叱りのような・・・しかめっ面をウケることに。一体私が何をしたというのだという思いもあるが・・・・。そんなこんなで、疲れ切っていたので退社の際は、都内で寄り道して食うこともなく最寄り駅で向かったのだが、着いたとたん腹が減り過ぎて死にそうだった(笑)。何も考えず、ただ食いたかったのはこの一杯。「三鷹食堂いなり」の「油そば・塩」。いつもなら、これにビールを付けるのだけど、ヘロヘロ過ぎて油そばだけにしときました。


  











【タレ:いつも不思議に思うこの塩ダレの香味、そしてクセになる】


<甘さすら覚えるサラサラオイル・・・・バターのような豊かな風味>


 見栄えはかなり地味なほうだけど、時々、どうも時々あれ食いたいと思っていたこの一杯。夜の9時近くになろうとしているのに、今日は何を食おうかと散々悩んだあげく最寄りの駅についてしまったとしても安心。それは「三鷹食堂いなり」の油そばがあればということなのだわ。しかも限定品をいつも展開してくれているので、日頃限定を追わない私でも、ときどき限定にそそのかされます。しかし、今回は定番の油そば・塩です。


 なにがそんなに気に入っているって・・・・それは「塩タレの風合い」「油の香り」に他なりません。鶏油のまったりとした風合いがありそうで、実は「バターを思わせるほどに香ばしい甘さ」が好きだから。バターではないと思うけど、これは癖になりそうですよ。特に最近醤油よりも塩パターンが混んで来てるので、フィーリングにもあったのかもしれません。さらさらしていて、その実・・・・とてもボディー豊かに旨味を感じさせるタイプのタレですね。








<微妙にお酢と辣油を投入!中華風になり過ぎないところでズルズルいただく>


 さて・・・・この油がまた、濃ゆいのか、さらりとしているのかも、何とも表現がしにくい・・・。汁無しという分類の如く、タレがすべて麺に絡まっているような感じで、丼の底にタレが溜るようなそぶりがほとんどありません。なので、最後の食べ尽くしの後に、微妙に溜ったタレで視認するしかない。・・・・なるほど、微妙に黄色めいた清油だったのね・・・・。



 さてこの香ばしい甘さと程よい塩気のコラボがとても淡いので、食っていて実に嫌味がない。このあままフィニッシュでも良いと思えるのだが、やはり、お酢と辣油のトライアルは避けて通れんのよ・・・・。でも今のバランスを崩したくないので、ほんのりと抑えめにに投入。通常これだけでも、一気に「中華風」にニュアンスを変えてしまうところが、程よい香ばしい甘さがキープで、中華に偏りすぎない個性がキープされます。このバランス感がまたいいいね!これなら、酒と一緒にくってもWELCOME!













【麺:平打ち系で歯応えクッシリした感覚・・・好みのど真ん中なのでつい食いたくなる】


<茹でて、流水で〆て、温め直す・・・そんな淡いクッシリさ>


 実は、こういった汁無し系や、つけ麺では平打ち麺って結構好き。こちらもそのタイプです。やや捩れている感はあるけど、平打ちで切り口がオーバル傾向。パスタで言うフィットチーネと、リングイネの真ん中みたいな感覚か・・・。この麺が玉子の麺のプリプリ感をハードに効かせながらも、クッシリとした淡い感覚が丁度いい。


 気に入ったのは、茹で上げの後の仕上げに手を抜いていないところです。つけ麺でも、うどんでも・・・・いい店の「あつもり」って、一度茹で上がったあとに、すばやく冷水で洗うように粗熱をとって〆る。そして常温に戻ったところを、もう一度茹で釜に投入して温め直し、「あつもり」の温度感まで高めてから客に出す。


 締まりとプリプリ、モチモチ感が、筋が通っているというか、キレイに決まるというか、締まり感が余計にクッシリ度合いを高めますね。そして潰し込みの弾力感もやや中低反発感がありまして、なかなか最後まで気持ちよくすすれます。








<つるつるコーティング感があり滑りもナイス>


 つるつるしている光沢感が印象的ですし、油そばには最適ですね。流水で〆ているときに歯応えも締まるのでしょうが、表面の余計なぬるつきも取れるので、このタイプの汁なし系ならスベリを高めたいのも分かる気がします。ともあれ、一度流水で〆て温め直すというのは、しなやかなしなりを与えるだけでなく、表面のつるつる高速感もいい感じで処理されるのですね・・・。うどん屋でたまにみる技法ですが、油そばでもよくその良さがわかりますね。






【具:ここだけは質素な感じもするが・・・邪魔にならない程度感がスキかも】


<必要十分程度の控えめ鶏チャーシューに親近感>


 ま、見栄えが地味なのは具の色合いからなのでしょうが、あっさりさらさらっと食いたい私には、この程度でよいかもです。肉は鶏でして、薄口醤油の淡いカエシ感の中に、鶏肉の旨味が「あっさり」と行き渡っている。特別にビビっと来る訳ではないが、食っていて安心感はあるね。メンマはよくあるクニャリとした柔らかめで保水を感じる歯応え。ネギの小口切りがお約束の通り、端っこにやや多めに振りかけてある。








<平打ち中太麺と絡むモヤシのシャキシャキさ>


 もやしが麺とからんで歯応えを複雑にしたり、また汁がタレに滲んで、食い進めて全体をより円やかにさせますね・・・・。「根きり」もやしでないので見栄えが素朴ですが、風合いが抜けるよりはいいのかな・・・。ま、コスト的な問題もありましょうが。この程度感が私には等身大で親近感が湧きます。







 総じまして、「何故だか・・・妙に心に残る塩ダレ甘さが光る一杯」と個人的には思っている次第。迫力がないところがまた好きでして、比較的通いやすいこともあり、定番メニューでは、私はこれだけ食って満足するかもです。特にこの日は、徹夜明けでさらにぶっ通しだったため、早めに退社してどこかで発散!とも思ったけれど、やはり気軽で好みな一杯を体が求めていたし・・・・。なので詠います!




   徹夜明け
   早めに解放
   宵の口



   疲労困憊
   近場で一杯




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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